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勤続年数3年目からの堅実不動産投資

公開日: 2016年08月15日

先日、有名な不動産投資家さんにお会いする機会がありました。

有名になったことで、多くの投資家が相談に来るようになったそうですが、
アドバイスすることで、自身の成長にもつながっているとのことです。

しかし、有名人ならではの悩みというべきか、招かれざる人も訪れるようです。

もっとも困っているのは、一切貯金のない人が不動産投資をしたいと相談に来ることのようです。

初対面の人でも、厳しく「貯金に励みなさい!」と追い返したほうがいいのか、
やさしく「フルローン、オーバーローンという方法があるよ。」と伝えるか迷うそうです。

不動産投資におけるフルローンは、
自己資金を使わずに物件を購入することができる一方で、
たったひとつのトラブルで破綻の道へまっしぐらとなるリスクも持ち合わせています。

賃貸経営では、物件購入以外に、
「空室」「家賃の滞納」「設備が壊れる」
「広告料の上乗せを要求される」「退去時の室内がボロボロ」・・・
というようなトラブルが必ず発生します。

そのリスクヘッジが、貯金であり現金なのです。

自己資金のない不動産投資は、そんなに甘くないのです。

そうはいっても「不動産投資に挑戦したい!」ということもあるでしょう。

そんなときにおすすめなのは、住宅ローンをうまく利用する方法です。

住宅ローンは金利が低く、借入期間も35年と長いです。

また、勤続年数が3年以上あれば住宅ローンを組むことが可能なため、
若い人でも取り組むことができます。

そして、まずは中古戸建を購入することから始めます。

首都圏でも、500万円程度の戸建が見つかることもあります。

そこをシェア住居として、友人と一緒に住むのです。

この流れを取るだけで、毎月の家賃を稼ぎ出す大家さんになります。

例えば、この中古戸建を活用し

・ 一部屋ごとに貸し出すことができたら・・・

・ 部屋にベッドを2台置いたら・・・

・ 自動販売機を置いたら・・・

・ 敷地内駐車場を貸し出すことができたら・・・

どんどん収入が入ってくることになりますよね。

その収入は、住宅ローンの返済にあてて次の物件購入の担保に入れるもよし、
貯金して物件購入の自己資金にするもよし。

そうすれば、不動産投資の可能性を広げることになります。

不動産投資にはステージがあります。

いきなりRCから始めることも可能ですが、大きなリスクも伴います。

これから不動産投資を始めるのであれば、
今回ご紹介したようなリスクの少ない方法をおすすめします。

そこで積んだ経験は、一棟建物を買い進めるにあたり、必ず活きてきます。

そして自分に不動産投資があっているかも判断できます。

若くして大家を目指す人は、中古戸建という選択肢も考えてみてくださいね。

高橋 淳