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一括見積りサイトの罠。他社よりも高い/低い見積もりを出す業者にはご用心!
公開日: 2024年01月26日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は「一括見積もりサイトの罠」というテーマでお話ししていきます。
一括見積もりサイトには
・車の売却査定
・家の売却査定
・リフォームの一括査定
・解体工事の一括査定
などなど、最近は様々な種類の一括査定サイトが出てきています。「売る気はないけど、値段を調べたい」なんて時に使うと便利ですよね。
僕も15年ほど前に、バイクの一括売却見積もりサイトを利用したことがあります。
しかし、登録した途端に「バイクを見せてください!」とたくさんの電話がかかってきて、なかなか鬱陶しかった記憶があります。
ただ、いきなり電話がかかってくるサイトはすごく嫌がられるので、最近はネット上で完結するものが多いです。かなり便利になってきたと思います。
とはいえ、一括見積もりサイトでは必ずしも相場を反映した正しい価格が出てくるとは限りません。
中には、後出しじゃんけんのようにぼったくられることもあるので注意が必要です。
そこで今回は、一括見積もりサイトの注意点について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
解体費を一括査定した体験談
最近当社のスタッフが、実家の解体のために、解体の一括査定サイトを利用したそうです。
サイトに登録する時に、現地や隣地の写真をアップしたり、住所や面積を詳しく入力したりして査定依頼をしたということです。その後、サイトから電話連絡があり、追加のヒアリングがあったそうです。
こうして2週間程度で3社から見積もりが出揃ったそうですが、ちゃんと現地へ行って見積もりをした業者もいれば、サイトにアップロードされた情報から査定した業者もいたりと、まちまちだったようです。
そして、気になる査定結果ですが
A社:155万円
B社:231万円
C社:242万円
という結果でした。
A社は、明らかに安すぎますよね。他の業者の6割程度です。
何かが抜け落ちているか、見積もりが間違っている金額といえます。
僕はこの金額では安すぎて逆に怪しいと思ってしまいますが、中には「お、安い!お願いします!」と2つ返事で依頼してしまう人も少なくないと思います。
他社よりも高い売却査定/低い見積もりを出す業者の落とし穴
そこで当社のスタッフは、3社の見積もりをよく見比べました。
すると判明したのが、A社だけ、ブロック造ではなく木造で見積もりしていたということです。
僕は、これは単なる間違いではなく、“釣り”の可能性が非常に高いと思います。
おそらく、「他社より6割も安い!ここにお願いしよう!」と意気揚々とA社に依頼し、打ち合わせをして、前金を払った後に、
「あ、ブロック造を木造と間違って見積もりしてしまいました、155万ではできません!」
となるのではないでしょうか。
そしておそらくA社は、
「他の業者はいくらで見積もりを出してますか?」と聞いてきます。
そこでB社の価格を伝えると、
「一番安い231万円より、5万値引きした価格でやらせていただきますので、工事をさせてもらえませんか?」
とクロージングしてくるというわけです。
もしくは、「外構の解体費用が入っていないので、追加させてください」と言ってくるかもしれません。
他の見積もりサイトも同様
今回は解体費用の見積もりサイトの例を出しましたが、他の見積もりサイトも同様です。
例えば、家の一括査定サイトでは、高い査定を出した業者と媒介契約を結びたくなりますよね。
「こんな金額で売れるんだ、さすが大手だな!」と思うわけです。
しかし、業者の提示した金額では一向に売れません。
あなたが値下げするまで高い金額のまま売りに出されてしまい、一向に売れず、晒し物件になってしまう・・・というわけです。
そのため、一括査定サイトを使って見積もりをとるときは、他社と比較して特に高い/安い業者には細心の注意を払った方が良いと思います。
まとめ
というわけで今回は、一括見積りサイトの罠について解説してきました。
僕は建築現場の経験が長いので、下請け業者は後出しじゃんけんが多いということを生で体験しています。
そもそも、一括見積もりサイトを利用する人の大半は素人です。
ですので、後々でトラブルになったり、「こういうものなのか・・・」と半ば諦めて、泣く泣く依頼することになったりするケースが多いわけです。
結論としては、「明らかに他社よりも高い/安い査定結果には気をつけろ!」ということです。
ぜひ参考にしてみてください!
