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エリートサラリーマンが不動産投資で失敗する本当の理由

公開日: 2020年10月18日

もしあなたが、自分はエリートではないし、高卒だし、中小零細企業のサラリーマンというのであれば、とてもラッキーです!

なぜなら、あなたはエリートよりも遥かに高い確率で成功することができるからです。

なぜ、そんなことが言えるのか?

この理由がわかれば、あなたは不動産投資で成功することができるようになりますし、あなた自身の資産形成のロードマップも描けるようになると思います。

どうぞ最後までご覧ください。

なぜ、エリートほど投資で失敗するのか?

誰もが知っている有名大学を出て、誰もが羨む大企業に就職して・・・そんなエリートなら投資でも成功するはず。多くの人は、このようなイメージを持つのではないでしょうか?

しかし、実態は違います。

エリートであればあるほど、私がこれまで口を酸っぱくして過去のYouTube動画でも何回も説明した、「新築ワンルーム投資」や「新築アパート投資」に手を出してしまうのです。

参考:「新築ワンルーム投資はやってはいけない本当の理由!なぜかエリートがハマる不動産投資の罠を徹底解説!」(ウラケン不動産)

みなさんの記憶に新しい女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」に投資したのも、そんなエリートサラリーマンが多かったのです。

では、一体なぜエリートほど投資で失敗しやすいのでしょうか?

その理由は3つあります。

理由1:エリートは忙しいので勉強する時間がない

エリートサラリーマンであればあるほど、常に会社で結果を求められ、とても忙しい日々を過ごしていると思います。

ですから、そもそも投資の勉強をする時間があまりありません。

そして、独身のときはお金を使う暇もなく、年収も高いのでどんどんお金が貯まります。

しかし、銀行に預けていてもお金は全然増えませんし、年金の不安もあることから、次第に投資に興味を持ち始めます。

そして、新聞広告で目にした不動産投資のセミナーや知り合いに誘われるがまま、「新築ワンルームマンション投資」のセミナーなどに行くようになるのです。

理由2:「頭のいい自分が騙されるわけがない」と思い込んでいる

実際、投資の勉強をしにセミナーに行くと、すぐに具体的な投資案件の紹介をされることになります。

そんなとき少しでも興味を示すと、担当の営業マンがつきます。

そして、「あなたは属性が良いので、ローンが付きやすいですよ!」とおだてられれば、「自分は優秀な投資家になる資格があるんだ!」という錯覚に陥ってしまうこともあるでしょう。

理由3:属性が高いので融資がつきやすい

銀行からすれば、高学歴・高年収のサラリーマンほど稟議を書きやすい人はいません。

そして、いったんローンがつくと、「銀行がお金を出すのだから、きっと良い物件なんだろう」と思ってしまうこともあると思います。

しかし、実際には違います。

銀行は、投資物件を担保にしているわけではなく、あなたの属性を担保にしているのです。

なぜ、落ちこぼれは投資で成功しやすいのか

さて次に、落ちこぼれの方が投資で成功しやすい理由について解説します。

以前、動画でも告白しましたが、私は約20年前のある日、突然会社をクビになり、コンサルタント業として独立しました。

独立した時の所持金はたった200万円しかありませんでした。

当時、有限会社を作るには300万円の最低資本金が必要だったので、足りないお金を母に借りました。

当然、当時は不動産投資のローンを受けることもできず、クレジットカードの審査にも落ちたほどでした。エリートとの違いが歴然ですよね。

そうなのです。私のような落ちこぼれは、属性が低すぎて、そもそも銀行からお金が借りられません。

ですから、最初は一生懸命働いて、節約してお金を貯めるしかありませんでした。

結果として、数年後に最初の1棟を購入することができましたが、その時は一生懸命貯めた頭金を4割も入れて購入しました。

このように、落ちこぼれとエリートでは歴然の差がありますが、逆にエリートにはなくて落ちこぼれにあるもの、それは何かわかりますか?

