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築古戸建の再生の可能性とポイント

公開日: 2015年07月21日

いつもは新築の戸建賃貸に関するレポートが多いので、
今回は中古の戸建賃貸について取り上げたいと思います。

昨今、不動産価格が上がり、収益物件の
利回りがどんどん下がる傾向にあります。

それでも取引件数が多くなっているのは、
このチャンスで売りたがっている人が多い
という実情を表しています。

当社代表の浦田は昨年より、これからは土地を購入して
新築を建てるか、ボロ物件の戸建を現金で買って再生するかの
2パターンがトレンドになるのではないかと話しておりました。

また、先日まで「土地購入からの新築投資法セミナーDVD
キャンペーン」を実施しましたが、やはり新築に興味がある方が
多いようで、お陰様で多くの方にご購入頂きました。

ローンの金利や融資期間が有利で、当面の修繕費も
かからない新築投資も捨てがたいのですが、中古の
戸建賃貸の現在の状況はどうなっているのでしょうか?

今月4日(土)に大阪で開催されたJ-REC全国事例
研究会では、築古戸建の再生プロジェクトの発表が
大変好評だったようです。

参加していたスタッフは、具体的な事例のビフォー
アフターの写真、実際の費用や事業収支を見て、
自分もやってみたいと興奮を隠せないようでした。

でもその事例は大阪でしたので、関東の一都三県ではそんなに安く
築古戸建は買えないだろうと、レインズで500万円以下で売りに
出ている物件を検索してみました。(7/9時点)

・東京23区内 4件 最低売却価格450万円
・東京都全体 7件 最低売却価格230万円(23区と重複あり)
・埼玉県 139件 最低売却価格200万円
・千葉県 229件 最低売却価格220万円
・神奈川県 30件 最低売却価格200万円

どうですか?

思ったより多くのお宝?物件があることがわかりますね。

といっても、マイソク(募集図面)を見ると、再建築不可
(主に接道)や、借地の物件が多く、築年数も一番古い
のは昭和26年で、築年数不詳の物件もかなり多いです。

そういったリスクを加味して、購入後に再生できるか
どうかがポイントになってきます。

ちなみに私は、ビジネス誌BIG tomorrowで「買っては
いけない不動産投資」というテーマで取材を受け、
その記事が8月号に掲載されました。

その中で「マイソクを見れば物件の価値が分かる!」と
解説しているので、興味のある方はご覧ください。

大阪の事例では、家賃4〜5万の想定で、リフォーム費用を
計上しても利回り10%以上を余裕でクリアしていました。

これだけ聞くと、多分皆さん非常に興味が湧くと思います。

物件の見極めが非常に重要ですが、興味のある方は
築古の戸建賃貸を検討してみるのも良いと思います。

今回の「稼ぐ戸建賃貸」レポートが、
皆様のお役に立てば幸いです。

岡 宏