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競合しない「選ばれる戸建賃貸」The Fourth Stage

■資金計画

建築費
6,843万円
諸経費
812万円
総事業費
7,655万円

■収支計画

年間家賃
約709万円(約59万円×12ヶ月)
表面利回り
9.26%

企画秘話
今回の企画は4期目です。最初が8年前で3棟の戸建賃貸、そして4年前の第2期計画では5棟の戸建賃貸、そして2年前の第3期計画では2棟の戸建賃貸、そして今回の第4期計画では3棟の戸建賃貸を建築しました。今回の完成で合計13棟の戸建賃貸の街並みとなりました。

 

計敷地全体としては約1,500㎡もある大きな土地に、開発許可が適用されない500m2以下で段階を踏んで計画していますが、第4期計画では、オーナー様の母屋を解体して265m2弱(約80坪)の敷地に、魅力のある戸建賃貸3棟を建築しました。(薄黄色の範囲)

 

今回の計画地は隣接する既存の6棟とは一線を画すプランにしたいとのオーナー様の想いを反映させる必要がありました。限られた計画地で、変形地であり高さ制限も厳しい中で、テラスハウス案と戸建案の計3パターンを検討しました。

 

第3期の戸建賃貸は完成前に満室となりましたが、第4期ではそれらを更にバージョンアップして、且つ賃料を戸当たり2万円以上アップしたにも関わらず、完成前に満室となっています。

 

 

 

 

建物概要

 

各戸の専有面積は約70m2約21坪)、間取り3LDKです。駐車場を1台以上確保し、それぞれの日照や空間の広がりの仕掛けとなるロフトと勾配天井と高窓により、分譲住宅にも負けない仕様の「木造2階建て戸建賃貸住宅」です。

 

今回は新たにテレワークスペースを採用しました。3期と変わらない専有面積ながら効率的な場所に新たな試みのスペースを採用したことで、各戸の賃料を2万円アップで募集しました。

 

 

計画概要
所在地 神奈川県藤沢市弥勒寺 金利条件 非公開
構造

木造/地上2階建

金融機関

横浜銀行

敷地面積 264.89m2 設備等

追炊付ユニットバス
浴室乾燥機
ウォシュレットトイレ
システムキッチン
シャンプードレッサー
カラーTVインターフォン
防犯シャッター
ペア・防犯ガラス
マルチメディアコンセント
照明

延床面積 217.14m2
総戸数 3棟3戸
建築年月 2023年3月
総予算

約7,655万円
(設計・外構工事費込)

表面利回り

9.26%

 

物件コンセプト

 

今回の4期計画でもLDKの演出以外に、洋室は2枚引込み戸を採用して家族の成長に合わせてフレキシブル(自由)な使い方ができるようにしています。また免疫加工クロスも採用して入居者の健康も意識した物件になっています。

 

外観デザインは木目調と石目調のサイディングのツートンと屋根の色の組み合わせで、ブラック系、グリーン系を2期や3期の計画からの繋がりを踏まえて配色しています。駐車場も進入路の狭さを解消できるように、停めやすさを考えて車の軌跡を考えながら計画しています。

 

西側道路に隣接するH棟と北側道路に隣接するI棟も屋根は片流れですが、途中で勾配を変えている理由は斜線制限の影響ですが、そのままの勾配で計画してしまうと構造材や外壁等も増えて建築費も上がってしまうので、法令・コスト・デザイン面も踏まえた外観になっています。

 

 

コラム

 

今回の4期計画は2・3期計画でオーナー様にも満足頂き、早期満室となった経緯もあったので実家の母屋の解体に伴い、2期.3期の間取りや差別化案も含めて延長線上となる計画です。

 

新たな仕掛けとしてはテレワークスペースです。オーナー様も在宅でテレワークする機会が増えて差別化案として提案したところ採用に至りました。

 

広大地での全体的な計画なので再度4期以降の計画も踏まえて検討しました。現地で関係者とも共有し、ご納得頂いて上で計画を進めました。

 

今回の4期計画でも踏襲した2階のリビングの空間に施した演出とテレワークスペースを設けて、繁忙期の完成時期だったことから、3期と専有面積が変わらないにも関わらず各戸2万円の賃料アップに成功しました。

 

建築費高騰の時期でもあったので、月額6万円アップは事業収支を大きく改善することができました。今後の5期目に向けても更に自信を持った計画となりました。