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土地活用に必要な基礎知識

公開日: 2015年09月14日

当社に新しいスタッフが加入しました。

会話の内容が初々しいなぁと思うことも多く、
ベテランスタッフもフレッシュな気持ちで仕事しています。

そんな中、先輩と新人くんからこんな会話が聞こえてきました。

先輩「今回の土地の建ぺい率、容積率は何%だった?」

新人くん「・・・・・」

そこで話が途絶えてしまいました。

ここは不動産業界未経験であれば、だんまりになっても仕方がありません。

不動産に携わることがなければ出会わないこの言葉。

しかし土地活用において非常に重要な意味ある言葉なのです。

そこで今回は、土地活用に必要な基礎の基礎知識、建ぺい率と容積率を紹介します。

建ぺい率とは「建築面積の敷地面積に対する割合」のことをいいます。

例えば建ぺい率が60%で土地面積が500平米とすると、

500平米 × 60% = 300平米

となり300以内の建築面積で建物を建てることができます。

続いて容積率です。容積率とは「建築物の延床面積の敷地面積に対する割合」のことをいいます。

例えば容積率が200%で土地面積が500平米だとすると、

500平米 × 200% = 1000平米

となり延床1000以内の建物を建てることができます。

この計算が何を意味しているかというと、 建ぺい率、容積率がわかると、建築ボリュームを導くことができるのです。

建築面積 300平米以内

延床面積 1000平米以内

を例にすると、

1000平米 ÷ 300平米 = 3・33・・・

3階建ての建築物を建てることができます。

建築面積を狭くすることで、

1000平米 ÷ 250平米 = 4・・・

4階建ての建築物を建てることができます。

戸建を2階建てにするか、3階建てにするか、
はたまたアパートマンションとするか簡単にイメージすることができます。

もちろん細かく見ていくと制限や緩和といった処置があり、イメージ通りとはいかないかもしれません。

しかしながら、土地活用を検討する前に戸建、
アパマンどういった建築物を建てることができるのか、
所有する土地からどれくらい収益を出すことができるのか、
まずは自身でシミュレーションすることが、
土地のポテンシャルを把握するという意味でも重要な工程となるのです。

高橋 淳