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法人化する?しない?保有コストなんて必要経費やで!

公開日: 2023年09月27日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

僕は昔から、不動産や資産運用にまつわる質問を数多く受けていますが、特に「法人化した方が良いでしょうか?」という質問は、これまで100万回は受けてきました。

こういった質問をしてくる人は、

「法人の方が税務的に有利」
「経費を落としやすい」

といった情報を聞きかじっていることが多く、まだ不動産投資をしていない人や、戸建て投資を始めたばかりの人など、初心者が多いんですよね。

そのため、

「法人設立にはコストもかかる上、税理士に会計処理を頼むと経費ばかりかかってしまうのでは??」

と躊躇している人が多いわけです。

そこで今回は、アーリーステージの不動産投資家が、どのタイミングで法人化するべきか?について解説していきます。

不動産投資初心者の方には非常に参考になる内容だと思います。ぜひ最後までご覧ください!

 

優等生的な答えはズバリ「所得XX万円が目安」

アーリーステージの不動産投資家が、どのタイミングで法人化するべきか?

優等生的な答えはこうです。

「給料収入と不動産所得の課税所得合計が800~900万円を超えるかどうかが、法人化の目安」

課税所得というのは、売上ではありません。

売上から経費を差し引いた上で、課税される元となる純利益を指します。

では、なぜ800~900万円が目安となってくるのでしょうか。

個人の税率というのは、累進課税になっています。

課税所得が900万円を超えてくると、所得税と住民税を合わせた税率が一気に43%に跳ね上がるんですよね。

一方、法人の実効税率は、以下の2段階しかありません。

・~800万円:一律で約23%(市町村によって異なる)
・800万円~:一律で約33%(市町村によって異なる)


そのため、個人の課税所得が800~900万円を超えるあたりが、法人化の目安になります。

 

とはいえ、さっさと法人化すべし!

個人の給与収入と不動産所得を合わせて800万円前後で、「これから給料も増えないし、不動産も増やさないかな・・・」という人は、個人事業主のまま青色申告をすれば良いと思います。

しかし将来、不動産をもっと増やして、課税所得を数千万円に増やしていきたいのであれば、最初の一戸を買うときから法人化をした方が良いです。

もちろん、今はまだ不動産を持っていない、あるいは一戸しか持っておらず、「年間の維持コストが高いから、法人化はもったいないな~」と考える人もいるかもしれません。

しかし、僕としては、「グダグダ悩んでいないで、さっさと法人を作れ!」と言いたいです。そのワケを解説していきましょう。

 

法人化にはコストがかかる?


例えば、会社設立にかかるコストを気にする人がいます。

司法書士に頼むと数十万円かかるようですが、法人設立って実は自分で簡単にできてしまうんですよね。

実際、僕の設立した不動産管理会社は有限会社でしたが、定款は自分でWordで作成し、登記も全て自分で申請したため、設立費用は7~8万円ほどで済みました。

保有コストを取ってみても、当社で販売している大家さん専用の会計ソフト「会計職人」で日々の経理はタダでできますし、税理士に頼んだとしても、それに係る費用は必要経費で落とすことができるわけです。

 

法人化はメリットがたくさん


また、不動産投資では最初から法人化するメリットが数多くあります。

まず、法人には様々な融資制度があります。

そのため、仮に自己資金がなかったとしても、融資を引いて激安物件を購入することもできます(とはいえ、おすすめはしません!激安物件は現金で買ってもらいたいです)。

他にも、最初から法人化するメリットとしては、

・「俺は事業主なんだ!」と“ケツカッチン”になる
・実績を積んでいけばお金を借りやすくなる
・会計に強くなる
・会社に不動産投資をしていることがバレにくい

など、様々なメリットがあります。

一方で、途中から法人化してしまうと、個人で購入した不動産を法人に移転する際、抵当権の設定料など、諸々の費用がプラスでかかってしまいます。

また、新たな法人で不動産取得税も払わないといけないため、追加で色々なコストがかかってくるんですよね。

以上の理由から、大きく資産を増やしていきたいなら最初から法人化した方が良いと、僕は思います。

 

まとめ

というわけで今回は、「法人化する?しない?保有コストなんて必要経費やで!」というテーマで解説してきました。

かくいう僕も、不動産投資については最初の一棟目から法人で購入しました。そのため、会計についてもここまで詳しくなれたというところがあります。

結論は、「迷っているならさっさと法人化しなさい!」ということです。

ぜひ参考にしてみてください!


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