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安心住まいプロジェクト:今すぐできる木造住宅の地震対策
公開日: 2024年01月25日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、今すぐできる「木造住宅の地震対策」についてお話ししたいと思います。
令和6年能登半島地震では多くの建物が倒壊し、特に古い木造住宅が軒並み崩れてしまいました。
被害が大きかった珠洲市の木造住宅の耐震化率は、なんとわずか51%だったそうです。
つまり、1981年以降に建てられた建物(新耐震基準に適合しているもの)はわずか51%で、残りの49%は1981年より前に建てられた、新耐震基準を満たしていない建物だったのです。
実は、珠洲市では2023年5月にも最大震度6の地震が発生していました。
にもかかわらず耐震化が進んでいなかった背景には、正常性バイアスがあったのではないかと僕は考えています。
正常性バイアスとは、大地震のような異常事態が発生しても、「自分だけは大丈夫だろう」と心の平静を保とうとする人間の本能のことです。
例えば、大津波が迫っているにもかかわらず海に様子を見に行く人がいますが、あれがまさしく正常性バイアスです。
耐震補強には自治体からの補助金が出ているが・・・
今は、耐震診断や耐震補強のための補助金が自治体から出ます。
大地震はいつどこで起こるかわかりませんので、やれることはやっておいた方が良いでしょう。
特に、地震の多い地域では耐震補強は真っ先にやるべきです。
しかし、耐震診断や耐震補強工事をするには結構な時間や費用がかかりますから、補助金があったとしても、即座に実行できるわけではないということも理解できます。
そんな中、今日は今すぐできる地震対策をご紹介します。
瓦屋根の重さをご存じですか?
今回の地震でも過去の地震でもそうですが、倒壊している木造住宅は必ずと言っていいほど「瓦屋根」です。
あの瓦屋根の重さは、どのくらいあるかご存じですか?
例えば、20坪くらいの古家の瓦屋根で、約5トンの荷重がかかっています。
5トンというと、小さめの車5台分、もしくは海にあるテトラポットが1個1トンですので、あれが5個屋根にのっているのと同じになります。
地震がくれば、そんな重いものが上下左右に大きく揺れるわけですから、倒壊すべくして倒壊したと言っても過言ではありません。
もちろん、瓦屋根でなくても、柱と梁と壁がバランス良く配置されていないと倒壊する時は倒壊しますが、日本はこれだけ地震が多い国なのに、未だにこのような重い瓦をのせているのは大問題ではないでしょうか。
ではどうすれば良いのかというと、例えば瓦を取っ払ってしまい、ガルバリウム鋼板葺きやコロニアル屋根葺きにすれば良いと思います。
そうすることで、重さが10分の1くらいになるので、地震が起きてもある程度倒壊を防げると思います。
瓦屋根は住みながらでも工事できます
もちろん、できるのであれば柱や壁の補強も同時に行った方が良いですが、住みながらの耐震補強工事は結構大変です。
その点、屋根の工事は住みながらでも実施しやすいので、わりと早く施工が可能でしょう。
もし、あなたの家が瓦屋根なのであれば、真っ先に屋根のリフォームをした方が良いと思います。
また、自治体は屋根の葺き替えにもっと補助金を出した方が良いと思います。
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令和6年能登半島地震では多くの建物が倒壊し、特に古い木造住宅が軒並み崩れてしまいました。
被害が大きかった珠洲市の木造住宅の耐震化率は、なんとわずか51%だったそうです。
つまり、1981年以降に建てられた建物(新耐震基準に適合しているもの)はわずか51%で、残りの49%は1981年より前に建てられた、新耐震基準を満たしていない建物だったのです。
実は、珠洲市では2023年5月にも最大震度6の地震が発生していました。
にもかかわらず耐震化が進んでいなかった背景には、正常性バイアスがあったのではないかと僕は考えています。
正常性バイアスとは、大地震のような異常事態が発生しても、「自分だけは大丈夫だろう」と心の平静を保とうとする人間の本能のことです。
例えば、大津波が迫っているにもかかわらず海に様子を見に行く人がいますが、あれがまさしく正常性バイアスです。
耐震補強には自治体からの補助金が出ているが・・・
今は、耐震診断や耐震補強のための補助金が自治体から出ます。大地震はいつどこで起こるかわかりませんので、やれることはやっておいた方が良いでしょう。
特に、地震の多い地域では耐震補強は真っ先にやるべきです。
しかし、耐震診断や耐震補強工事をするには結構な時間や費用がかかりますから、補助金があったとしても、即座に実行できるわけではないということも理解できます。
そんな中、今日は今すぐできる地震対策をご紹介します。
瓦屋根の重さをご存じですか?
今回の地震でも過去の地震でもそうですが、倒壊している木造住宅は必ずと言っていいほど「瓦屋根」です。あの瓦屋根の重さは、どのくらいあるかご存じですか?
例えば、20坪くらいの古家の瓦屋根で、約5トンの荷重がかかっています。
5トンというと、小さめの車5台分、もしくは海にあるテトラポットが1個1トンですので、あれが5個屋根にのっているのと同じになります。
地震がくれば、そんな重いものが上下左右に大きく揺れるわけですから、倒壊すべくして倒壊したと言っても過言ではありません。
もちろん、瓦屋根でなくても、柱と梁と壁がバランス良く配置されていないと倒壊する時は倒壊しますが、日本はこれだけ地震が多い国なのに、未だにこのような重い瓦をのせているのは大問題ではないでしょうか。
ではどうすれば良いのかというと、例えば瓦を取っ払ってしまい、ガルバリウム鋼板葺きやコロニアル屋根葺きにすれば良いと思います。
そうすることで、重さが10分の1くらいになるので、地震が起きてもある程度倒壊を防げると思います。
瓦屋根は住みながらでも工事できます
もちろん、できるのであれば柱や壁の補強も同時に行った方が良いですが、住みながらの耐震補強工事は結構大変です。その点、屋根の工事は住みながらでも実施しやすいので、わりと早く施工が可能でしょう。
もし、あなたの家が瓦屋根なのであれば、真っ先に屋根のリフォームをした方が良いと思います。
また、自治体は屋根の葺き替えにもっと補助金を出した方が良いと思います。
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