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不動産広告の「徒歩●分」はどうやって決めている?

公開日: 2023年09月24日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は、不動産投資の豆知識をご紹介したいと思います。

よく、不動産のチラシなどで「駅徒歩●分」と書かれていますが、これはどうやって計算されているのか?という話です。

もし、あなたが不動産を売る側、貸す側であれば、「できるだけ短く表示したい!」と考えると思いますが、実際、どのように決められているのでしょうか。

足の速い人に歩いてもらって実測しているのでしょうか?

もちろんそんなことはなく、実は明確なルールが存在しています。

それは、80メートルを1分に換算するというルールです。

このルールは、不動産公正取引協議会連合会が定めています。

 

ズルして表示をした場合は違約金の可能性も・・・

つまり、800メートルであれば「徒歩10分」と表示されることになります。

しかし、810メートルのような端数が出た場合はどうなるのでしょうか?

そういうときは、その端数を1分に繰り上げて計算しなければなりません

例えば、810メートルなら「徒歩11分」、900メートルなら「徒歩12分」となってしまいます

こういう時、つい「徒歩10分」とキリの良い数字にしたくなるものですが、ズルしてしまってクレームが多くなったりすると、不動産公正取引協議会連合会が介入することがあります。

そして、是正に応じない場合、50万円以下の違約金の支払いが求められることになります。

だから、不動産業者は正確に表記しなければなりません。

 

例外にはどう対応しているか

ここで疑問が生じるのは、この距離の表示が駅からの直線距離なのか?それとも実際に歩く道の距離なのか?という点です。

これは当然ながら、実際の道路に沿った距離を測ることが求められます。

ただ、物件までの道のりには、信号や踏切があったり、歩道橋を渡ったりする場合もありますよね。

このような場合、歩道橋の上り下りは距離に考慮されますが、信号や踏切の待ち時間は計算から除外されます

チラシ見る際は、これらの点にも留意するようにしましょう。

また、あなたの物件の周辺にあるライバル物件が、自分の物件よりも近い距離で表示されていたら、不動産公正取引協議会連合会にチクってみてもいいかもしれません(笑)。

そうすれば、正しい内容に是正されると思います。


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