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中小企業のマネジメント術。仏か鬼か?ウラケン流の指導法

公開日: 2023年12月13日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は、ウラケンのマネジメント論について解説したいと思います。

皆さんの中には、普段会社でマネジメントを行う立場の方や経営者の方もいると思います。

そんな皆さんは、部下を指導するときにどのような指導をしていますか?

よく鬼の上司・仏の上司なんて言われたりしますが、指導の仕方にも、「鬼の指導」と「仏の指導」があると思います。

僕は、今も昔も仏の指導が理想だと思っていますし、自分自身もそうありたいと思っています

 

あなたは「鬼」ですか?それとも「仏」ですか?

仏の経営というのは「部下の実践に任せて、それを上司は温かく見守る」みたいなことです。

万が一、部下と考え方の方向性が違っていたとしても、強制的に修正するのではなく、「これはどうすればいいと思う?」といった感じで、少し回りくどいコーチングのような質問をして、自ら気づかせ、自ら修正してもらう、そのような指導のことをいいます。
 
ところが、僕が複数の会社を20年間経営してきて分かったことは、仏の経営(指導)は理想ではあるが、それは超有能な社員のいる一流企業に限ったことであり、中小企業にはなかなかできないということです。

 

中小企業には「仏」のマネジメントはハードルが高い?

中小企業は、日頃から日銭を稼がなければ生きていけません。

そもそも高卒メインの中小企業に、一流企業のような超有能な人材は入社してきません。

つまり、時には鬼のマネジメントを駆使して、彼らの思考回路に強制的に刺激を与え、回路を書き換えていかないと行動は変わらないと思います。

ただ、最近はそれがパワハラだと言われてしまいますので、鬼になることもなかなか気を遣う時代なわけです。

もちろん、感情に任せて人格批判みたいなことをするのは言語道断です。

しかし、理屈で指導しているのにもかかわらず、それをパワハラだと言ってくるような人は、僕はもう辞めてもらって構わないと思っています。

おそらく、こういう人は今後も価値を生み出せない人でしょう。

一生低賃金で、かつ作業的な仕事をして生きていくことを自ら選択しているわけですから、放っておいていいと思います。

 

僕のカミナリが落ちる残念な仕事っぷり5選

現在、僕の会社のマネジメントはマネージャーに任せており、昔のように、僕が口を出して鬼のようなマネジメントをすることはほとんどありません(というか、ぐっと堪えています笑)。

しかし、これだけはさすがに見逃せないということが大きく5つあって、それを皆さんと共有したいと思います。

 

①仕事の優先順位がわからない


第一に、仕事の優先順位を決めず、とりあえず目の前の仕事から取り掛かる人です。
 
こういう人は看過できません。

こういう人は、重要な仕事もそうでない仕事も、同じエネルギーレベルでやろうとしてしまうわけで、もっと具体的に言うと、最優先事項をほったらかしにして、今やらなくていい仕事を延々としている、という感じです。
 
例えば、アパートで空室が出た時に真っ先にやるべきことは何でしょうか?
 
多くの大家さんが考えるのは、原状回復の見積もりを取り、前の入居者との敷金精算をすることが最優先だと思っているかもしれません。

しかし、本来最優先すべきことは業者への客付け営業です。

今日退去があったとしたら、1ヶ月後から入居できるということを客付け会社に告知して、営業して、次の入居者が入居できる期日を先に決めてしまうことで、リフォームや敷金の精算作業が最短でできるわけです。

リフォーム中で部屋が内見できない期間は、バーチャル内見ができるように動画を用意しておけばいいですし、とにかく退去したらすぐ入居募集を開始するのが肝なのです。

 

②分岐思考(戦略)がない

 
2つ目は、打ち手が単発で戦略がない仕事ぶりです。
 
僕は、チャレンジして失敗することに対してとやかく言うことはありません。むしろ、どんどんチャレンジしなさいと言っています。

僕が何に怒るのかというと、全く戦略がなく打ち手が単発なことです。

これがダメだったら次はコレ、またダメだったら次はコレ、みたいな感じで、無限に手を打ち続ければいずれ必ず当たります。

それを中長期的にしっかり計画し、次から次へとやっていくことで結果が出ていくわけです。

仕事ができない人というのは、成果が出るか出ないか分からない打ち手を単発で行う傾向があります

「じゃ、次どうするの?」と聞かれた時に無策でいること、これはもう絶対にダメですよね。

 

③うまくいかない理由を環境のせいにする


3つ目に、今の時代、ネットで全部完結させようとしたり、人と会わずに成果を出そうとしたりする仕事ぶりです。

アナログ的な泥臭いことをやらないで、うまくいかない理由をコロナのせいとか、環境のせいにする人は、もう本当に僕から雷が落ちるので覚悟しておいて下さい。

 

④勉強し続けない・仕事が遅い


4つ目に、圧倒的な勉強不足です。

自分の仕事に対しての学習が圧倒的に不足しているのにも関わらず、全く自分のスキルをアップデートしない、僕はこういう人も大嫌いです。

新たな価値は既知からは生まれません。既知と未知の融合からしか生まれないのです。

その未知の部分を補おうとする努力をしていない人は、クライアントさんに対しても価値を提供できませんので、僕の雷が落ちます。

また、仕事が遅い人もダメです。

スケジュールが区切れない人、自分自身を追い込めない人はお客さんに対しても迷惑をかけてしまうので、僕の雷が落ちます。

 

⑤センスがないのを理解していない


最後に5つ目、センスがないのにセンスが必要な仕事をしてしまう人です。

センスがないのなら、なくてもいいのです。なぜなら、センスがある人にその仕事を任せればいいからです。

しかし、そういった仕事を自分の仕事だと勘違いしてしまう人がいます。

当然、その先にはセンスの悪い成果物しか出てきませんし、それをお客さんに出したりすれば、その人だけでなく会社自体がセンスのない会社だ、というレッテルが貼られてしまいます

自治体のゆるキャラなどはその典型で、バズっていないゆるキャラのデザインやネーミングは、職員やその自治体の首長がしていたりします。

誰しも、得意・不得意があります。

お客さんに対して期待以上の仕事をするのがプロの仕事です。

自分が不得意なことはきちんと認識し、そのような仕事は得意な人に任せる、ということをしていかないと、いい仕事はできないと思います。

 

まとめ

今回は、ウラケンのマネジメント論について解説してきました。

この他にも言いたいことはまだたくさんあるのですが、グッとこらえて我慢しています笑。

僕が運営しているような中小企業は、仏のマネジメントだけで放っておくとすぐに間違った方向へ行ってしまいます。

ですので、たまには鬼のマネジメントを駆使して雷を落とす必要があるのです。ぜひ参考にしてください。


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