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は「一括見積もりサイトの罠」というテーマでお話ししていきます。
一括見積もりサイトには
・車の売却査定
・家の売却査定
・リフォームの一括査定
・解体工事の一括査定
などなど、最近は様々な種類の一括査定サイトが出てきています。「売る気はないけど、値段を調べたい」なんて時に使うと便利ですよね。
僕も15年ほど前に、バイクの一括売却見積もりサイトを利用したことがあります。
しかし、登録した途端に「バイクを見せてください!」とたくさんの電話がかかってきて、なかなか鬱陶しかった記憶があります。
ただ、いきなり電話がかかってくるサイトはすごく嫌がられるので、最近はネット上で完結するものが多いです。かなり便利になってきたと思います。
とはいえ、一括見積もりサイトでは必ずしも相場を反映した正しい価格が出てくるとは限りません。
中には、後出しじゃんけんのようにぼったくられることもあるので注意が必要です。
そこで今回は、一括見積もりサイトの注意点について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
解体費を一括査定した体験談
最近当社のスタッフが、実家の解体のために、解体の一括査定サイトを利用したそうです。サイトに登録する時に、現地や隣地の写真をアップしたり、住所や面積を詳しく入力したりして査定依頼をしたということです。その後、サイトから電話連絡があり、追加のヒアリングがあったそうです。
こうして2週間程度で3社から見積もりが出揃ったそうですが、ちゃんと現地へ行って見積もりをした業者もいれば、サイトにアップロードされた情報から査定した業者もいたりと、まちまちだったようです。
そして、気になる査定結果ですが
A社:155万円
B社:231万円
C社:242万円
という結果でした。
A社は、明らかに安すぎますよね。他の業者の6割程度です。
何かが抜け落ちているか、見積もりが間違っている金額といえます。
僕はこの金額では安すぎて逆に怪しいと思ってしまいますが、中には「お、安い!お願いします!」と2つ返事で依頼してしまう人も少なくないと思います。
他社よりも高い売却査定/低い見積もりを出す業者の落とし穴
そこで当社のスタッフは、3社の見積もりをよく見比べました。すると判明したのが、A社だけ、ブロック造ではなく木造で見積もりしていたということです。
僕は、これは単なる間違いではなく、“釣り”の可能性が非常に高いと思います。
おそらく、「他社より6割も安い!ここにお願いしよう!」と意気揚々とA社に依頼し、打ち合わせをして、前金を払った後に、
「あ、ブロック造を木造と間違って見積もりしてしまいました、155万ではできません!」
となるのではないでしょうか。
そしておそらくA社は、
「他の業者はいくらで見積もりを出してますか?」と聞いてきます。
そこでB社の価格を伝えると、
「一番安い231万円より、5万値引きした価格でやらせていただきますので、工事をさせてもらえませんか?」
とクロージングしてくるというわけです。
もしくは、「外構の解体費用が入っていないので、追加させてください」と言ってくるかもしれません。
他の見積もりサイトも同様
今回は解体費用の見積もりサイトの例を出しましたが、他の見積もりサイトも同様です。
例えば、家の一括査定サイトでは、高い査定を出した業者と媒介契約を結びたくなりますよね。
「こんな金額で売れるんだ、さすが大手だな!」と思うわけです。
しかし、業者の提示した金額では一向に売れません。
あなたが値下げするまで高い金額のまま売りに出されてしまい、一向に売れず、晒し物件になってしまう・・・というわけです。
そのため、一括査定サイトを使って見積もりをとるときは、他社と比較して特に高い/安い業者には細心の注意を払った方が良いと思います。
まとめ
というわけで今回は、一括見積りサイトの罠について解説してきました。僕は建築現場の経験が長いので、下請け業者は後出しじゃんけんが多いということを生で体験しています。
そもそも、一括見積もりサイトを利用する人の大半は素人です。
ですので、後々でトラブルになったり、「こういうものなのか・・・」と半ば諦めて、泣く泣く依頼することになったりするケースが多いわけです。
結論としては、「明らかに他社よりも高い/安い査定結果には気をつけろ!」ということです。
ぜひ参考にしてみてください!
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