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新紙幣の切り替えで、タンス預金が危ない!
公開日: 2023年04月28日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日、2024年に切り替えられる“新紙幣”の実物がメディアに初公開されました。
紙幣が刷新されるのは20年ぶりということですが、一万円札が福沢諭吉さんに変わったのは、もっと前の1984年のことなので、全体的にガラリと変わるのは約40年ぶりだと思います。
このニュースを見てお札が変わることを初めて知った方もいるかもしれませんが、実はこの新紙幣の切り替えは4年ほど前から決まっていました。
紙幣は、江戸時代には“藩札”といって藩の中で使われていたりしましたが、現在のお札のように流通するようになったのは明治時代からでした。
ところでこのお札、初めて発行されてから何度も切り替わってきましたが、なぜ新しく切り替える必要があるのか?今日はこれについてお話ししてみようと思います。
インフレとともにお札が切り替わる
そもそも、お札はインフレとともに切り替わることが一般的です。
日銀が初めて発行したお札は、明治18年に発行された1円札でした。
その後、5円札や10円札、50円札など、時代が進むにつれて発行されるお札の種類も増えていきました。
そして、戦後は急激に経済が発展してインフレになりました。
戦前と比較して、戦後昭和20年~30年ごろには、なんと約100倍のインフレになったのです。
そうなると、例えば100円の商品を買うためには、1円札100枚を束で持っていかなければなりません。
そこで、100円札を発行すれば1枚で済むようになるというわけです。
このように、インフレで物価が上がると、使い勝手のいいお札が発行されることになりますので、その後500円札ができ、1,000円札ができ、5,000円札ができて、昭和33年には1万円札ができたという流れになっています。
ハイパーインフレに対応するためにお札が切り替わる
他にも、お札が切り替わる理由があります。それは、ハイパーインフレの対応のためです。
例えば、ジンバブエというアフリカの国では、2008年にハイパーインフレになり、パン一斤が100兆ジンバブエドルになりました。
そうなると、ダンボールいっぱいにお札を詰めて、パン一斤を買いに行かなければならず、とても不便です。
そこで、100兆ジンバブエドルという紙幣が発行されたりしましたが、その後、通貨の切り下げを行いました。
新札を発行し、「今日から新札の1ジンバブエドルが、100兆ジンバブエドルと同じ価値になります」といった感じです。
このように、インフレ時に通貨の価値を下落させる目的で、新しい紙幣が発行されることもあります。
世界一借金がある日本で起こりうるかもしれないこと
さて、ここからは僕の完全な妄想です。
このジンバブエでの出来事は決して対岸の火事ではなく、日本においても同じようなことが残る可能性はあると思っています。
「この日本でそんなこと起こるはずないじゃないか」と言われるかもしれませんが、実は戦後の日本にはジンバブエと同じようなことが起こっていたのです。
戦後の日本は年1万%を超える超インフレに見舞われました。これを受けて、日本政府はインフレを抑えるために預金封鎖をして現金の流通を抑えようとしました。
その結果、銀行に人が殺到して取り付け騒ぎになったのです。
その後、新札を発行して通貨の価値を下落させ、極めつけは最大90%の財産税をかけて国の借金をチャラにしたわけです。
これが俗にいう、国がやる借金踏み倒しの3点セット“預金封鎖・デノミ・財産税”です。
当時の日本の国債発行規模はGDPの200%でしたが、実は今の国債発行残高は1000兆円を超えていて、対GDP比では戦後の200%をはるかに超える260%もあるのです。
戦後に預金封鎖・デノミ・財産税を行った時の大蔵大臣は渋沢敬三さんです。そして、敬三さんは今回1万円札に描かれる渋沢栄一さんの孫にあたります。
都市伝説と言われてしまうかもしれませんが、何だかきな臭い感じがするのは僕だけでしょうか・・・。
まぁ、財政破綻からの預金封鎖・デノミ・財産税の可能性は極めて低いとしても、僕は0.1%ぐらいは可能性があるのではないかなと感じています。
日銀が公表する新紙幣切り替えの理由
今回、新紙幣に切り替える理由を日銀が何と言っているかというと、偽札防止です。
前回お札が刷新された20年前と比較すると、印刷技術は格段に向上しています。
新紙幣にはホログラムが使用されており、角度を変えると栄一さんの顔が立体的に変化するという技術が使われているそうです。
また、お札を切り替えることによって、キャッシュディスペンサーを更新したり、自動販売機のセンサーを交換したりする必要があるため、それによって経済効果も見込まれます。
新紙幣の切り替えの本当の目的は?
