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ペット物件のリスクを契約で軽減!
公開日: 2016年01月04日
賃貸物件の募集条件を決める際、ペット可にするか
迷った経験がある人は多いのではないでしょうか?
確かに、ペット可物件にすれば反響は格段に増えるでしょう。
しかし、ペット可にすることで起きるリスクも当然あります。
想定される中で一番大きいリスクは、原状回復リスクです。
当社で管理している物件で、以前こんなことがありました。
女性1人暮らしで犬を1匹飼育していたのですが、入居者曰く、
「ペットを飼育したことがない」
との事。
飼育の仕方がわからず、糞尿しても放置しっぱなし、
床の拭き上げさえもしなかった、との事でした。
そして、退去立会の時、異常な臭いと床が
腐っていることが判明し、原状回復費用が
なんと80万円を越えてしまったのです。
いくら飼育したことがなかったとしても、
このような状況は常識の範囲を超えています。
もちろん、この原状回復費用については入居者負担に
なりましたが、当然即金で払えるわけもなく、
連帯保証人を交えての話し合いとなりました。
結局、分割で支払ってもらうことはできましたが、
その部屋は原状回復や臭いの除去で、半年間の
機会損失となってしまいました。
では、こういった事態を防ぐためには
どうすれば良いのでしょうか?
それは、契約でしっかりと対策をすることです。
具体的には、
・定期借家契約にすること
・再契約は入居者に貸している部屋で行うこと
という内容を契約に入れます。
定期借家契約にすることで、ペットの飼育に
問題があれば、最悪でも契約期間満了とともに
退去させることができます。
また、再契約を入居者に貸している部屋で行うことにより、
2年に1回は室内のチェックができます。
さらに、
「明らかにペット規約に違反するような飼育方法によって
物件損傷が生じている場合、管理会社の判断により、
必要な修繕を行うことができるものとする。
ただし、当該修繕費用は入居者が負担するものとする。」
という特約も入れておきましょう。
こうすることで、大事になる前に最低限の対処ができます。
ペット可物件は確かにリスクはありますが、
その分入居募集では有利になります。
しっかり対策をした上で、ペット可物件として
入居募集できないか考えてみましょう。
鹿股 恭平
賃貸物件の募集条件を決める際、ペット可にするか
迷った経験がある人は多いのではないでしょうか?
確かに、ペット可物件にすれば反響は格段に増えるでしょう。
しかし、ペット可にすることで起きるリスクも当然あります。
想定される中で一番大きいリスクは、原状回復リスクです。
当社で管理している物件で、以前こんなことがありました。
女性1人暮らしで犬を1匹飼育していたのですが、入居者曰く、
「ペットを飼育したことがない」
との事。
飼育の仕方がわからず、糞尿しても放置しっぱなし、
床の拭き上げさえもしなかった、との事でした。
そして、退去立会の時、異常な臭いと床が
腐っていることが判明し、原状回復費用が
なんと80万円を越えてしまったのです。
いくら飼育したことがなかったとしても、
このような状況は常識の範囲を超えています。
もちろん、この原状回復費用については入居者負担に
なりましたが、当然即金で払えるわけもなく、
連帯保証人を交えての話し合いとなりました。
結局、分割で支払ってもらうことはできましたが、
その部屋は原状回復や臭いの除去で、半年間の
機会損失となってしまいました。
では、こういった事態を防ぐためには
どうすれば良いのでしょうか?
それは、契約でしっかりと対策をすることです。
具体的には、
・定期借家契約にすること
・再契約は入居者に貸している部屋で行うこと
という内容を契約に入れます。
定期借家契約にすることで、ペットの飼育に
問題があれば、最悪でも契約期間満了とともに
退去させることができます。
また、再契約を入居者に貸している部屋で行うことにより、
2年に1回は室内のチェックができます。
さらに、
「明らかにペット規約に違反するような飼育方法によって
物件損傷が生じている場合、管理会社の判断により、
必要な修繕を行うことができるものとする。
ただし、当該修繕費用は入居者が負担するものとする。」
という特約も入れておきましょう。
こうすることで、大事になる前に最低限の対処ができます。
ペット可物件は確かにリスクはありますが、
その分入居募集では有利になります。
しっかり対策をした上で、ペット可物件として
入居募集できないか考えてみましょう。
鹿股 恭平