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戸建なのに騒音問題!?解決の極意!

公開日: 2017年07月03日

当社で管理している戸建賃貸の入居者からクレームが入りました。

「隣の子供がうるさいからなんとかしてくれ」

この物件は敷地に戸建が3棟あり、
すべて戸建賃貸として管理しています。

「戸建なのにそんなにうるさいのかなぁ?」
と思いながら、ひとまず手紙で注意文を
送付することになりました。

3棟しかないので、注意文を受け取った入居者も
隣の入居者からのクレームと分かり、

「そんなにうるさくしているつもりはない!
私だって、隣の犬の鳴き声を我慢しているんだよ!」

と感情的に反論してきます。

お互いの主張を聞き、

「双方気をつかいながら生活しましょう」

ということで一旦は落ち着きました。

最初にクレームを言った入居者は子供がいない家庭
ということもあり、余計気になったのでしょう。

それからしばらく経って、そのクレームを言った入居者は
再契約を理由に退去することになりました。

これはクレームを受けた入居者自身に状況を
理解してもらう絶好のチャンスです。

早速クレームを受けた入居者に、

「実際どのくらい響いているのか確認してみませんか?」

と連絡し、現地で確認することになりました。

ご主人に隣の戸建に来てもらい、子供にいつも通りに動いてもらいます。

「ドドドドドッ!!」

元気盛りの5歳の男の子。

走る、飛ぶを大げさに、繰り返し行ないます。

音もうるさいのですが、何よりも振動がとても響きました。

ご主人は、

「こんなに響くものなのか」

と反省していたので、今後、多少は気をつけてくれることと思います。

騒音問題では、

1.騒音を出していることを知ってもらう
2.実際に音を聞いてもらう

この2つを理解してもらうことが、一番早く解決につながります。

集合住宅のように隣と壁がくっついていない
ところが戸建賃貸の良いところですが、
さすがに振動は離れていても伝わります。

戸建とはいえ、最低限の入居マナーは守っていただくようルール
作りをすることが、より良い環境づくりのために必要です。

鹿股 恭平