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凄惨な事件から考える賃貸経営について

公開日: 2017年11月13日

先日の神奈川県座間市での凄惨な事件。

毎日のように新事実が発覚し、ニュースで
取り上げられているので、知らない方はいないと思います。

このニュースをネットで見ると、コメント欄にはさまざまな意見が
飛び交っており、物件の所有者である大家と住民、近隣住民が
気の毒との意見もありました。

確かに自分自身も賃貸経営をしている大家として考えると、
非常にいたたまれない気持ちです。

もし自分の所有物件で、こういった事件が起きたら・・・。

これは犯罪史に残るような事件なので、確率的には
非常に低いと思いますが、まずはこういった犯罪者を
入居させない方法を考えるのが、予防策として一番だと思います。

例えば、

・ 契約を急いでいる入居希望者には、きちんと理由を聞く。

・ 申し込み者本人であるか確認する。

・ 提出書類に問題ないか確認する。

・ 提出書類の日にちに不自然はところはないか確認する。

・ 保証会社の審査がおりたからといって安心しない。

など。

まだまだあると思いますが、実は、上記の項目について、
全て問題ないと判断したにも関わらず、
問題のある入居者が入居してしまった事例が実際にあります。

しかも、今回の事件のような
シングル系のロフト付アパートではなく、
閑静な場所に建つ戸建賃貸でした。

風貌が普通ではない人の出入りがひっきりなしに続き、
オーナー様は防犯カメラを設置して警察にも相談しましたが、
精神的にかなりまいっていました。

悪意のある入居申し込みで、保証会社の審査が通ったのが
不思議なくらい、問題の多い入居申し込み書類でした。

結局、様々な理由をつけて退去としましたが、
まさか戸建賃貸がターゲットになるとは思いもしませんでした。

その後、別の戸建賃貸でも明らかに怪しい入居申し込みがあり、
その際はオーナー様と相談してお断りしました。

それまで戸建賃貸は入居者の属性が良く、
長期の入居が見込めて管理がしやすい物件であるとのイメージ
がありましたが、残念ながら根本から崩されました。

賃貸経営する側と管理する側が、
きちんと入居審査について判断できることが重要です。

「戸建賃貸だから安心!」

という世の中ではないのが、最近の事例なのです。

そして、今回の事件から賃貸経営者として
学ぶことも多いにあると感じました。

入居者属性のリスクヘッジとして、戸建賃貸でも
悪意のある入居者が虎視眈々と狙っているということを
賃貸経営者は認識すべきだと思いました。

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皆様のお役に立てば幸いです。

岡 宏