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福袋の心理学:なぜ一瞬で完売し、あるいは残るのか?
公開日: 2024年01月13日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、お正月に恒例の「福袋」について考えてみようと思います。
あなたは、福袋を買う派ですか?買わない派ですか?
一口に福袋といっても色々で、毎年一瞬で売れ切れてしまう福袋がある一方、ずーっと売れ残っている福袋も結構目にします。
では、一瞬で売れ切れてしまう福袋と、いつまでも売れ残っている福袋の違いは何なのでしょうか?
福袋を買う人の心理とは?
まずは、福袋を買う人の心理を考えてみましょう。
福袋を買う人というのは、くじ引きや宝くじのようなワクワク感や、新春の運試し的な要素を求めていると思います。
ただ、宝くじと違うところは、福袋にはお値段以上のものが入っているという一定の安心感があるという点です。
では、お値段以上のものが入っているのに、なぜ売れ残ってしまう福袋があるのでしょうか。
まず考えられるのは、「何が入っているかわからない」という点だと思います。
しかし、最近は透明のビニール袋に入っていて中身が見える福袋もありますよね。
僕がよく行く釣具屋の福袋も、透明のビニール袋に入って中身が丸見えになっていて、さらにすでに年末から先行販売されていました。
もはや福袋の定義が何なのか分からなくなりますが(笑)、それらの福袋もあまり売れている様子はなく、僕自身も中身がすでに見えてしまっているため、特に欲しいと思いませんでした。
売れる福袋と売れ残る福袋の違いとは?
では、冒頭の問いに戻りましょう。
なぜ、一瞬で売れ切れてしまう福袋と、いつまでも売れ残ってしまう福袋があるのか?
結論を言うと、「お客さんが感じる価値」と「定価からいくら安いのか?」というのは、全く別物だということを理解しているかいないかの差だと思います。
つまり、いくら値段が安くても、いらないものはいらないのです。
たとえ定価の半額であったとしても、買った福袋の9割が不要な商品であれば、二度と買わないでしょう。
逆に、1割の欲しいものを、欲しくないもの(ゴミとも言えます)と一緒に買っているので、むしろ割高になってしまっています。
僕が丸見えの釣具店の福袋を買わないのも、一つの欲しいルアーのために、他の欲しくないルアーを(例え半額であっても)買うことが無駄に思えてしまうからです。
つまり、釣具屋の中身が透けて見える福袋は、単なる抱き合わせによる在庫処分に過ぎず、それでは売れるはずがありません。
売れる福袋は新規顧客の開拓にもなっている
一方で、売れる福袋とはどのようなものでしょうか。
例えば、ハイブランドの福袋などが挙げられます。
ハイブランドであれば、そのブランドが好きな人なら、中身が何であれお得だと感じることでしょう。
また、ハイブランドの場合、普段は値引き販売が一切できませんが、福袋の時期だけは堂々と値引きできるため、お店側にとって新たな顧客開拓に繋がるメリットもあります。
また、カルディで売っているような、食品の福袋は結構お得だと思います。
食品だから捨てるということもありませんし、無駄になりません。
普段は使わないような調味料が入っていれば、この機会にその調味料を使って新たな料理を開発してみるという楽しみもあります。
また、お酒の福袋で普段あまり飲まないようなワインが入っていれば、試飲を楽しむというメリットもあるでしょうし、酒飲みであれば、いずれにしても飲むので無駄にはならないでしょう。
お客さんのニーズを把握しない福袋は人件費の無駄
このような感じで、定価の半額の福袋を作っても売れないのは、お客さんのニーズを全く考えていないからだと思います。
お客さんのことを考えていないものは、いくら安くても売れませんし、単なる在庫処分の手段になってしまっているのではないでしょうか。
こういうお店は、毎年のルーティン企画として福袋をやっているだけで、売り上げも伸びず、新たな顧客も獲得できないので、福袋を作るだけ人件費の無駄です。
僕が行っている釣具店には、本当に大量の福袋がありますが、これを作るのに一体何日かかったのか?どれくらい人件費がかかったのか?ということが気になってしまいます。
売れなければ、その人件費は丸々無駄になりますから、このような福袋の売り方はやめたほうが良いと思います。
もし福袋を行うのであれば、お客さんが価値を感じるような福袋をしっかり作るべきでしょう。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、お正月に恒例の「福袋」について考えてみようと思います。
あなたは、福袋を買う派ですか?買わない派ですか?
