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宅建と不動産実務検定どっちを受けるべき?
公開日: 2023年10月19日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「宅地建物取引士(宅建)」と「不動産実務検定」、どちらを受けるべきか?というテーマでお話ししたいと思います。
宅建は国家資格で、不動産実務検定は民間資格ですので、比べる意味があるのか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
また、先週末に実施された宅建試験を受けた方は、「宅建なんか意味がない」と言われれば、気に障ることもあるかもしれません。
あらかじめお断りしておきたいのは、今回のお話ではどちらが良いか悪いかを論じるつもりはないということです。
僕が言いたいのは、どちらを勉強するのがより効率的か?目的に合わせて考えることが重要ということです。
その点にご留意いただいて、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
結論:資格を取って何をしたいのか?による!
では、宅建と不動産実務検定、どちらを受けるべきなのでしょうか?
それは、目的によると思います。
つまり、「その資格を取って何をしたいのか?」によってどちらを受けた方がいいかは変わってくるということです。
ですので、まずはこれらの資格を整理し、その違いを明確にしてみましょう。
宅建を受験するのはどんな人?
宅建を取ると、宅地建物取引士として賃貸・売買の仲介業務を行えるようになります。
厳密に言うと、仲介業務のうち次の3つの業務を行う場合には宅建が必要になります。
1. 重要事項説明(契約を交わす前に必ず行わなければならない業務)
2. 重要事項への記名押印
3. 契約書への記名押印
これら3つの業務は宅建士の独占業務となっています。
逆に言うと、これらの業務に携わる可能性がない人は、宅建の資格は必要ないということになります。
しかし、宅建は数ある国家資格の中で最も人気のある資格の一つであり、毎年約23万人が受験します。
受験者層は幅広く、中学生からシルバー世代までさまざまです。
では、これらの受験者がみんな宅建士の独占業務を行うために受験しているのかというとそんなことはなく、なんとなく受験している人も多いと思います。
例えば、単にスキルアップしたいとか、家を借りたり買ったりするときに騙されないようになりたいという人もいるでしょう。
また、不動産投資をするために受験するという人もいると思います。
不動産実務検定を受験するのはどんな人?
一方、不動産実務検定を受験する人は、これから不動産投資を始める人や既に不動産投資をしている人、また、相続でアパートや不動産を受け継いだ人など、さまざまです。
不動産会社の経営者やその従業員さんが受験するケースも増えています。
宅建で学べるのは不動産取引に関する法律
では、それぞれの資格で学べるスキルや知識はどう違うのでしょうか?
宅建試験では、宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法、税法、民法など、不動産取引に関する「法律の知識」を学びます。
法律に焦点を当てた試験なので、不動産投資に役立つ知識はほんの一部のみです。
例えば、
・どんな物件をいくらで買えば、どのくらいの利回りやキャッシュフローがでるのか?
・どうやって物件に客付けをするのか?
・滞納トラブルの解決方法
・税金対策はどうすべきか?
など、不動産投資を成功させるための知識は一切学ぶことはできません。
不動産実務検定で学べるのは不動産投資の実務知識
一方、不動産実務検定は、不動産投資をする人のために、不動産投資家が実際の経験に基づいて開発したものです。
そのため、
・ゼロから不動産投資を始めたい人
・ガラガラのアパートを再生して満室にして高値で売却して利益を出したい人
・空き地を有効活用したい人
・相続対策をして資産を保全したい人
など、不動産実務検定は実際の不動産投資や運用をしたい人に適しています。
逆に、これらの人が宅建試験を先に勉強してしまうと遠回りになる可能性があります。
まとめ
以上、宅建試験と不動産実務検定を受験する目的はまったく異なることがおわかりいただけたと思います。
まとめると、不動産投資や土地活用がメインの目的である方は、不動産実務検定を先に受講することをおすすめします。
また、不動産業界への転職を有利にしたい方や不動産会社で仲介業務を行いたい方、または単にキャリアアップを目指す方は宅建を受けた方がいいと思います。
ただし、不動産投資を行った後で頻繁に物件の売買を繰り返す場合は、宅建業の免許が必要になります。
宅建業の免許を取得するには宅建士の資格も必要になりますので覚えておきましょう。
ウラケンは不動産実務検定を作った本人だから、ポジショントークで不動産実務検定を推していると思われるかもしれませんが、それでもやはり、不動産投資を目的にしている方には不動産実務検定をおすすめしたいです。
その理由は、僕の知る限り、不動産実務検定を学んでから不動産投資に挑戦した人で失敗した人は一人もいないからです。
一方、宅建を持っていても、不動産投資で失敗する人はたくさんいると思いますし、中には宅建士であるにもかかわらず、新築ワンルームマンション投資に手を出して失敗している人も結構いると思います。
ですので、目的に合わせてどちらの試験を選択するかを検討していただくことをお勧めします。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「宅地建物取引士(宅建)」と「不動産実務検定」、どちらを受けるべきか?というテーマでお話ししたいと思います。
宅建は国家資格で、不動産実務検定は民間資格ですので、比べる意味があるのか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
また、先週末に実施された宅建試験を受けた方は、「宅建なんか意味がない」と言われれば、気に障ることもあるかもしれません。
あらかじめお断りしておきたいのは、今回のお話ではどちらが良いか悪いかを論じるつもりはないということです。
僕が言いたいのは、どちらを勉強するのがより効率的か?目的に合わせて考えることが重要ということです。
その点にご留意いただいて、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
結論:資格を取って何をしたいのか?による!
