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最低敷地面積は、ご存じですか?

公開日: 2014年03月17日

今回は、最低敷地面積についてお話しします。

「敷地面積の制限」は、1つの広い敷地を複数に
分割してしまうようなミニ開発を防止し、良好な
住環境を保存するために設けられた制度です。

都市計画で「敷地面積の制限」が規定された場合、
その都市計画が定められた区域内では、建築物を建築する敷地は、
最低限度以上の面積でなければならないことになっています。

なぜ、このようなお話しをするのかというと、
下記のような案件があったためです。

先日、戸建賃貸についての相談があり、
戸建賃貸を建築したいとの要望がありました。

しかし、この土地を調べてみると、
なんと最低敷地面積が150平米以上だったのです。

すでに、オーナー様の頭の中では、

「小さく区画を区切って、戸建賃貸を複数棟建築したい」

と構想を練っておられましたが、計画は一から見直しとなりました。

150平米の敷地に戸建賃貸を1棟だけ建築しても、
事業としては成り立ちにくく、仮に大きな建物を建築しても、
高額家賃は見込めない地域だったのです。

計画を進めてしまう前に、十分な調査をしなければ
ならないということを痛感した一件でした。

本日は、最低敷地面積についてお話ししました。

追伸:

このように最低敷地面積が厳しい地域では、
デュープレックスをお勧めします。

デュープレックスとは、2〜3戸1棟の建物のことで、
このように最低敷地面積が厳しい地域では有効です。