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1ドル=170円時代は来るのか?
公開日: 2026年07月07日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「170円時代は本当に来るのか?」というテーマでお話ししたいと思います。
先日、久しぶりにマレーシアで車にガソリンを入れたのですが、なんとレギュラーガソリンが1リットル160円でした。
日本とほぼ同じ値段です。
僕がマレーシアに移住した12年前は、1リットル60円くらいでしたから、この12年でインフレと円安のダブルパンチにより、体感2.5倍になったことになります。
「円の購買力が落ちる」というのは、まさにこういうことなんですね。
5月に書いた通りになってしまいました
今年の5月、僕はこのブログで「為替介入は焼け石に水」という記事を書きました。
GWの為替介入で、一時155円台まで円高に振れましたが、円安の構造そのものが変わっていない以上、また157円、158円、160円へと戻っていく可能性が高い、とお話ししました。
その後どうなったかというと、6月末には一時162円台をつけ、これは1986年12月以来、約39年半ぶりの円安水準でした。
そして市場では今、「年末には1ドル170円」というシナリオまで語られ始めています。
そこで今日は、170円時代が本当に来るのか、僕の見立てをお話ししたいと思います。
この2ヶ月で円安の材料がさらに2つ増えた
前回の記事では、円安が止まらない構造的な要因として、日米の金利差、貿易赤字、デジタル赤字のお話をしました。
この構造は今も何ひとつ変わっていません。
それどころか、この2ヶ月で円安の材料がさらに2つ増えてしまいました。
一つ目は、日本の財政拡張路線が鮮明になったことです。
6月末に政府が示した「骨太の方針2026」の原案では、これまで財政運営の中心目標だったプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化が、事実上格下げされました。
さらに「強い経済実現に向けて適切な金融政策運営」という文言まで盛り込まれたため、市場はこれを「政府による日銀への利上げけん制だ」と受け止め、追加利上げの観測が後退しています。
当然のことながら、お金をどんどん使う国の通貨は売られやすくなります。
二つ目は、日米の金利差が縮まりそうにないことです。
アメリカはインフレが再燃する懸念から、簡単には利下げできない状況が続いています。
一方の日本は、上で述べた通り利上げがけん制されている。
つまり、日米の金利差は縮まるどころか、むしろ拡大しかねない様相なのです。
こうなると、世界のマネーはやはり円よりドルを選びます。
僕の見立ては「164~165円までは行く」
では、1ドル=170円は本当に来るのでしょうか。
結論を言うと、僕は164~165円くらいまでは行くと見ています。
このあたりは政府・日銀の介入警戒ラインでもあるので、いったんは攻防になるでしょう。
170円まで行くかどうかは、正直わかりません。
ただ、大事なのはここからです。
170円に「行くか行かないか」を当てることには、ほとんど意味がありません。
それよりも、近い将来170円台になっても困らないように、今のうちに資産保全をしておくことの方がよほど重要です。
前回の為替介入で見た通り、国が円の価値を守ってくれると期待してはいけません。
自分の資産は、自分で守るしかないのです。
「老後は物価の安いアジアで」はもう幻想です
そしてもう一つ、マレーシアに住んでいる僕だからこそお伝えしたいことがあります。
それは、「東南アジアは日本より安い」という常識が、すでに崩れつつあるということです。
冒頭のガソリンの話だけではありません。
今のマレーシアの生活コストは、外食も家賃も、体感では日本と同じくらいになっています。
昔のような「日本の3分の1で暮らせる」という感覚は、もうありません。
さらに、ビザの取得要件も年々厳しくなっています。
つまり、「日本の年金が心もとなくても、老後は物価の安いアジアで暮らせばいい」というプランBは、ある程度の資産がないともう成立しないのです。
昔のように「東南アジアは日本より下」という感覚でいると、大変なことになります。
これ、意外と気づいていない方が多い印象です。
円建ての資産しか持っていない人は、円の購買力低下と、逃げ先だったはずのアジアの物価上昇という、二重の意味でリスクを抱えていることになります。
170円台を前提に、資産を点検しよう
円安は他人事ではありません。
円だけで資産を持っている方は、外貨建て資産や、インフレに強い現物資産への分散を考えるタイミングです。
何より大事なのは、早く始めること。「170円になってから」では遅いのです。