では、宅建と不動産実務検定、どちらを受けるべきなのでしょうか?それは、目的によると思います。
つまり、「その資格を取って何をしたいのか?」によってどちらを受けた方がいいかは変わってくるということです。
ですので、まずはこれらの資格を整理し、その違いを明確にしてみましょう。
宅建を受験するのはどんな人?
宅建を取ると、宅地建物取引士として賃貸・売買の仲介業務を行えるようになります。厳密に言うと、仲介業務のうち次の3つの業務を行う場合には宅建が必要になります。
1. 重要事項説明(契約を交わす前に必ず行わなければならない業務)
2. 重要事項への記名押印
3. 契約書への記名押印
これら3つの業務は宅建士の独占業務となっています。
逆に言うと、これらの業務に携わる可能性がない人は、宅建の資格は必要ないということになります。
しかし、宅建は数ある国家資格の中で最も人気のある資格の一つであり、毎年約23万人が受験します。
受験者層は幅広く、中学生からシルバー世代までさまざまです。
では、これらの受験者がみんな宅建士の独占業務を行うために受験しているのかというとそんなことはなく、なんとなく受験している人も多いと思います。
例えば、単にスキルアップしたいとか、家を借りたり買ったりするときに騙されないようになりたいという人もいるでしょう。
また、不動産投資をするために受験するという人もいると思います。
不動産実務検定を受験するのはどんな人?
一方、不動産実務検定を受験する人は、これから不動産投資を始める人や既に不動産投資をしている人、また、相続でアパートや不動産を受け継いだ人など、さまざまです。不動産会社の経営者やその従業員さんが受験するケースも増えています。
宅建で学べるのは不動産取引に関する法律
では、それぞれの資格で学べるスキルや知識はどう違うのでしょうか?宅建試験では、宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法、税法、民法など、不動産取引に関する「法律の知識」を学びます。
法律に焦点を当てた試験なので、不動産投資に役立つ知識はほんの一部のみです。
例えば、
・どんな物件をいくらで買えば、どのくらいの利回りやキャッシュフローがでるのか?
・どうやって物件に客付けをするのか?
・滞納トラブルの解決方法
・税金対策はどうすべきか?
など、不動産投資を成功させるための知識は一切学ぶことはできません。
不動産実務検定で学べるのは不動産投資の実務知識
一方、不動産実務検定は、不動産投資をする人のために、不動産投資家が実際の経験に基づいて開発したものです。そのため、
・ゼロから不動産投資を始めたい人
・ガラガラのアパートを再生して満室にして高値で売却して利益を出したい人
・空き地を有効活用したい人
・相続対策をして資産を保全したい人
など、不動産実務検定は実際の不動産投資や運用をしたい人に適しています。
逆に、これらの人が宅建試験を先に勉強してしまうと遠回りになる可能性があります。
まとめ
以上、宅建試験と不動産実務検定を受験する目的はまったく異なることがおわかりいただけたと思います。まとめると、不動産投資や土地活用がメインの目的である方は、不動産実務検定を先に受講することをおすすめします。
また、不動産業界への転職を有利にしたい方や不動産会社で仲介業務を行いたい方、または単にキャリアアップを目指す方は宅建を受けた方がいいと思います。
ただし、不動産投資を行った後で頻繁に物件の売買を繰り返す場合は、宅建業の免許が必要になります。
宅建業の免許を取得するには宅建士の資格も必要になりますので覚えておきましょう。
ウラケンは不動産実務検定を作った本人だから、ポジショントークで不動産実務検定を推していると思われるかもしれませんが、それでもやはり、不動産投資を目的にしている方には不動産実務検定をおすすめしたいです。
その理由は、僕の知る限り、不動産実務検定を学んでから不動産投資に挑戦した人で失敗した人は一人もいないからです。
一方、宅建を持っていても、不動産投資で失敗する人はたくさんいると思いますし、中には宅建士であるにもかかわらず、新築ワンルームマンション投資に手を出して失敗している人も結構いると思います。
ですので、目的に合わせてどちらの試験を選択するかを検討していただくことをお勧めします。
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