不動産の募集チラシを見ていると、入居者を限定した賃貸物件に出会うことがあります。

・女性限定
・男性限定
・学生限定
・法人限定

これらの賃貸物件は入居者のターゲットを絞り込むことで、
住む前から入居者層が分かる安心感を付加価値にしています。

このような物件に、ターゲットとなる層が巡り会えれば、すぐに空家は埋まるでしょう。

しかしターゲットを絞り込む方法にはデメリットもあります。

例えば女性限定物件について考えてみましょう。

空家が埋まらず、募集間口を広げたいと思っても簡単にターゲットを変えることはできません。

なぜなら既存入居者は、「女性限定」という条件に惹かれてこの賃貸物件を選んだのです。

オーナーの勝手な独断で男性を入れてしまえば、入居者とのトラブルに成りかねません。

限定募集はこのようにメリットもデメリットもあります。

市場を理解したうえで、募集方法を一考することが大切なことです。

高橋　淳