ただ、僕は紙幣を切り替える真の目的は、タンス預金のあぶり出しだと思っています。
タンス預金というのは、資産家が相続税を逃れるために、どこかに現金を貯め込むことを言います。
このタンス預金をごっそり新札に交換しようとすると、税務署にバレる可能性があります。
ATMで入金するという選択肢もありますが、銀行から引き出して隠すためにタンス預金をしているのに、それでは本末転倒です。額が大きいと税務署に足がつく可能性もあります。
「ならば金(Gold)に変えておくか・・・」といっても、200万円以上の取引は国税に報告されてしまいますし、頻繁に金を買っていると、どこで足が付くか分からないという不安も残ります。
そうなると、「この際、タンス預金は全部使ってしまうか・・・」という考えになることもあるかもしれません。僕はこれが政府の本当の狙いだと思っています。
つまり、タンス預金をあぶり出して、消費に向かわせようということです。
ずっとタンスにしまっておいて、大量の旧紙幣を持っていても、それを使う時にバレる可能性もありますし、昔あったように、竹やぶに1億円を捨てるような人が出てくるかもしれません。
このような感じで、新紙幣への切り替えによって、タンス預金はますます使い勝手が悪くなってくるでしょう。
お金は貯め込むと腐ってしまいますので、楽しいことにどんどん使った方がいいと思います。
ぜひ意味のある使い方を考えてみてください。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日、2024年に切り替えられる“新紙幣”の実物がメディアに初公開されました。
紙幣が刷新されるのは20年ぶりということですが、一万円札が福沢諭吉さんに変わったのは、もっと前の1984年のことなので、全体的にガラリと変わるのは約40年ぶりだと思います。
このニュースを見てお札が変わることを初めて知った方もいるかもしれませんが、実はこの新紙幣の切り替えは4年ほど前から決まっていました。
紙幣は、江戸時代には“藩札”といって藩の中で使われていたりしましたが、現在のお札のように流通するようになったのは明治時代からでした。
ところでこのお札、初めて発行されてから何度も切り替わってきましたが、なぜ新しく切り替える必要があるのか?今日はこれについてお話ししてみようと思います。
インフレとともにお札が切り替わる
そもそも、お札はインフレとともに切り替わることが一般的です。日銀が初めて発行したお札は、明治18年に発行された1円札でした。
その後、5円札や10円札、50円札など、時代が進むにつれて発行されるお札の種類も増えていきました。
そして、戦後は急激に経済が発展してインフレになりました。
戦前と比較して、戦後昭和20年~30年ごろには、なんと約100倍のインフレになったのです。
そうなると、例えば100円の商品を買うためには、1円札100枚を束で持っていかなければなりません。
そこで、100円札を発行すれば1枚で済むようになるというわけです。
このように、インフレで物価が上がると、使い勝手のいいお札が発行されることになりますので、その後500円札ができ、1,000円札ができ、5,000円札ができて、昭和33年には1万円札ができたという流れになっています。
ハイパーインフレに対応するためにお札が切り替わる
他にも、お札が切り替わる理由があります。それは、ハイパーインフレの対応のためです。例えば、ジンバブエというアフリカの国では、2008年にハイパーインフレになり、パン一斤が100兆ジンバブエドルになりました。
そうなると、ダンボールいっぱいにお札を詰めて、パン一斤を買いに行かなければならず、とても不便です。
そこで、100兆ジンバブエドルという紙幣が発行されたりしましたが、その後、通貨の切り下げを行いました。
