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入居の旬となる繁忙期に成約率が上がる秘策とは?

公開日: 2021年03月01日

物件案内の不要を伝え担当者さんの負担を軽減

今、賃貸業界は忙しい時期を迎えています。

いわゆる繁忙期で、個人的には「入居の旬」と呼んだ方がしっくりきます。

3月末までは、進学や就職、転勤などで部屋を探す人が多くなるため、空室がある場合は満室にする大チャンスなわけです。

今年は、コロナ禍の影響も心配されますが「この時期に一気に満室にしたい」と考えている大家さんも多いはずです。

そこで今回は、実践するだけで満室になりやすく、速効性も高い「入居の旬」にお勧めのノウハウをご紹介したいと思います。

速効性が高いお勧めのノウハウ

そもそも空室対策は、集客とクロージングがセットです。

つまり、お客様を集めるだけではダメで成約に繋げるためのポイントを押さえることが重要になります。

どんなに内見者様が増えても、部屋の魅力が伝わらなければ成約率は上がりませんから「一発でアナタの物件の虜」になってもらう仕掛けが必要になってくるのです。

その効果的な方法のひとつがステージングです。

部屋を訪れた人が住んだ時のイメージはもちろんのこと、「夢まで広がりワクワクするようなステージング」を施せれば、成約率は格段に向上します。

仮に、そこまで素晴らしいステージングが実現できなくても、リフォームした部屋にウッド調のクロスなどをワンポイントで入れるだけでも、一気に雰囲気は良くなります。

さらに、部屋だけではなく、建物のエントランスに装飾を施すなど、オシャレに仕上げれば人気が高くなると思います。

使用する家具や家電はディスプレイ用にIKEAで買い揃えて使い回すことも可能ですし、最近はニトリがレンタルでホームステージング用の家具を一定期間貸し出してくれるサービスなどを行っています。

そして、魅力的なステージングにより成約率が高くなれば、業者さんにとっても効率が良いため、アナタの物件が「決め物件」として認知されていきます。

結果的に、さらに多くの入居希望者様に紹介して頂けるようになるわけです。

業者さんの紹介率が格段に上がる秘策

最後に「業者さんの紹介率が格段に上がる秘策」についても触れておきます。

その方法とは、ズバリ「物件案内は不要です」と業者さんに伝えることです。

この一言で、アナタの物件を紹介してくれる業者さんが格段に増えます。

その理由が「業者の担当者さんが凄く忙しい」からです。

今の時期は物件の問い合わせが1日に何十件もかかってきます。

そして、お客様を物件に案内するだけでも2〜3時間は必要です。

ここまで時間を使っても成約に至らなければ、手数料は入ってきませんから「骨折り損」になってしまう可能性もあるわけです。

そのため、この時期の業者の担当者さんは「できるだけ成約率が高い物件を案内したい」と思っています。

そんな時に「私の物件は案内は不要です。そのまま直接お客様に物件を見に行ってもらってください」と伝えれば、担当者さんは自分が同行する手間が省けるため該当物件を積極的に入居希望者様に紹介します。

所有物件に、キーボックスを備え付けておけば、入居希望者様に自分で見に行ってもらうことは可能です。

もちろん、大家さんが内見の時間に立ち会えれば、それが一番良いと思います。

しかし、時間の都合が合わなくて立ち会えなくても、内見の時間に大家さんから入居希望者様へ連絡を入れて、質問に答えたり条件交渉などに応じればクロージングの確率も上がります。

以前は、業者の担当者さんが入居希望者様を車で物件まで案内し、部屋の特徴などを「しっかり説明してもらわないと成約率が上がらない」と考えられていました。

しかし、近年はスマートフォンなどのデジタルデバイスが急速に進化したおかげで「人からの説明が必要ではない状況」が生まれています。

むしろ、コロナ禍が続いている現在は、エリアによっては内見から入居申込まで非対面で行えるデジタルデバイスを活用したスタイルを望む入居希望者様の方が多いかも知れません。

前述したような業者さんによる「物件案内は不要」のスタイルで成約できれば、担当者さんは一切手間をかけずに手数料を稼げます。

そのため、次の入居希望者様にもアナタの物件を紹介したくなるわけです。

この好循環が生まれる秘策は、特に「入居の旬」となる繁忙期に効果的ですから、みなさんも実践してみてください。