コンサルティング / 稼ぐ戸建賃貸 事例
3階建 戸建賃貸
資金計画
本体価格非公開
諸経費
非公開
合計
非公開
収支計画
年間家賃非公開
表面利回り
非公開
- アバンテ24 3F

今回の計画地は神奈川県藤沢市。3線利用可の「藤沢」駅徒歩4分という人気路線沿線にあり、さらに江ノ島入口までは距離にして4Kmで、江ノ島の花火も見える立地です。
この土地はオーナー様が10年前に購入した平屋の住宅が建っておりましたが、今後のライフプランを考えて『後悔のない【終の棲家】にしたい』との思いから、自宅と『稼ぐ家』となる賃貸棟を含めた、今回の新築計画となりました。

江の島の花火が見える3階建の住宅
最初にオーナー様にお会いして、築10年しか経っていない平屋の自宅を取り壊す計画であると聞いて、正直『もったいない』と思いました。しかしオーナー様の今後のライフプランを考えた場合に、取り壊してでも得たいモノが明確でした。
今回の計画をする上で考えていたことは…。
1. 借金は背負いたくはないので、自己資金で対応できる予算の計画にしたい。
2. 愛犬と過ごせる快適な空間をつくりたい。
3. 江の島の花火が見たい。
4. 駐車場は1台必要。できれば2台欲しい。
5. 最小限の自宅スペース以外は賃貸住宅としたい。
実際にオーナー様が思い立って行動したところ、建設会社から何社も提案を受けたそうです。
しかしどれもがオーナー様にとって今後のライフプランを考えた場合の【終の棲家】に相応しいものはなく、どこか建設会社の利益の為の計画ばかり。悩んで弊社に相談に来られました。
実際に他社の計画は鉄筋コンクリート造や鉄骨造で、容積率一杯まで利用した共同住宅の一戸を、自宅とする計画ばかりでした。
ではオーナー様の要望を、どうすれば実現できるのか…。
一番の高い壁は予算でした。
とにかく予算内で、自宅と賃貸住宅を計画する。
しかも娘と形容する愛犬とも過ごす【終の棲家】であれば、戸建住宅にすべき。
そして江の島の花火を見る為には、南側を自宅にして3階建てにしなくては…。
おのずと計画の方向性が定まりました。

敷地を最大限に生かす為のアイデアの数々
北側の接道で間口が狭く、奥行が長い敷地。今回の計画地の間口は約6.5m、奥行が長いところで約20mです。 北側の道路は時間帯によっては交通量が多く、南側の敷地は隣地の庭になっており、将来は何か建築物が計画されるかもしれません。また東側は以前、住宅でしたが現在は月極め駐車場、西側は3階建ての住宅になっております。
そこでこの土地をどう生かすか?浮かんだのが、次の5つのアイデアでした。
- 「間口が狭いので2棟は計画できない…」という考えを捨てる。
→ 建蔽率60%、容積率200%の場所に、3階建てを2棟建築。
道路側の賃貸住宅は間口約3.6mでありながら、3階建にすることで専有面積22坪を確保した賃貸住宅を計画。 - 日照を考慮してLDKは2階に配置!
→ 1階は日照を確保するのに厳しい周辺環境の為、あえて2階にLDKを配置し、湘南の光と風を感じるくつろぎの空間をつくりました。 - 最大の苦労は採光計画。解決策はデザインに好影響!
→ 実は今回の計画で最大の苦労は東側の大きな窓では、建築基準法で必要な居室の採光が取れないことです。その為に道路側で採光をとり、構造的な壁量を確保する為に、露出したダブル筋違いを、デザインのアクセントにしました。 - サーファーを意識した工夫の数々!
→ 実はこのエリア、結構サーファーの方がお住まいとお聞きし、収納に困るサーフボードを収納する為に、3階に一畳半の納戸を配置。また外部には立水栓も設置。サーフボードの水洗いから洗車まで対応できます。 - 絶妙な配置計画で、駐車場は最大4台分確保!
→ 間口約6.5mの敷地でありながら、賃貸棟では単列で2台。自宅は来客用として利用する為に、縦列で2台を確保しました。









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所在地 | 神奈川県藤沢市 | 金利条件 | 非公開 |
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構造 | 木造/地上3階建 | 金融機関 |
非公開 |
敷地面積 | 145.42m2 | 設備等 |
追炊付ユニットバス |
延床面積 | 161.37m2 | ||
総戸数 | 2棟2戸 | ||
建築年月 | 平成25年12月 | ||
総予算 |
非公開 |
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表面利回り |
非公開 |

視覚効果で広く見せる!
視覚効果:敷地の奥行を生かし、狭く感じさせない!
外観は白をベース。賃貸住宅の玄関妻壁のベージュがアクセント
今回は余地のほとんどが駐車スペースとなる為、外構には極力お金をかけていません。
また道路から下がって建物を配置することで、圧迫感を感じさせない計画となっています。
湘南の青い空に白い外壁のコントラストが、サーファーズハウスの特徴です。
具体的には…
- 自宅・賃貸の外壁サイディング・玄関ドア・玄関ポーチは色を違ったものに変える事で、一見1棟に見える建物を、2つの居住空間として認識させています。
- 屋根を見せないキューブ型にすることで、3階建ての高さを抑えることに成功しています。
- シャッターや面格子等で防犯対策をしつつ、オープンなアプローチが開放感を与えております。間口が狭く奥行が広い敷地の特徴を生かしながら、開放的な視覚効果をもたらしました。





人生において、自宅は何度も建てられるものではありません。
人によっては一生に一度かも知れません。
後悔をしない為にも、その土地のポテンシャルを把握して、『稼ぐ家』となる戸建賃貸も計画する。
その思いが形となって、今回の3階建戸建【自宅+稼ぐ戸建賃貸】が、完成しました。