170円台を前提に、ご自身の資産ポートフォリオを一度点検してみることをおすすめします。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「170円時代は本当に来るのか?」というテーマでお話ししたいと思います。
先日、久しぶりにマレーシアで車にガソリンを入れたのですが、なんとレギュラーガソリンが1リットル160円でした。
日本とほぼ同じ値段です。
僕がマレーシアに移住した12年前は、1リットル60円くらいでしたから、この12年でインフレと円安のダブルパンチにより、体感2.5倍になったことになります。
「円の購買力が落ちる」というのは、まさにこういうことなんですね。
5月に書いた通りになってしまいました
今年の5月、僕はこのブログで「為替介入は焼け石に水」という記事を書きました。GWの為替介入で、一時155円台まで円高に振れましたが、円安の構造そのものが変わっていない以上、また157円、158円、160円へと戻っていく可能性が高い、とお話ししました。
その後どうなったかというと、6月末には一時162円台をつけ、これは1986年12月以来、約39年半ぶりの円安水準でした。
そして市場では今、「年末には1ドル170円」というシナリオまで語られ始めています。
そこで今日は、170円時代が本当に来るのか、僕の見立てをお話ししたいと思います。
この2ヶ月で円安の材料がさらに2つ増えた
前回の記事では、円安が止まらない構造的な要因として、日米の金利差、貿易赤字、デジタル赤字のお話をしました。この構造は今も何ひとつ変わっていません。
それどころか、この2ヶ月で円安の材料がさらに2つ増えてしまいました。
一つ目は、日本の財政拡張路線が鮮明になったことです。
6月末に政府が示した「骨太の方針2026」の原案では、これまで財政運営の中心目標だったプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化が、事実上格下げされました。
さらに「強い経済実現に向けて適切な金融政策運営」という文言まで盛り込まれたため、市場はこれを「政府による日銀への利上げけん制だ」と受け止め、追加利上げの観測が後退しています。
当然のことながら、お金をどんどん使う国の通貨は売られやすくなります。
二つ目は、日米の金利差が縮まりそうにないことです。
アメリカはインフレが再燃する懸念から、簡単には利下げできない状況が続いています。
一方の日本は、上で述べた通り利上げがけん制されている。
つまり、日米の金利差は縮まるどころか、むしろ拡大しかねない様相なのです。
こうなると、世界のマネーはやはり円よりドルを選びます。
僕の見立ては「164~165円までは行く」
では、1ドル=170円は本当に来るのでしょうか。結論を言うと、僕は164~165円くらいまでは行くと見ています。
このあたりは政府・日銀の介入警戒ラインでもあるので、いったんは攻防になるでしょう。
170円まで行くかどうかは、正直わかりません。
ただ、大事なのはここからです。
170円に「行くか行かないか」を当てることには、ほとんど意味がありません。
それよりも、近い将来170円台になっても困らないように、今のうちに資産保全をしておくことの方がよほど重要です。
前回の為替介入で見た通り、国が円の価値を守ってくれると期待してはいけません。
自分の資産は、自分で守るしかないのです。
「老後は物価の安いアジアで」はもう幻想です
そしてもう一つ、マレーシアに住んでいる僕だからこそお伝えしたいことがあります。それは、「東南アジアは日本より安い」という常識が、すでに崩れつつあるということです。
冒頭のガソリンの話だけではありません。
今のマレーシアの生活コストは、外食も家賃も、体感では日本と同じくらいになっています。
昔のような「日本の3分の1で暮らせる」という感覚は、もうありません。
さらに、ビザの取得要件も年々厳しくなっています。
つまり、「日本の年金が心もとなくても、老後は物価の安いアジアで暮らせばいい」というプランBは、ある程度の資産がないともう成立しないのです。
昔のように「東南アジアは日本より下」という感覚でいると、大変なことになります。
これ、意外と気づいていない方が多い印象です。
円建ての資産しか持っていない人は、円の購買力低下と、逃げ先だったはずのアジアの物価上昇という、二重の意味でリスクを抱えていることになります。
170円台を前提に、資産を点検しよう
円安は他人事ではありません。円だけで資産を持っている方は、外貨建て資産や、インフレに強い現物資産への分散を考えるタイミングです。
何より大事なのは、早く始めること。「170円になってから」では遅いのです。
170円台を前提に、ご自身の資産ポートフォリオを一度点検してみることをおすすめします。
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