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不動産投資をするときのエリアの絞り込み方

公開日: 2024年06月07日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は、「不動産投資をするときのエリアの絞り込み方」と題して、

・不動産投資初心者におすすめのエリア
・各地域の人口増減率の調べ方
・最新の人口増減ランキング

について解説します。

ぜひ最後までご覧ください!
   

初心者は自宅近くで投資を始めるべし

不動産投資を始めたいと思った時に、多くの初心者はまず、エリア選びで悩むと思います。

・家から半径1時間以内にすべき?
・関東であれば、国道16号線の内側で探すべき?
・利回りがよければ、どんなに遠隔地でも良い?

などなど。

よく僕のところにも、「どのようにエリアを選んだら良いですか?」という問いが寄せられます。

そんな時、僕は毎回、

「初心者であれば、まずは自宅から1時間以内で訪問できるエリアで探すのが良いでしょう」

とお伝えしています。

(もちろん、上級者であれば遠隔地でもOKです。もっとも、上級者のみなさんはこういった質問をしてきませんが。)

では、初心者が不動産投資を始めるなら、なぜ自宅から1時間以内のエリアが良いのでしょうか?

それは、物件が自宅の近くであれば、何かあった時に自分でも対処ができるからです。自宅近くであれば自主管理も可能ですし、簡単なDIYも可能です。

まずは自宅に近い物件で管理ノウハウを身につけておくことで、将来、遠隔地の物件を購入した際の管理会社の探し方や、管理会社とどう付き合うべきか等のノウハウを体得しておくこともできます。

そのため、初心者にはまず自宅付近のエリアをおすすめしています。


 

人口増減率でエリアを絞り込むべし

さて、今日の本題にまいりましょう。

自宅近くに限らず、不動産投資を行う際にどうやってエリアを選ぶのがいいのでしょうか。

不動産投資というのは賃貸需要がなければ成り立ちません。

不動産投資の成否は、家を借りたい人(潜在顧客)がそのエリアにどれくらいいるのか?で決まります。

もちろん、不動産実務検定のノウハウがあれば、どんなエリアの物件であっても投資を成立させることは可能です。

ただ、人口が減っていくエリアで、あえて玄人向けの投資物件を探すよりも、人口が増えていくエリアで勝負をした方が有利であることは間違いありません。

では、人口が増えていくエリアはどのように調べたら良いのでしょうか。


 

地域別の人口推計データを確認せよ


実は、「国立社会保障・人口問題研究所」という機関が、地域別・市町村別の将来推計人口を毎年発表しています。

最近も直近の2023年の推計データが発表されました。

このデータによれば、2050年には、なんと全国95%の市町村で人口が減るとのことです。逆に考えれば、全国で5%の市町村でしか人口が増えないということですね。

人口が増加しているエリアがどこかはみなさんも気になるところだと思いますので、見ていきましょう。


 

2023年のランキングを発表


2020年を100とした場合に、2050年では何%人口が増えるのか、楽待さんが表にしてくださっています。

(参考:全国95%の市区町村で人口減少!? エリア別「2050年人口増減率ランキング」を大公開)


ここではトップ5を紹介しましょう。

・第1位、東京都中央区 24.7%増

これは、明らかに晴海フラッグの影響が大きいと思います。最近移り住んだファミリーから子供が生まれ、人口がさらに増える推測なのではないでしょうか。

・第2位 千葉県流山市 20.9%増

流山市は、つくばエクスプレスの開通(2005年)を契機に、市が移住者を呼び込むため全国に先駆けて「マーケティング課」を作ったことで有名です。

子育て支援策を充実させたマーケティング施策が功を奏し、子育て世帯が増加しています。

・第3位 東京都港区 20.0%増
・第4位 東京都千代田区 19.7%増
・第5位 千葉県印西市 16.8%増

都心のエリアが連なる中で、なんとトップ5に割って入ったのが印西市です。

成田空港が近いので、物流拠点やデータセンターを誘致し、増加した税収を子育て世帯に分配するという施策を取っているんですよね。

第6位以降は、添付の画像をご参照ください。意外な市町村も入ってきていると思います。

こうした地域を事前に調べて、「なぜこの自治体は人口が増えているのか?」を分析すれば、物件探しのヒントになると思います。


 

“人口が増えている”というだけで投資を判断すべきではない

ただし、人口が増えているというだけで投資を判断するのは要注意です。

大事なのは、「増加している人口は、どのような世帯構成なのか?」まで見ることです。

例えば、流山市では子育て世帯(ファミリー層)が増えています。

そういったエリアでワンルームマンションを買っても、入居づけが難しいのは想像に難くありません。

一方で印西市では、データセンターで働く人も増加しているでしょうから、単身者の需要もありそうですよね。

このように、人口推計と世帯構成をチェックした上で、物件探しをするエリア、物件の種類を決めましょう。そうすれば、より確実な不動産投資が実現できるはずです。


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