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非常識と本質の意外な関係

公開日: 2023年04月27日

こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

現在、私が世界を股にかけてビジネスができているのは、ある人との出会いがきっかけになっているのです。

その人とは・・・あの、カルロス・ゴーンが惚れ、アラブの石油王が惚れ、英国のウィリアムズ王子を魅了し、そして、世界中のスーパーカーファンを魅了した、「ミスター・GT-R」こと、水野和敏さんです。

私はよく人から、「浦田さんはやることが速いですね~」とか、「なんで次々に新しいノウハウを出し続けることができるんですか?」などと言われます。

しかし、私自身は、自分がやることはまだ遅いと思っていますし、まだ大きな事を成しているわけでない・・・と、いつも自戒しています。

というのも、世界一の男、水野さんとお付き合いをさせていただくと、いつも自分のしていることなど、まだまだ「ひよっこレベル」であると思い知らされるからです。

GT-Rは欧州のスーパーカー、ご存知ポルシェやフェラーリに勝るどころか、完全にぶっちぎってしまう性能を持っている、化け物級の和製スーパーカーです。

この車を、水野さんは人も、予算も、時間も、すべて今までの1/4以下で創りあげてしまいました。かなり非常識なことです。

特に車に興味のなかった私がGT-Rに乗り始め、ドイツの開発現場にまで押しかけ、ついには公式レースにまで出てしまうようになったのは、「水野さんの働き方、マネジメント、イノベーションの起こし方、そのすべてを徹底的にモデリングしたい!」と思ったからに他なりません。すべて水野さんの影響なのです。

彼に接すると、とにかく今までの成功法則やマネジメント論がちっぽけに見えてきます。がつーん!と今までの常識をひっくり返されます。

彼が起こした数々のイノベーションは、和製スティーブ・ジョブズといっても過言ではありません。

 

イノベーションを起こすたった1つの秘密とは?

水野さんは、なぜ他人が絶対に真似できないような圧倒的なイノベーションを起こす事ができるのか?

その秘密が、水野さんの本で公開されています。「非常識な本質」水野和敏著 フォレスト出版刊

この本は、ぜひ全ての人に読んでいただきたい、本当に素晴らしい本です。

銭ゲバ的な成功法則本、成金本とは全く違う本です。一生使える、実にシンプルな法則が書いてあります。

この法則こそが「非常識」と「本質」の関係です。

この法則は、どの業界にも通用する普遍の法則。もちろん、不動産投資、空室対策にも共通する法則です。

 

非常識な本質でイノベーションは誰でも起こせる

こちらの資料をご覧ください。

この図は、「よかったら、浦田さんのクライアントさんにも、是非このノウハウを伝えください」と、水野さんから直々に託されたものです。

人は、生きていく上で必ず必要なものがあります。それは何か分かりますか?

それは、「常識」です。人間は、社会生活を営む生き物です。

社会と調和を保ちながら生きていく為には「常識」が必要になるのです。

子供の頃、遊んで帰ってきたら、母親から手洗いとうがいをするのは「常識」だと教わりますね。

このように、「常識」的な行動をとることで生命の「安全」が確保されるのです。

また、例えば、電車待ちで列に並ぶのは、日本では「常識」ですね。

3.11の時に、バスや電車の列に並ぶ日本人をみて、海外メディアは日本人の規律正しさに驚きました。

このように、「常識」は私達の「安全」を確保するために重要な役割を果たしていますが、この「常識」の範疇で物事を発想している限り、イノベーションは絶対に起こりません

これを水野さんは、インナースケールといっています。

例えば、不動産業界は、インナースケールで物事を見ている典型です。

あなたも経験があると思いますが、昔からの管理会社は、新しい契約方法、管理手法を受け入れることに、かなりの抵抗を示します

例えば、大家さんが定期借家契約を導入したいと相談すると、「家賃を下げないといけない」とか「礼金や更新料がとれなくなる」と大家さんにネガティブな情報を流し、業界の常識となっている「普通借家契約」を変えようとしません。

滞納などの督促も、1ヶ月以上経ってからが業界の常識ですし、少し前までは敷金は全額現状回復に使い、返さないのが常識とされていました。

さらに、管理料はバカの一つ覚えのように、「5%」が常識になっています。

これらのインナースケールは、自分の身を守るためのもの。

業界の領域、優位性を保ちたいだけの、悪しき常識、習慣でしかありません。

常識とは、すでに作られた慣習、慣例

ということは、常識の範囲で発想する限り、それは既に「過去のもの」なのです。

断言してもいいですが、過去のものにとらわれる限り、絶対にイノベーションは起こせません

過去のものだけを組み合わせて、新しいものを生み出せるはずがないのです。

なぜなら、それは「既に」、「あるもの」の寄せ集めに過ぎないからです。

スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表するまで、携帯は数字ボタンがあるもの、というのが常識でした。

しかし、ジョブズはボタンをなくすという非常識なチャレンジをしたからこそ、イノベーションを起こすことができたのです。

 

アウタースケールを持つ

もうお分かりですね。イノベーションを起こすためには「非常識」でなければならないということです。

常識の範疇で物事を捉える限り、それは既に過去のものですから、新しい価値を生み出すことはできません。常識の枠は破らないといけないのです。

“Think outside the box.”

