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管理会社任せではなく、大家自身で行動しよう!

公開日: 2018年09月24日

先日、地主さん向けの空室対策勉強会を開催し、
80代、60代の男性と70代のご夫婦に参加してもらいました。

内容としては、

「管理会社任せではなく、大家自身で行動しよう!」

というものです。

しかし、冒頭から

「?」

という様子。

詳しく聞いてみると、

・これまで賃料設定などはすべて業者任せ。
・問合せ状況も3ヶ月に1回聞く程度。
・自分の物件をポータルサイト等で確認したことがない。
・そもそもインターネットができない。

という状態でした。

さらに、その方の物件をポータルサイトで検索してみると、
掲載されているのはSUUMOのみ。

もちろん、他社掲載も不可になっていました。

これでは、決まらないのが当たり前です。

<その方は、

「管理会社にお任せしておけば、
全て勝手にやってくれていると思っていた」

とのこと。

確かにそう考えてしまう気持ちも分かりますが、
任せっぱなしでは何もやってくれないのが不動産業界の実情です。

隙がある大家さんは徹底的に手を抜かれ、カモにされてしまいます。

様々な事を考慮して、管理会社を変えた方が良いですよとアドバイスをしても、
「これまで何十年と付き合いがあるから・・・」とハッキリしません。

しかし、近隣のライバル物件と比較し、改善を提案したところ、
ようやくこのままではダメなことが分かってもらえた様子。

すぐに、管理会社との面談の日程調整をされることになりました。

ただ、それまでの傾向から改善を依頼しても、

「上席に確認しないと、条件を変えられません」

と言われ、1週間以上掛かってしまう事が多いようです。

「もし、今回言っても条件や掲載状況が変わらないようでしたら、
その時は管理会社を変更しましょう」

という事で最終的にはまとまりました。

いずれにしても、賃貸経営をやる以上は

・近隣相場を調査し、家賃設定
・ライバル物件との比較
・ポータルサイトへの掲載確認
 

などは大家自身でできるようにならなければ、
管理会社の好き勝手にされてしまうでしょう。

すべてを管理会社に任せるのではなく、
「協力しながら満室経営をしていく」という意識を持ちましょう。

鹿股 恭平