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新NISA制度の落とし穴を探る:本当に得する投資法とは?

公開日: 2024年02月24日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今回は、「大盛り上がりの新NISA制度に落とし穴はないのか?」というテーマでお話ししたいと思います。

今年1月から「新NISA制度」が始まり、マーケットも非常に盛り上がっています。

なんと2024年1月の1ヶ月間だけで、新NISAの口座を経由した株の購入額が1兆8,000億円を超えたそうです。

日経平均株価も連日高値を更新し続け、2024年2月22日には史上最高値を更新しましたね。

このように市場がすごく盛り上がっているので、これまで投資に無縁だった人も、この波に乗り遅れまいと投資を検討している人は多いと思います。

そこで今回は、

・国が後押しする「新NISA制度」とはなにか?裏はないのか?
・今すぐに投資を始めるべき理由
・投資の最適な運用期間と取り崩すタイミング

についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください!

 

新NISAは今すぐやるべきです

日本の株式市場は高値を更新し続けていますが、この盛り上がりに警戒している方もいます。

「新NISA制度」は国が推進している制度なので「なにか裏があるんじゃないか・・・」と疑っている方が少なからずいるようなんですよね。

しかし、僕はこれは全くの都市伝説だと思っていて、新NISAの仕組みを分かってない人が憶測でものを言っているだけだと思います。

これだけ増税が大好きな日本政府が、「税金はいらないから自分の老後資金は自分で運用して作ってね」と言っているわけですから、絶対に活用した方がいいと思います。

そもそも、今日本はインフレ時代に突入していて、銀行にお金を貯金しているだけでも、お金の価値は目減りしていきます。

だから、使えるものはしっかり使って投資した方がいいですし、新NISAを使った投資をしない人は情報弱者もいいところだと思います。

 

新NISA制度とはいったいなにか?

さて、まずは新NISA制度について簡単におさらいしましょう。

新NISAは、つみたて投資枠が年120万円まで、成長投資枠が年240万円まで、合わせて年間360万円まで、合計1,800万円までの投資に対する運用益が非課税になる制度です。

通常、金融資産の運用益には20%の税金がかかりますが、これが無税になるのはもうめちゃくちゃお得ですし、1,800万円のうちの一部を途中でいったん売却しても、1,800万円までの再投資分は無期限で無税になりますので、この新NISAを使わない手はありません

どこを切り取っても、“これは使わないと馬鹿でしょ”みたいな制度なんですよね。

僕がなぜここまで「新NISAをやりましょう!」と言っているのかというと、残念なことに、僕はこの新NISA制度を使えないからです。

僕はマレーシアの住民で、日本の「非居住者」になっているのですが、新NISAを使った投資は日本の居住者でないとできないんでよすね。

ですので、新NISAをやらない人には、「あなたの投資枠を僕にください!」と言いたいくらいです笑

 

投資は「長期・分散・つみたて」が基本です

積立投資で具体的なおすすめ商品は、「全世界株式インデックス(通称オルカン)」もしくは「全米株式S&P500」です。

僕は以前から「全米株式S&P500」へ投資していますが、ここまで平均して年率13%ぐらいで運用できています。

実際に投資するのは、この「全世界株式インデックス(通称オルカン)」か「全米株式S&P500」のどちらか1本でいいと思います。

なぜなら、オルカンは約6割が全米株式で運用されているので、オルカンとS&P500の両方に投資をすると、全米株式がダブってしまって分散投資の意味がなくなってしまうんですね。

オルカンであれば、10%程度は新興国株式に分散投資されていますので、上手に新興国の成長も取り込むことができます。

もちろんオルカンには日本株も構成されており、日本の株式は5~7%程度含まれています。

とにかく、オルカンの商品は全世界の株式に投資するので、世界経済が成長し続ける限り、このオルカンの資産も増えていくということになります。

ちなみに、オルカンもS&P500も、つみたて投資枠・成長投資枠の両方の枠で投資することが可能です。

 

運用期間は10年以上を目安にしましょう

では、この新NISAを使った積立投資はいつまで続ければいいのでしょうか?

基本的に1回投資したら、オルカンもS&P500も「ずっと運用し続けるのが基本」になってきます。

その理由は、積立投資は長期で投資をすればするほどリスクが小さくなりますし、しっかりしたパフォーマンスを出すことができるようになるからです。

当然、いつかは解約することになるとは思いますが、最低でも10年以上は運用すべきだと思います。

なぜなら、過去にはITバブルとか、リーマンショックとか、コロナショックとか、色々なリセッションがありましたよね。

こういった局面においては、いくら優秀な投資信託でも、必ず株価は下がってしまいます。

しかし、積立投資は株価が上がろうが下がろうが、毎月一定額を買っていくので、株が下がった時にはその分たくさんの株を買うことができます

すると「ドルコスト平均法」の効果が働いて、リスクを平準化させることができます。

また、なぜ「10年以上」なのかというと、これまでどんなリセッションが起きても、その後10年以内には株価は元に戻ってきているからです。

ちなみに、米国のS&P500指数の歴史は90年ありますが、S&P500のパフォーマンスを1年・5年・10年・15年・20年と見てみると、長く運用すればするほどリスクが小さくなり、そのパフォーマンスの平均値も10%を超えてきます

さらに、「ドルコスト平均法」を使って積み立て投資をしていけば、さらにリスクが低くなるということになります。

 

まとめ

以上、最近大盛り上がりの新NISA制度についてお話ししました。

基本的に新NISAで積み立てた資金は、まとまったお金が必要にならなければ運用し続けるのが得策です。

例えば、

・お子さんが大学に行って何百万円も入学金がかかる
・海外留学するのにお金かかる
・家を買うのに頭金が必要
・高齢になって施設に入るための保証金が必要

このような時以外は、解約しないでずっと長く運用し続けるのがいいと思います。

一方、長く運用し続けた場合、新NISAの口座で資金は増え続けていくと思いますが、これをずっと持ち続けていると、「人生で1番お金持ちの時に死んでしまう・・・」などということになりかねません

そのため、資産を取り崩す「出口戦略」も非常に重要になってきます。

どうやって資金を使っていくか?あるいはどうやって次世代に引き継いでいくか?これらはとても大きなテーマですので、また次の機会に解説したいと思います。


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