一口に福袋といっても色々で、毎年一瞬で売れ切れてしまう福袋がある一方、ずーっと売れ残っている福袋も結構目にします。
では、一瞬で売れ切れてしまう福袋と、いつまでも売れ残っている福袋の違いは何なのでしょうか?
福袋を買う人の心理とは?
まずは、福袋を買う人の心理を考えてみましょう。福袋を買う人というのは、くじ引きや宝くじのようなワクワク感や、新春の運試し的な要素を求めていると思います。
ただ、宝くじと違うところは、福袋にはお値段以上のものが入っているという一定の安心感があるという点です。
では、お値段以上のものが入っているのに、なぜ売れ残ってしまう福袋があるのでしょうか。
まず考えられるのは、「何が入っているかわからない」という点だと思います。
しかし、最近は透明のビニール袋に入っていて中身が見える福袋もありますよね。
僕がよく行く釣具屋の福袋も、透明のビニール袋に入って中身が丸見えになっていて、さらにすでに年末から先行販売されていました。
もはや福袋の定義が何なのか分からなくなりますが(笑)、それらの福袋もあまり売れている様子はなく、僕自身も中身がすでに見えてしまっているため、特に欲しいと思いませんでした。
売れる福袋と売れ残る福袋の違いとは?
では、冒頭の問いに戻りましょう。なぜ、一瞬で売れ切れてしまう福袋と、いつまでも売れ残ってしまう福袋があるのか?
結論を言うと、「お客さんが感じる価値」と「定価からいくら安いのか?」というのは、全く別物だということを理解しているかいないかの差だと思います。
つまり、いくら値段が安くても、いらないものはいらないのです。
たとえ定価の半額であったとしても、買った福袋の9割が不要な商品であれば、二度と買わないでしょう。
逆に、1割の欲しいものを、欲しくないもの(ゴミとも言えます)と一緒に買っているので、むしろ割高になってしまっています。
僕が丸見えの釣具店の福袋を買わないのも、一つの欲しいルアーのために、他の欲しくないルアーを(例え半額であっても)買うことが無駄に思えてしまうからです。
つまり、釣具屋の中身が透けて見える福袋は、単なる抱き合わせによる在庫処分に過ぎず、それでは売れるはずがありません。
売れる福袋は新規顧客の開拓にもなっている
一方で、売れる福袋とはどのようなものでしょうか。例えば、ハイブランドの福袋などが挙げられます。
ハイブランドであれば、そのブランドが好きな人なら、中身が何であれお得だと感じることでしょう。
また、ハイブランドの場合、普段は値引き販売が一切できませんが、福袋の時期だけは堂々と値引きできるため、お店側にとって新たな顧客開拓に繋がるメリットもあります。
また、カルディで売っているような、食品の福袋は結構お得だと思います。
食品だから捨てるということもありませんし、無駄になりません。
普段は使わないような調味料が入っていれば、この機会にその調味料を使って新たな料理を開発してみるという楽しみもあります。
また、お酒の福袋で普段あまり飲まないようなワインが入っていれば、試飲を楽しむというメリットもあるでしょうし、酒飲みであれば、いずれにしても飲むので無駄にはならないでしょう。
お客さんのニーズを把握しない福袋は人件費の無駄
このような感じで、定価の半額の福袋を作っても売れないのは、お客さんのニーズを全く考えていないからだと思います。お客さんのことを考えていないものは、いくら安くても売れませんし、単なる在庫処分の手段になってしまっているのではないでしょうか。
こういうお店は、毎年のルーティン企画として福袋をやっているだけで、売り上げも伸びず、新たな顧客も獲得できないので、福袋を作るだけ人件費の無駄です。
僕が行っている釣具店には、本当に大量の福袋がありますが、これを作るのに一体何日かかったのか?どれくらい人件費がかかったのか?ということが気になってしまいます。
売れなければ、その人件費は丸々無駄になりますから、このような福袋の売り方はやめたほうが良いと思います。
もし福袋を行うのであれば、お客さんが価値を感じるような福袋をしっかり作るべきでしょう。
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