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戸建賃貸の貸し方の多様性

公開日: 2015年06月22日

Airbnb(エアビーアンドビー)はご存じですか?

Airbnbとは空き部屋、空き家を持つ人が宿泊施設として登録し、
宿泊場所を探す旅行者に向けて貸出を行うウェブサービスのことをいいます。

なぜここまで注目されているかというと、
「空室対策の一環になる」という期待感があるからです。

賃貸は一度入居者が決まると安定的に賃料収入が得られるようになります。

しかしそれは、賃借人を確保してからの話で、
入居が決まるまでは、一切の収入は入ってきません。

そんな中、日本の人口は減少すると言われており、
更には新築物件の供給も増え続けているのが実態です。

その中で空室を埋めることは、ますます簡単なことではなくなってきています。

ところがAirbnbを利用すれば、ただただ長期入居者を待つ動きから、
短期的に長期入居者が入る前の穴埋めとして利用することができるのです。

賃貸経営において機会損失をなくし、
稼働し続けるアパマンをつくることは重要な意味を持ちますよね。

先日、管理マンションの入居者から、
「外国人旅行者らしき人が頻繁に訪れ宿泊しているように
見受けられる。どういうことなのか?」と問い合わせを受けました。

もしやと思い、入居者にヒアリングしていくと、
「外国人の友人を宿泊させてました。」との回答。

結果としてAirbnb利用者だったのか、それ以外だったのか、真相は分かりませんでしたが、
普通の入居者が、旅行中の間に小遣い稼ぎのような使い方もできてしまうのです。

問題だったのは共同住宅だったということです。

共同マンションを宿泊施設として利用する場合、騒音、不特定多数が出入りし、
防犯面でトラブルになる可能性があります
(もちろん、入居者が貸主に対し無断で転貸するのはNGです)。

その点、戸建はマンションと比べて短期滞在者向け施設として、活用しやすいといえます。

なぜなら戸建には独立性があるからです。

上下階においてトラブルにはなりませんし、隣地との騒音問題においても、
戸建は独立していることから、許容範囲は広くなります。

戸建賃貸は通常の貸し方、シェアハウス、宿泊施設として、
様々な汎用性があることもメリットの一つとも言えます。

戸建の利点を見出し運用することが、賃貸経営を成功させるコツなのかもしれませんね。

※Airbnbは既存の規制に触れる可能性があると、議論されています。

今後の行方を見守る必要があります。

高橋