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ソマリアの海賊を撲滅させた、すしざんまい木村社長の話
公開日: 2024年02月15日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
すしざんまいといえば、毎年の初競りで一番マグロを4~5年連続で高値で落札していたので有名ですよね。
すしざんまいが競り落とした3億4千万円の一番マグロは、未だに過去一番高いマグロとしてギネス記録に残っています。
しかし、すしざんまいの木村社長は、こうした派手なパフォーマンスとは裏腹に、実は社会貢献にも非常に力を入れているんですよね。
一例を挙げると、なんと!「ソマリアの海賊に仕事を与えた」ということで知られています。
ということで今回は、すしざんまいの公式HPに書いてある情報を元に、ソマリアの海賊を撲滅させた木村社長の活動をご紹介します。
ところで、「この話は本当なのか?」「実は作り話なのではないか?」など、ネット上にはさまざまな意見があります。今回のお話が本当か嘘かは、皆さんご自身に判断いただければと思います。
かくいう僕は、木村社長の活動に非常に感銘を受けていますので、ぜひ今回の記事で詳しくご紹介していければと思います。
海賊に悩まされるジブチ政府からの要請
アラビア半島の東西には、ホルムズ海峡と紅海があります。
ここは欧州との重要な物流拠点です。
しかし、紅海やホルムズ海峡は、日頃から海賊被害に悩まされていました。
一方でソマリアは、1980年頃から内戦が起こり、1991年のバレ政権崩壊以降、20年以上にわたり無政府状態が続いていました。
とにかく国が貧しいので、国民の一部は海賊行為をして、資源や荷物を奪うようなことをしていたわけです。
そこで、日本の自衛隊や、アメリカ、フランス、ドイツ、スペインなど各国の軍隊が艦艇や哨戒機を派遣するなどして、海賊が出ないようにしていました。
そして2011年、日本の自衛隊はソマリアに隣接するジブチに、活動拠点となる基地を作りました。
その前後で、「漁業のやり方や、獲れた魚の加工・流通について教えてほしい」とジブチ政府から声がかかり、木村社長も派遣されることになりました。
ここで木村社長は、「なぜこの海域には海賊が多いのか?」とシンプルに疑問に思ったそうなんですよね。
海洋資源が豊富な漁場に海賊が出るワケ
実はこの海域は、海洋資源が非常に豊富です。
ソマリア沖では、キハダマグロやメバチマグロがたくさん釣れます。
実際に木村社長も釣りに出かけたら、これらのマグロがたくさん釣れたそうです。
では、なぜこんなに良い漁場なのに、海賊が出るのでしょうか?
それは、魚を獲っても、冷蔵施設や加工技術がないので、国内でも販売できず、国外に輸出もできないからです。
日本の自衛隊や各国の軍隊は海賊の撲滅活動をしていましたが、要するに、ミサイルを撃って海賊を一掃していました。
しかし、それでもソマリアの海賊被害はなくならないのはなぜなのか?
木村社長は、「彼らは貧しいからこそ、海賊行為をしないと家族を食べさせていけないのではないか」と考えました。
実際、漁師たちは貧困が原因で海賊行為に手を染めていた人もいたそうです。
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えた
木村社長は、「こんなに魚がいるのだから、彼らは海賊ではなく漁師に戻れば良いじゃないか」と考えます。
そして早速実行に移します。
日本で中古の漁船を4隻購入し、現地に輸送しました。そして、海賊たちに漁師に戻ることを勧めました。
魚の釣り方や加工方法を教え、「採ったマグロはすしざんまいが買い取る」ということにしたのです。
要するに、「魚を与える、お金を与える、という支援ではなく、仕事を与えて、海賊行為をしなくて済むようにした」というわけです。
まとめ
というわけで今回は、「ソマリアの海賊を撲滅させた、すしざんまい木村社長の話」を解説してきました。
僕が常日頃から主張している「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」というのを、木村社長は何年も前から世界的な規模で実践していることに刺激と感銘を受けたので、今回の記事でシェアさせていただきました。
一説には「作り話だろう」という話もありますが、中古船を4隻購入して現地に輸送したのは事実です。
HPには、今はまだ採算が取れるような状況ではないけれど、今後も現地からマグロを購入していくと書かれていました。
