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滞納家賃の回収率を高める方法。滞納が犯罪にならない理由
公開日: 2024年10月21日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は「家賃滞納の解決方法」についてお話ししたいと思います。
最近の賃貸物件は、滞納保証への加入を必須とすることが多いので、大家さんが直接「家賃の回収ができなくて困っている」という話はあまり聞かなくなってきました。
しかし、例えばオーナーチェンジで物件を買ったら入居者が滞納保証に入っていなかった・・・というケースもあったりするので、家賃を滞納されて困ってらっしゃる不動産投資家は未だにいると思います。
今回はそんな大家さんのために、家賃の回収率を高める、とっておきの方法をお教えします。
本記事をご覧いただければ、
・滞納家賃の回収率を高める方法
・家賃の滞納が犯罪にならない理由
・滞納家賃を督促する上で気をつけるべきこと
が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください!
家賃滞納は食い逃げと同じ
本題に入る前に、少し話は逸れますが、家賃の滞納は食い逃げと同じ“犯罪”だと僕は思っています。
しかし、食い逃げの場合は、店員さんに追いかけられて、警察が来ればすぐにつかまるのに、家賃は滞納してもお巡りさんは来ないし、逮捕されるようなこともありません。
逮捕されないまでも、ご飯を食べてお金が払えなければすぐに店から追い出されますが、家賃を滞納してもすぐにアパートを追い出されたりしません。
これって不思議ですよね。
なぜ家賃滞納は食い逃げのように逮捕されないのでしょうか?
それは、家賃滞納と食い逃げは法的な扱いが全く違うからです。
家賃滞納は民事だから警察は介入できない
どういうことかというと、家賃を払わないことは「賃貸借契約」上の「契約不履行」という扱いになります。
つまり、これは民事上の問題であって刑法上の犯罪として扱われないんですよね。
なので、家賃滞納は契約不履行を理由に裁判で判決を取ってからしか、強制退去や滞納家賃の差し押さえ等ができないというわけです。
一方、食い逃げは最初から払う意思がなかったということで「詐欺罪」にあたります。
詐欺罪は刑法に基づく犯罪なので、食い逃げをしたらすぐに逮捕されるわけです。
滞納家賃を解決する方法
繰り返しになりますが、家賃の滞納は警察が介入できないので、裁判で判決を取るか地道に督促をする以外に方法がありません。
しかし、その督促のプロセスの中で、
・早朝、深夜に訪問する
・入居者がいない間に無断で鍵を変えてしまう
・勝手に家の中に入って家財を片付けてしまう
これらの行為をしてしまうと、逆に入居者から訴えられてしまう可能性が出てきます。
では大家側はどうしたらいいのでしょうか?
僕もこれまで色々な対策を取ってきましたが、その中でも効果があった方法をお教えします。
その方法はズバリ、「貼り紙を貼ること」です。
ウラケン流、滞納家賃の回収方法
これは僕が昔やった方法ですが、赤い紙に、
・「●●月~●●月の家賃を●●円滞納していますよ」
・「遅延損害金もこれだけありますよ」
・「早く滞納分の家賃を払わないと裁判して追い出されますよ」
このような内容を書きます。
そして中身が見えないように2つ折りにして、「至急ご連絡ください」と書きます。
その紙を、ドアと壁にまたがるような形で貼っておきます。
こうすることで、ドアが開くと剥がれますから、剥がれていたら入居者が帰ってきているということです。
この方法をすると、結構な確率で相手から連絡が来て、家賃の回収に繋がるケースが多かったんですよね。
もちろん、これだけで全ての滞納が解決するわけではありませんが、結構効果がありました。
ただし、注意しないといけないのは、その入居者が滞納をしている事実やプライベートな内容が第三者に見えるようになっていると、プライバシーの侵害になってしまうという点です。
しかし、内容が分からない状態で、表紙に「至急ご連絡ください」と書いておくのは全く問題ありません。
文京区の取り組みが参考になる
例えば、以前ネットニュースで見たのですが、東京都の文京区では国民年金を滞納した人に送る封筒が赤いそうなんですね。
フチの部分が赤と白の縞模様になっていて、真ん中は赤くて「至急EMERGENCY」と白文字で書かれた封筒が、滞納した人に送られるそうです。
こんな封筒が役所から届いたらちょっと不気味ですし、すぐに開封してしまいますね。
それが功を奏したようで、文京区は国民年金の収納率がトップクラスなんだそうです。
これはめちゃくちゃうまい方法だと思います。
この文京区の封筒は、デザイナーではなく職員さんが考えているそうです。
滞納されて困っている人は、このように封筒や紙の色を工夫してみるのも効果的だと思います。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は「家賃滞納の解決方法」についてお話ししたいと思います。
最近の賃貸物件は、滞納保証への加入を必須とすることが多いので、大家さんが直接「家賃の回収ができなくて困っている」という話はあまり聞かなくなってきました。
しかし、例えばオーナーチェンジで物件を買ったら入居者が滞納保証に入っていなかった・・・というケースもあったりするので、家賃を滞納されて困ってらっしゃる不動産投資家は未だにいると思います。
今回はそんな大家さんのために、家賃の回収率を高める、とっておきの方法をお教えします。
本記事をご覧いただければ、
・滞納家賃の回収率を高める方法
・家賃の滞納が犯罪にならない理由
・滞納家賃を督促する上で気をつけるべきこと
が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください!
