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共用部の可能性を追及しよう!

公開日: 2014年02月16日

以前、東久留米市で戸建賃貸を企画しました。

駅から徒歩15分以上かかるにもかかわらず、築6年経った今でも満室が続いています。

この物件の特徴は、戸建賃貸であっても、共用部分に特色を持たせたことでした。

庭付き、畑付き、コミュニティスペースのある戸建賃貸です。

クライアントは、「ゆったり住めないと、快適に過ごすことができないよ。」
と余裕ある配置の戸建賃貸を希望しました。

入居者目線で建築したことが功を奏し、今も人気物件として満室が続いています。

一般的に土地活用を考える場合、建ぺい、容積を目一杯利用し、
最大限の収入が得られるようにしがちです。

また外構工事はこだわろうと思えば、いくらでも費用をかけることができる反面、
賃料に反映するかといえば難しく、そのため、砂利敷きで終わらせることも多々あります。

先日、新聞を読んでいると、 「賃貸物件は空室率があがり、室内の設備や間取りは似たようなものばかりで競争している。」
という記事がありました。

更には、「近い将来、賃貸住宅は共用部分が主役になる時代がくる。」ともありました。

現にシェアハウスの共用部を見ていくと、

・シアタールーム付き
・図書館付き
・音楽室付き
・カフェ付き

と豊かな住い方を提供しているものばかりです。

戸建賃貸であっても、例えば共用部にバイク、自転車専用ガレージ、
BBQ施設を置いたりするだけで、更に競争力を高めることができるかもしれません。

時代に合わせた工夫をすることで、より安定性のある賃貸経営に取り組んでいけるのだと思います。

高橋 淳