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賃貸事業におけるUSPの重要性

公開日: 2014年11月25日

賃貸の募集方法において、マーケティング用語である
USPという言葉をよく聞くようになりました。

USPとはその商品が持つ「独自の売り」のことをいいます。

戸建賃貸は供給が少ないことから、それだけでUSPが成り立っていました。

しかし、この数年は大手の参戦により、新築戸建賃貸の数が増加しています。

いずれ戸建賃貸だけでは、メリットとならない日がくるはずです。

そこで新たなUSP戦略が必要になります。

今回は過去、建築した戸建賃貸の中から、USP戦略で成功した事例を紹介します。

オーナーさんは昔からの地主で、とても大きい土地を持っていました。

収益性を考えた場合、いかに戸数がとれるか考えることが、土地活用のスタンダート。

オーナーさんのためにと、最大限収入が得られる計画表を持って打ち合わせに臨みました。

しかしそのオーナーさんは、土地めいいっぱいに建物を建てることに、疑問を感じていました。

理由はたった一つ。
「こんなに窮屈じゃ、入居者が住みづらいだろう。」
ということ。

敷地にゆとりを持たせることで、敷地内で入居者さんが和んでいる様子を想像していたのでした。
これが募集においてのUSP。

「敷地内でキャッチボールも可能な戸建賃貸!」

「敷地内のベンチでまったり読書」

これらのキャッチコピーにお客様が反応し、早期満室が実現したのです。

戸建賃貸を企画するにおいても、USPの大切さを感じた案件でした。

高橋 淳