家賃滞納は食い逃げと同じ
本題に入る前に、少し話は逸れますが、家賃の滞納は食い逃げと同じ“犯罪”だと僕は思っています。しかし、食い逃げの場合は、店員さんに追いかけられて、警察が来ればすぐにつかまるのに、家賃は滞納してもお巡りさんは来ないし、逮捕されるようなこともありません。
逮捕されないまでも、ご飯を食べてお金が払えなければすぐに店から追い出されますが、家賃を滞納してもすぐにアパートを追い出されたりしません。
これって不思議ですよね。
なぜ家賃滞納は食い逃げのように逮捕されないのでしょうか?
それは、家賃滞納と食い逃げは法的な扱いが全く違うからです。
家賃滞納は民事だから警察は介入できない
どういうことかというと、家賃を払わないことは「賃貸借契約」上の「契約不履行」という扱いになります。つまり、これは民事上の問題であって刑法上の犯罪として扱われないんですよね。
なので、家賃滞納は契約不履行を理由に裁判で判決を取ってからしか、強制退去や滞納家賃の差し押さえ等ができないというわけです。
一方、食い逃げは最初から払う意思がなかったということで「詐欺罪」にあたります。
詐欺罪は刑法に基づく犯罪なので、食い逃げをしたらすぐに逮捕されるわけです。
滞納家賃を解決する方法
繰り返しになりますが、家賃の滞納は警察が介入できないので、裁判で判決を取るか地道に督促をする以外に方法がありません。しかし、その督促のプロセスの中で、
・早朝、深夜に訪問する
・入居者がいない間に無断で鍵を変えてしまう
・勝手に家の中に入って家財を片付けてしまう
これらの行為をしてしまうと、逆に入居者から訴えられてしまう可能性が出てきます。
では大家側はどうしたらいいのでしょうか?
僕もこれまで色々な対策を取ってきましたが、その中でも効果があった方法をお教えします。
その方法はズバリ、「貼り紙を貼ること」です。
ウラケン流、滞納家賃の回収方法
これは僕が昔やった方法ですが、赤い紙に、
・「●●月~●●月の家賃を●●円滞納していますよ」
・「遅延損害金もこれだけありますよ」
・「早く滞納分の家賃を払わないと裁判して追い出されますよ」
このような内容を書きます。
そして中身が見えないように2つ折りにして、「至急ご連絡ください」と書きます。
その紙を、ドアと壁にまたがるような形で貼っておきます。
こうすることで、ドアが開くと剥がれますから、剥がれていたら入居者が帰ってきているということです。
この方法をすると、結構な確率で相手から連絡が来て、家賃の回収に繋がるケースが多かったんですよね。
もちろん、これだけで全ての滞納が解決するわけではありませんが、結構効果がありました。
ただし、注意しないといけないのは、その入居者が滞納をしている事実やプライベートな内容が第三者に見えるようになっていると、プライバシーの侵害になってしまうという点です。
しかし、内容が分からない状態で、表紙に「至急ご連絡ください」と書いておくのは全く問題ありません。
文京区の取り組みが参考になる
例えば、以前ネットニュースで見たのですが、東京都の文京区では国民年金を滞納した人に送る封筒が赤いそうなんですね。フチの部分が赤と白の縞模様になっていて、真ん中は赤くて「至急EMERGENCY」と白文字で書かれた封筒が、滞納した人に送られるそうです。
こんな封筒が役所から届いたらちょっと不気味ですし、すぐに開封してしまいますね。
それが功を奏したようで、文京区は国民年金の収納率がトップクラスなんだそうです。
これはめちゃくちゃうまい方法だと思います。
この文京区の封筒は、デザイナーではなく職員さんが考えているそうです。
滞納されて困っている人は、このように封筒や紙の色を工夫してみるのも効果的だと思います。
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