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老後2,000万円問題は老後4,000万円問題になる。たとえ4,000万円あっても質素な暮らしです
公開日: 2024年05月15日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
昨日、Twitterを見ていたら、いわゆる「老後2,000万円問題」がトレンドに上がっていたので、今日はそのことについてお話ししようと思います。
この「老後2,000万円問題」、5年くらい前に話題になりましたよね。豊かな老後を過ごすためには2,000万円が必要だというお話でした。
ところが、昨日のTwitterの記事によると、実は物価上昇率を考えると、20年後には2,000万円ではなく、4,000万円ないと豊かな老後が実現できない可能性がある・・・ということでした。
実際、ここ数年の物価上昇率はどうなっているかというと、前年同期比で平均3.5%くらい上昇しています。
このまま3.5%の物価上昇率が続いていくとすれば、物価が2倍になるのにどれくらいの年数がかかるのでしょうか。
これは「72の法則」という有名な法則で計算することができます。
この法則は、「72」を年のインフレ率や金利で割ると、元の資産や物価が何年で2倍になるかがわかるのです。
この法則に当てはめて計算してみると、【72÷3.5=約20.5年】となります。
つまり、20年後には老後2,000万円ではなく、4,000万円ないと今と同等の暮らしはできないということです。
老後4,000万円でも足りないと思う理由
そもそも2,000万円問題というのは、金融庁が老後資金の試算をしたところ、60歳以降に年金をもらっても2,000万円足りないという結果が出たという話です。
年金をもらっても、全然足りないということが5年前に浮き彫りになったわけです。
しかし、僕はそもそも60歳の時点で2,000万円あったとしても、全く足りないと思っています。先ほどお話しした物価上昇を考慮すれば、4,000万円足りないということになります。
例えば、60歳の時点で4,000万円の資産を持っていたとしましょう。
そして、60歳から月15万円の年金をもらい、足りない分を4,000万円から月20万円ずつ取り崩し、残っている資産を年利5%で運用したとすると、94歳の時点で資産はほぼゼロになります。
老後4,000万円あっても質素な暮らしになる
ここでポイントになるのは、60歳で完全にリタイアすると、年金15万円と資産の取り崩し20万円で月35万円しか使えないということです。
持ち家があれば月35万円でも十分かもしれませんが、国内外の旅行や外食を頻繁に楽しむことは難しいでしょう。
しかも、年利5%で運用できないとこの計画は実現できません。
また、この月35万円というのは物価上昇率を考慮していません。
今のように前年同期比で3.5%の物価上昇が続くと、20年後には物価が2倍になるため、20年後には「35万円」の価値は半分の「17.5万円」になってしまうということです。
ですので、老後2,000万円問題は何も20年後の話ではなく、すでに4,000万円問題になっていると僕は思うわけです。
では、この問題をどう解決すればいいのでしょうか。
もちろん、本業の収入を増やせるのが一番良いのですが、給料が多少上がっても、物価の上昇が尋常ではないので実質賃金は下がっています。
そこでどうすればいいかというと、投資をするしかないのです。投資を一つの「仕事」と捉え、真剣に取り組んでいかないといけません。
どのくらいのペースで投資すべきか
では、どれくらい投資をしていかなければいけないのでしょうか。
当然、物価上昇率と同じパーセンテージで増やしても実質的な購買力は増えません。最低でも物価上昇率の2倍から3倍は増やす必要があります。
72の法則によると、年利10%で増やしていければ7.2年で資産が倍になります。
株でも不動産でも、とにかく常に勉強し、実践していかないと大変なことになります。
預金だけではお金持ちには絶対になれません。ぜひこれを機に投資を始めてみてください。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
昨日、Twitterを見ていたら、いわゆる「老後2,000万円問題」がトレンドに上がっていたので、今日はそのことについてお話ししようと思います。
この「老後2,000万円問題」、5年くらい前に話題になりましたよね。豊かな老後を過ごすためには2,000万円が必要だというお話でした。
ところが、昨日のTwitterの記事によると、実は物価上昇率を考えると、20年後には2,000万円ではなく、4,000万円ないと豊かな老後が実現できない可能性がある・・・ということでした。
実際、ここ数年の物価上昇率はどうなっているかというと、前年同期比で平均3.5%くらい上昇しています。
このまま3.5%の物価上昇率が続いていくとすれば、物価が2倍になるのにどれくらいの年数がかかるのでしょうか。
これは「72の法則」という有名な法則で計算することができます。
この法則は、「72」を年のインフレ率や金利で割ると、元の資産や物価が何年で2倍になるかがわかるのです。
この法則に当てはめて計算してみると、【72÷3.5=約20.5年】となります。
つまり、20年後には老後2,000万円ではなく、4,000万円ないと今と同等の暮らしはできないということです。
老後4,000万円でも足りないと思う理由
そもそも2,000万円問題というのは、金融庁が老後資金の試算をしたところ、60歳以降に年金をもらっても2,000万円足りないという結果が出たという話です。年金をもらっても、全然足りないということが5年前に浮き彫りになったわけです。
しかし、僕はそもそも60歳の時点で2,000万円あったとしても、全く足りないと思っています。先ほどお話しした物価上昇を考慮すれば、4,000万円足りないということになります。
例えば、60歳の時点で4,000万円の資産を持っていたとしましょう。
そして、60歳から月15万円の年金をもらい、足りない分を4,000万円から月20万円ずつ取り崩し、残っている資産を年利5%で運用したとすると、94歳の時点で資産はほぼゼロになります。
老後4,000万円あっても質素な暮らしになる
ここでポイントになるのは、60歳で完全にリタイアすると、年金15万円と資産の取り崩し20万円で月35万円しか使えないということです。持ち家があれば月35万円でも十分かもしれませんが、国内外の旅行や外食を頻繁に楽しむことは難しいでしょう。
しかも、年利5%で運用できないとこの計画は実現できません。
また、この月35万円というのは物価上昇率を考慮していません。
今のように前年同期比で3.5%の物価上昇が続くと、20年後には物価が2倍になるため、20年後には「35万円」の価値は半分の「17.5万円」になってしまうということです。
ですので、老後2,000万円問題は何も20年後の話ではなく、すでに4,000万円問題になっていると僕は思うわけです。
では、この問題をどう解決すればいいのでしょうか。
もちろん、本業の収入を増やせるのが一番良いのですが、給料が多少上がっても、物価の上昇が尋常ではないので実質賃金は下がっています。
そこでどうすればいいかというと、投資をするしかないのです。投資を一つの「仕事」と捉え、真剣に取り組んでいかないといけません。
どのくらいのペースで投資すべきか
では、どれくらい投資をしていかなければいけないのでしょうか。当然、物価上昇率と同じパーセンテージで増やしても実質的な購買力は増えません。最低でも物価上昇率の2倍から3倍は増やす必要があります。
72の法則によると、年利10%で増やしていければ7.2年で資産が倍になります。
株でも不動産でも、とにかく常に勉強し、実践していかないと大変なことになります。
預金だけではお金持ちには絶対になれません。ぜひこれを機に投資を始めてみてください。
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