英語では、自分の常識の枠を飛び出すこと、今までとは違った考え方に進んで耳を傾けることをこう言います。

これを水野さんはアウタースケールといっています。

自分の常識の範囲外に飛び出し、俯瞰して、今いる状況を眺めてみる。

そのために必要なことが、非常識な発想なのです。

例えば、空室対策としてPOPを貼る、大家さん自ら客付け営業をする、これらは今までは非常識なことでした。

しかし、今まで誰も考えなかった、想像し得なかった、非常識なことをするから、新たな付加価値を打ち出すことができ、それが満室という報酬となって返ってくるようになる、というわけなのです。

けれども、非常識なことをするには、勇気がいります。

まだ誰もやったことがないから、失敗するのでは?という心配、そしてリスクを感じるからです。

しかし、そのチャレンジの先の結果がどうなるのかは、やってみないと誰にもわかりません

非常識な発想や行動は、リスクを高め、「失敗したらどうしよう」と私たちの行動を抑制します。

当然、誰でも不安になるわけですが、これこそが「未来を創る」ということなのです。

従来あるサービスや商品がなかなか売れない理由がわかりますか?

それは既に過去のものだからです。

お客様は常に新しく、価値の高いものを求めます。未来を創らないと、誰も振り向いてはくれません。

無いものを創るわけなので、チャレンジをする限り、失敗するリスクが伴うのは当然なのですが、これが怖いから、みんな常識の範囲でモノゴトを発想しようとしてしまうのです。

リスクとリターンはトレードオフの関係です。リスクを取らずしてリターンはありません。

リスクを取らなければ成長はなく、停滞し退化していくしかありません。

しかし、誰でもリスクは最小にしたいもの。このリスクを軽減する方法はないのでしょうか?

実はこのリスクを軽減する方法が「本質」というキーワードに隠されていたのです。

 

「本質」を突き詰めれば、リスク最小で大きな価値が生み出せる

水野さんは、「本質」を突き詰めれば、リスクを最小にできるといいます。

例えば、空室対策で考えてみましょう。

お客様(入居者)が、思わず「これは絶対に借りたい」と思える部屋はどんな部屋でしょうか?

おしゃれにリフォームされた部屋でしょうか?家具も家電も、全部揃っている部屋でしょうか?

内見した部屋が分譲マンションのモデルルームのように、おしゃれにディスプレイされていたとしたらどうでしょうか?

お客様が、「借りたい」と思える部屋をつくる、お客様が欲しがるであろう商品、サービスをつくる

これが「本質」です。

今までは、家具家電は、入居者が持ってくるもの、カーテンも照明も入居者持ちが常識でした。リフォームすら、入居者が決まってから、工事に取り掛かるという大家さんも少なくありませんでした。

客付け営業も同じです。

入居営業は管理会社におまかせで、大家さんは何もしない。今までは、これが常識でした。

しかし、大家さんは経営者であり、経営者は最大の営業マンである、というのが「本質」です。

したがって、大家さんも客付け営業をする、というのは考えてみればあたり前のことなのです。

このように、誰もやったことがない未来にチャレンジするとき、そのリスクを軽減する方法が「本質」なのです。

大家さんは経営者、だから勉強しなければならない。これが本質。

しかし大家さんとして何を勉強したらいいかわからない、勉強する場所もない。だったら自分で作ればいい。

大家に知識を与えない、もっというと「寝た子は起こさない」というのが、今まで業界の常識でした。

しかし、逆に私は「業者にとって都合の悪いことも教える」という、非常識なことをしたからこそ、こうして20年たった今も表舞台に立たせていただけているのだと思います。

「非常識な発想」☓「本質を突き詰める」=大きなイノベーション

これさえ、理解して行動すれば、誰にでもイノベーションを起こすことができます。

ただし、常にこの発想でイノベーションを起こし続けることが重要です。

なぜなら、イノベーションが起きた時点で、それは過去のもの、つまり「常識」になってしまうからです。

ビジネスとは「作業」をすることではありません。新たな「価値」を生み出すことです。

そして、私たち人間がよりよい暮らしを実現できるようにしていくことが、事業であり経営者たるものの責任だと思うのです。

ぜひ、あなたなりの大家業の「本質」を考えてみてください。

それこそが、これから人口減少時代の日本で大家業を続けるための大きなアドバンテージになる、私はそう信じます。

よろしければ、水野さんの書籍もぜひお読みくださいね。私がGT-Rを2台乗り継いで体得した「教え」が、たったの1,650円で身につきます。(笑)


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