今回の件に限らず、自分の家族や周りの人々に、モノを与えるのではなく魚を釣れるように技術を伝えていくことは、我々大人の使命です。ともに頑張っていきましょう。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
すしざんまいといえば、毎年の初競りで一番マグロを4~5年連続で高値で落札していたので有名ですよね。
すしざんまいが競り落とした3億4千万円の一番マグロは、未だに過去一番高いマグロとしてギネス記録に残っています。
しかし、すしざんまいの木村社長は、こうした派手なパフォーマンスとは裏腹に、実は社会貢献にも非常に力を入れているんですよね。
一例を挙げると、なんと!「ソマリアの海賊に仕事を与えた」ということで知られています。
ということで今回は、すしざんまいの公式HPに書いてある情報を元に、ソマリアの海賊を撲滅させた木村社長の活動をご紹介します。
ところで、「この話は本当なのか?」「実は作り話なのではないか?」など、ネット上にはさまざまな意見があります。今回のお話が本当か嘘かは、皆さんご自身に判断いただければと思います。
かくいう僕は、木村社長の活動に非常に感銘を受けていますので、ぜひ今回の記事で詳しくご紹介していければと思います。
海賊に悩まされるジブチ政府からの要請
アラビア半島の東西には、ホルムズ海峡と紅海があります。ここは欧州との重要な物流拠点です。
しかし、紅海やホルムズ海峡は、日頃から海賊被害に悩まされていました。
一方でソマリアは、1980年頃から内戦が起こり、1991年のバレ政権崩壊以降、20年以上にわたり無政府状態が続いていました。
とにかく国が貧しいので、国民の一部は海賊行為をして、資源や荷物を奪うようなことをしていたわけです。
そこで、日本の自衛隊や、アメリカ、フランス、ドイツ、スペインなど各国の軍隊が艦艇や哨戒機を派遣するなどして、海賊が出ないようにしていました。
そして2011年、日本の自衛隊はソマリアに隣接するジブチに、活動拠点となる基地を作りました。
その前後で、「漁業のやり方や、獲れた魚の加工・流通について教えてほしい」とジブチ政府から声がかかり、木村社長も派遣されることになりました。
ここで木村社長は、「なぜこの海域には海賊が多いのか?」とシンプルに疑問に思ったそうなんですよね。
海洋資源が豊富な漁場に海賊が出るワケ
実はこの海域は、海洋資源が非常に豊富です。ソマリア沖では、キハダマグロやメバチマグロがたくさん釣れます。
実際に木村社長も釣りに出かけたら、これらのマグロがたくさん釣れたそうです。
では、なぜこんなに良い漁場なのに、海賊が出るのでしょうか?
それは、魚を獲っても、冷蔵施設や加工技術がないので、国内でも販売できず、国外に輸出もできないからです。
日本の自衛隊や各国の軍隊は海賊の撲滅活動をしていましたが、要するに、ミサイルを撃って海賊を一掃していました。
しかし、それでもソマリアの海賊被害はなくならないのはなぜなのか?
木村社長は、「彼らは貧しいからこそ、海賊行為をしないと家族を食べさせていけないのではないか」と考えました。
実際、漁師たちは貧困が原因で海賊行為に手を染めていた人もいたそうです。
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えた
木村社長は、「こんなに魚がいるのだから、彼らは海賊ではなく漁師に戻れば良いじゃないか」と考えます。そして早速実行に移します。
日本で中古の漁船を4隻購入し、現地に輸送しました。そして、海賊たちに漁師に戻ることを勧めました。
魚の釣り方や加工方法を教え、「採ったマグロはすしざんまいが買い取る」ということにしたのです。
要するに、「魚を与える、お金を与える、という支援ではなく、仕事を与えて、海賊行為をしなくて済むようにした」というわけです。
まとめ
というわけで今回は、「ソマリアの海賊を撲滅させた、すしざんまい木村社長の話」を解説してきました。僕が常日頃から主張している「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」というのを、木村社長は何年も前から世界的な規模で実践していることに刺激と感銘を受けたので、今回の記事でシェアさせていただきました。
一説には「作り話だろう」という話もありますが、中古船を4隻購入して現地に輸送したのは事実です。
HPには、今はまだ採算が取れるような状況ではないけれど、今後も現地からマグロを購入していくと書かれていました。
今回の件に限らず、自分の家族や周りの人々に、モノを与えるのではなく魚を釣れるように技術を伝えていくことは、我々大人の使命です。ともに頑張っていきましょう。
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