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外国人入居者の真実:外国人入居者を受け入れるべきか?

公開日: 2024年01月16日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は「外国人の受け入れ」についてお話ししようと思います。

このブログをご覧いただければ、

・現状の外国人コミュニティーの問題と課題
・宗教や文化の違う外国人をアパートに受け入れるべきなのか?
・外国人の入居者を増やすメリットとデメリット

これらについて理解することができます。ぜひ最後までご覧ください!

 

コロナ禍後の日本の外国人訪問者・滞在者の変遷

コロナ禍が終わり、昨年(2023年)は急速にインバウンドが戻ってきました。

コロナ前の来日者数はMAX3,200万人でしたが、その8割程度が戻ってきているようです。

今年(2024年)は恐らくコロナ前と同じくらいか、それ以上になることが期待されています。

一方、一時的な旅行ではなく日本に「滞在」する「在留外国人」も増えてきており、その数は昨年よりも4.8%増えて320万人となっています

僕が独立した頃は200万人を超えるかどうかでしたから、この20年で100万人くらい在留外国人が増えている、ということになります。

そして、この在留外国人の数は今後どんどん増えていくと思います。

 

日本にある外国人コミュニティー

外国人コミュニティーで有名なのは、東京都江戸川区のインド人コミュニティーや埼玉県川口市のクルド人コミュニティー、群馬県大泉町のブラジル人コミュニティーなどがあります。

外国人が増えるということは、当然彼らが住む場所も必要になってきますが、彼らの多くはいきなり家を買うよりも賃貸に住むことがほとんどだと思います。

となれば、必然的に賃貸にまつわる様々な問題が出てくるわけです。

最近、川口市に住み着いているクルド人が騒動を起こして問題になったりしていますが、外国人が増えてくれば、当然このようなトラブルも増えてくると思います。

 

アパートに外国人は受け入れるべきか?

<文化も宗教も違う外国人>


日本人は島国に住む単一民族で、2000年ものあいだ他の国と交わらずにきましたから、外からの移民を好まない傾向が強いと思います。

また、言語の問題もあります。

日本人が英語を喋れるようになっても、多くはせいぜい日常会話ぐらいで、外国人が日本語を話してくれないと、深いところまでコミュニケーションを取るのは難しいです。

さらには、文化も宗教も違います

例えば、イスラム教徒は一日5回お祈りをしますが、お祈りの時間になると「アザーン(礼拝時間の呼びかけ)」が大音量で流れます。

住宅街でお祈りの時間に毎度アザーンが流れたら、周辺の住民はめちゃくちゃ迷惑すると思います。

僕が住むマレーシアはイスラム教なのでアザーンが流れますが、マレーシアでは僕はよそ者ですから当然我慢しています。

しかし、さすがに日本の家の周りで拡声器でアザーンを鳴らされたら、耐えられないかもしれません。

また、イスラム教の埋葬方法は土葬(そのまま土に埋める)が一般的ですが、「日本でも土葬にさせてくれ」みたいに言い出すケースもあるようです。

 

<外国人を受け入れるか否か>


このように、外国人コミュニティーが増えてくると、本当に様々な問題が出てくると思います。

では、僕たち不動産投資家はそういった外国人を受け入れるべきなのでしょうか?考えてみましょう。

今後、日本は確実に人口が減るという統計が出ています

すでに古い物件は空室が埋まらなくなってきている中で、今、あなたの物件に外国人の入居者が借りたいと言ってきたらどうしますか?ということです。

極端な例ですが、例えばあなたは魚が嫌いで肉ばかり食べていたとします。

しかし、肉食動物が絶滅してしまって、目の前には魚しかありません。そうなった時、それでもあなたは魚を食べないという選択ができますか?

僕は、不動産投資を始めてかれこれ20年近くになりますが、始めた当初から外国人を受け入れてきています。

むしろ積極的に受け入れるようにしています

実際、僕の物件は現在4割ぐらいが外国人入居者です。

外国人に貸しているおかげで、築35年の3点式ユニットバス(バス・トイレ・洗面台が一緒)でも相場より高い家賃が得られていますし、空室期間も短く、退去があってもすぐにまた外国人が入ってくる・・・という状況になっています。

ちなみに、今入居されている方の国籍はベトナム人が一番多く、中国人の方も入居されています。

 

<入居トラブルに外国人と日本人で違いはあるのか?>


では、トラブルはないのかというと、大いにあります

ゴミ置き場に平気で粗大ゴミを捨てていくなんていうのは日常茶飯事ですし、東日本大震災の時には、部屋の鍵を持ったまま国へ帰ってしまって、そのまま戻ってこない入居者がいたりしました。

それと、これは中国人の入居者でしたが、本格的な中華料理を作ったのか、生ごみを廊下に放置して異臭トラブルが起こったり、家賃滞納をして夜逃げしたりする外国人もいました。

でも、この手のトラブルは、たとえ日本人でも5%ぐらいの確率で起こると思います。

僕は、長年外国人入居者を受け入れているから分かりますが、家賃滞納や夜逃げをする外国人は、むしろ日本人より少ないと思います。

そもそも、外国人を積極的に受け入れてくれる物件が少ないので、彼らをウェルカムにすれば家賃も高く取れるし、古い物件でも十分満室にできます

 

まとめ

以上、外国人入居をテーマにお話ししてきました。

今の日本のサービス業は、すでに外国人の労働力なくしては回らなくなっています。

コンビニに行けばほとんどの従業員が外国人ですし、彼らは日本語がとても上手ですよね。

それを踏まえてアパート経営を考えてみると、外国人を受け入れるか?受け入れないか?ではなく、もはや「受け入れるしか選択肢はない」と思っています。

それでも外国人を受け入れないのであれば、空室リスクがさらに高まることになります。

僕のように、「トラブルはもう最初から起こるもの」という前提のもと、定期借家契約にしたり、家賃滞納保証に加入したり、しっかりと事前に備えることで、むしろ外国人は積極的に受け入れていく方向に梶を切った方がいいと思っています。


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