それは、「時間」です。

私の場合は、サラリーマンをやめたことで無駄な飲み会や接待がなくなり、勉強時間をたっぷり確保することができました。

さらに属性が低いので、不動産投資の典型的な失敗例である「新築ワンルーム投資」の営業マンは寄ってこなかったのです。

もう、お分かりですよね。

落ちこぼれは不動産投資でローンを引くことができないので、安い現金で買えるような物件しか買えません。

なけなしのお金を投資して失敗すると、もう後がないので必死で勉強をします。

そして、ボロ物件しか買えないので、セルフリフォームの仕方を覚えたり、リフォームのコスト感覚が磨かれたりしていきます。

もちろん、必死で客付け営業もしなければいけないので、管理のノウハウも身につきます。

その結果、利回りの高い良い物件を購入することができ、その物件を数年後に高値で売却したり、その物件を銀行の担保にしてローンを引くことで、不動産投資の規模を一歩一歩、拡大できるようになります。

また、そもそもローンを組むことができませんから、もし最悪のケースになったとしても、失うのは最初に用意した自己資金程度ということになるでしょう。

不動産投資で成功する3つのステップ

さて、最後に投資で成功するための3つのステップを解説しましょう。

ステップ①

1つ目は、とにかく「勉強する」ということです。

不動産投資に関しては、最初に50時間も勉強すれば失敗することはないと思います。

不動産投資をする人が一度は意識する宅建士に受かるのに、200~300時間の勉強が必要と言われていますから、わずか50時間など楽勝でしょう。

しかも、宅建士をとってお金持ちになることはできませんが、50時間かけて不動産投資の勉強をすれば、あなたは確実にお金持ちになることができます。

私のYouTube動画をご覧いただくことでも不動産投資の勉強はできますが、最短距離で、体系的に学ぶなら、不動産実務検定が一番です。

参考:「不動産実務検定」(一般財団法人 日本不動産コミュニティー)

ステップ②

投資で成功するための2つ目のステップは、絶対に「他人任せにしない」ことです。

不動産投資に限らず、投資で失敗してしまう人の特徴は、すべて他人任せにしてしまうことにあります。

そして不動産に関しては、最初わけが分からないうちは、投資に関わる人を一切信用してはいけません。

不動産業者、銀行、デベロッパー、そして建設業者も、すべてあなたをカモにしようとしていると思った方が良いでしょう。

そして、そういう人たちにすべてを丸投げしてしまうのが一番いけません。

たとえば、お金だけ出して、あとはすべて他所へ丸投げにしてしまう・・・そんな会社がうまくいくでしょうか? 間違いなくカモにされるだけですよね。

他の投資とは違い、不動産投資においては「投資」というより「経営」と思った方がいいでしょう。

なぜなら、投資家本人の経営努力でそのリターンが大きくなったり小さくなったりするからです。

そして、不動産投資はしっかり目利きをして物件を買い、適切な管理をすれば、基本的に失敗することはありません。

経営者そのもののスキルを磨けば、ほぼ確実に成功することができる、非常に稀有な投資手法なのです。

そういった意味からも、不動産投資をする際には最初から法人化をして、覚悟を決めて始めた方が良いかもしれません。

ちなみに、私は最初から法人を作って1棟目の物件を買いました。

また、経営者の感覚を持って経営をすることで、不動産経営というものが分かるようになり、本当にパートナーとして信頼できる不動産業者にも次第に出会えるようになるでしょう。

ステップ③

投資で成功する最後のステップは、「仲間をつくる」ことです。

もしあなたの地域で「xx大家の会」というものがあったら、ぜひ一度覗いてみてください。インターネットで、【地域名 大家の会】と検索すると良いでしょう。

そして、その会の代表が、私が代表理事を務める「一般財団法人日本不動産コミュニティー」の先生であればベストです。

なぜなら、彼らは不動産実務検定のマスター資格を持っていて、さらに99%の先生が現役の不動産投資家だからです。

きっとその地域の不動産事情にも詳しく、地域の不動産業者の良いウワサや悪いウワサも知っていることでしょう。

もちろん、その会のメンバーさんと仲良くなって、情報共有していくこともお勧めです。

おわりに

今回は、エリートほど投資で失敗する理由について解説しました。

不動産投資は株やFXなどの投資と違い、きちんと勉強して臨めば、たとえコロナやリーマンショックがあったとしても、その資産がなくなることはありません。

努力次第でほぼ確実に成功することができる、非常に稀有な投資法ですので、まずは基本からでも学んでみてはいかがでしょうか。

※YouTube「ウラケン不動産」(62,000人登録)では不動産投資や金融、経済、起業などに関する情報を惜しみなく公開しています。