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築古戸建を再生させるなら、必ず付加価値をつける

公開日: 2019年04月22日

3月に発行された週刊住宅の見出しに、

「拡大する『ネコ市場』を狙う」

と題して、賃貸・リノベーション・空家活用などの事例が紹介されていました。

記事は、

・全国の犬、ネコの飼育数が子どもの数を上回っている
・特にネコに関連するマーケットが拡大している
・ネコ仕様の住宅の普及が進み始めている

といった内容でした。

当社の管理物件にも、ネコ飼育可のアパートがあります。

しかし、それはあくまでも空室対策としてであり、
特に傷つきにくい内装にするわけでもなく、条件をネコ飼育可としているだけです。
(とはいえ、定期借家契約を利用したり、再契約ごとに室内を確認するなど、工夫はしています。)

それでもふたを開けてみれば、これといった付加価値を付けていないにも関わらず、
空きが出ればすぐに申込みが入る物件となっています。

それだけネコ飼育可のアパートの供給が少なく、需要が多いということがわかります。

さらに一度入居が決まれば、長期的に住み続けていただける傾向にあるため、
安定した賃貸経営ができます。

やはり世の中にネコ飼育可物件は少なく、
引っ越し先を見つけるのが一苦労だということなのでしょう。

需要があるところには、チャンスがあります。

それは、築古戸建賃貸再生においても活かせることです。

築古戸建を購入した多くの場合、リフォームが必要となります。

そのリフォーム内容を、ペット飼育に重点をおいたらどうでしょうか。

例えば、

・キャットウォーク、ステップの設置
・腰壁の設置
・消臭効果のあるクロスや塗料の利用
・空気清浄機の設置
・ネコ用トイレの設置
・足洗い場の設置
・リードフックの取付

といったものです。

築古戸建を再生する過程で、これらのリフォーム内容は、
決して高額なものではないはずです。

そしてたったこれだけのことで、
ペット飼育希望のお客様のハートを鷲掴みにすることができるのです。

また、戸建の独立性とペット飼育可の条件は、とても相性が良いものです。

なぜなら、共同住宅では上下隣の住民への配慮が必要ですが、
戸建ではそのような気遣いが必要ないためです。

また、庭付きの戸建であれば、外で遊ばせることも可能です。

多くのビジネスで共通しますが、
マーケットが拡大する市場では、稼げるチャンスが増えます。

ペットの飼育ができる戸建の供給は、まだまだ少ないため、
オーナーの工夫次第で今後もまだまだ成長することが可能です。

戸建賃貸の持つポテンシャルを活かして、
あなただけの成功ノウハウを作り上げてください。

高橋 淳