新札を発行し、「今日から新札の1ジンバブエドルが、100兆ジンバブエドルと同じ価値になります」といった感じです。
このように、インフレ時に通貨の価値を下落させる目的で、新しい紙幣が発行されることもあります。
世界一借金がある日本で起こりうるかもしれないこと
さて、ここからは僕の完全な妄想です。このジンバブエでの出来事は決して対岸の火事ではなく、日本においても同じようなことが残る可能性はあると思っています。
「この日本でそんなこと起こるはずないじゃないか」と言われるかもしれませんが、実は戦後の日本にはジンバブエと同じようなことが起こっていたのです。
戦後の日本は年1万%を超える超インフレに見舞われました。これを受けて、日本政府はインフレを抑えるために預金封鎖をして現金の流通を抑えようとしました。
その結果、銀行に人が殺到して取り付け騒ぎになったのです。
その後、新札を発行して通貨の価値を下落させ、極めつけは最大90%の財産税をかけて国の借金をチャラにしたわけです。
これが俗にいう、国がやる借金踏み倒しの3点セット“預金封鎖・デノミ・財産税”です。
当時の日本の国債発行規模はGDPの200%でしたが、実は今の国債発行残高は1000兆円を超えていて、対GDP比では戦後の200%をはるかに超える260%もあるのです。
戦後に預金封鎖・デノミ・財産税を行った時の大蔵大臣は渋沢敬三さんです。そして、敬三さんは今回1万円札に描かれる渋沢栄一さんの孫にあたります。
都市伝説と言われてしまうかもしれませんが、何だかきな臭い感じがするのは僕だけでしょうか・・・。
まぁ、財政破綻からの預金封鎖・デノミ・財産税の可能性は極めて低いとしても、僕は0.1%ぐらいは可能性があるのではないかなと感じています。
日銀が公表する新紙幣切り替えの理由
今回、新紙幣に切り替える理由を日銀が何と言っているかというと、偽札防止です。前回お札が刷新された20年前と比較すると、印刷技術は格段に向上しています。
新紙幣にはホログラムが使用されており、角度を変えると栄一さんの顔が立体的に変化するという技術が使われているそうです。
また、お札を切り替えることによって、キャッシュディスペンサーを更新したり、自動販売機のセンサーを交換したりする必要があるため、それによって経済効果も見込まれます。
新紙幣の切り替えの本当の目的は?
ただ、僕は紙幣を切り替える真の目的は、タンス預金のあぶり出しだと思っています。タンス預金というのは、資産家が相続税を逃れるために、どこかに現金を貯め込むことを言います。
このタンス預金をごっそり新札に交換しようとすると、税務署にバレる可能性があります。
ATMで入金するという選択肢もありますが、銀行から引き出して隠すためにタンス預金をしているのに、それでは本末転倒です。額が大きいと税務署に足がつく可能性もあります。
「ならば金(Gold)に変えておくか・・・」といっても、200万円以上の取引は国税に報告されてしまいますし、頻繁に金を買っていると、どこで足が付くか分からないという不安も残ります。
そうなると、「この際、タンス預金は全部使ってしまうか・・・」という考えになることもあるかもしれません。僕はこれが政府の本当の狙いだと思っています。
つまり、タンス預金をあぶり出して、消費に向かわせようということです。
ずっとタンスにしまっておいて、大量の旧紙幣を持っていても、それを使う時にバレる可能性もありますし、昔あったように、竹やぶに1億円を捨てるような人が出てくるかもしれません。
このような感じで、新紙幣への切り替えによって、タンス預金はますます使い勝手が悪くなってくるでしょう。
お金は貯め込むと腐ってしまいますので、楽しいことにどんどん使った方がいいと思います。
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