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日本株が上がっている理由。これから日本人はどう投資をしていくべきか?
公開日: 2024年02月29日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
2024年2月22日、日経平均株価が34年ぶりにバブル期の最高値3万8,915円を更新しました。
バブル期の株価を超える日が来るなんて、なかなか想像できなかった方も多いのではないでしょうか。
特にバブルを経験された皆さんはトラウマがあるでしょうか、諸手を挙げて喜んでいる人は少ないのではないかと思います。
そこで今回は、トラウマを抱えた日本人がこれからどのように投資をしていくべきか、について解説したいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
いま日本株が上がっている理由について
日経平均株価はバブル後の最高値を更新しましたが、今の株価を支えているのは実は日本人ではありません。
2024年1月18日に東証が発表した「投資部門別状況」を見ると、日本の個人投資家は1月に1兆695億円を売り越しています。逆に、海外投資家は1兆4,439億円を買い越しています。
つまり、今の日本株は日本人投資家が買い支えているのではなく、海外勢が支えているということです。
今は円安ですから、日本株が高騰しているといっても、海外から見ればまだまだ割安水準にあります。海外の投資家から見れば、安く日本株を購入できるという側面があるんですね。
では、日本人が売り越している理由というのは何でしょうか?
それはやはり「トラウマ」があるからではないでしょうか。
日本はバブル崩壊から30年以上も長いトンネルを抜け出せなかったわけですから、僕たち日本人のマインドには、「日本株はもう上がらない」という強い刷り込みが宿ってしまっていると思います。
もうこれはしょうがないような気がします。
ですから、今、日本人投資家が売り越し状態にあるということは、「今のうちに利益を確定させておこう」という人が多いということですね。
ですが、僕自身は今回の日経平均株価の最高値の更新は単なる通過点だと思っています。
なぜなら、今はやっと「失われた30年を取り戻しただけ」であって、本格的なマーケットの成長はここから始まると思っているからです。
みなさんはこれからどう投資を始める?
日本に投資資金が回ってきている理由
では、その根拠はどこにあるのかというと、日本企業の体質と収益構造がこの30年で改善してきているからです。
それから、日本のデフレ経済の構造転換も図られてきています。
さらには、中国経済が低迷しているおかげで、海外勢の投資資金が日本に向かったから、という理由もあるでしょう。
しかし、僕は日本株が上がっているからといって、日本の個別株やインデックス投資をするつもりは全くありません。
なぜなら、
・僕はすでに「不動産」でベースとなるポートフォリオを作っている
・グローバルに物事を見ていくと、今後は日本円と外貨のバランスは50対50の半々にしていかないといけないと考えている
からです。
僕は、日本は今後さらにインフレになり、長期的には円安傾向が続くと思っています。
これから更に円安になったとすれば、円建ての資産はより一層目減りしてしまいますから、今こそ日本人は外貨投資をすべきだと思っています。
この辺の意味がわからない人は、僕の過去の動画を参考にしてみてください。
銀行にお金を寝かせておくことも「投資」である
多くの日本人は、これまで経済があまり良くなかったから、投資をするより銀行に貯金をしていたと思います。
現に日本人の貯蓄率は世界で一番高く、世界で一番個人投資をしない国民だったわけです。
意外に思われる方も多いと思いますが、実は銀行にお金を寝かせておくことも投資の一つなんですよね。
このように言うと、「貯金してるだけなんだから、投資じゃないでしょ!」と言う人がいますが、貯金もれっきとした投資です。
貯金しかしていない人は、今、日本という国に100%投資している状態ということです。
どういうことかというと、今の普通預金の預金金利は大体0.01%ぐらいで、定期預金ですら0.1%程度で、ほとんど金利が付いていません。
逆に、今の日本はインフレ状態にありますから、今日100円で買えたものが来年は110円出さないと買えなくなるかもしれません。というか、今まさにそうなってきていますよね。
ということは、貯金をしている人は10%の金利が付かないと、来年の現金価値は1割近くも目減りしてしまうということです。
そういう意味で、今、日本で現金を銀行に預けているのは極めてハイリスクな投資といえるわけです。
日本と海外との資産配分の理想はどれくらい?
それならば!と、これから日本株で投資を始めようとしている人も少なくないと思いますが、日本株で資産を増やせても、増えた資産がインフレで目減りしてしまったら意味がありません。
ではどうするべきなのかというと、円に偏った資産を外貨にも分散させることです。
理想は、資産を円50:外貨50の配分で所有し、資産を国内と海外とで半々にすることで、今後通貨が円高になろうが円安になろうが為替リスクを打ち消してくれます。
最悪でも為替で資産を減らすことはなくなるわけです。
では何をすればいいのかというと、今年から始まった新NISAを使って積立投資をすることです。
具体的には、
・全世界株式オールカントリー(通称オルカン)
・全米株式S&P500
このどちらか1本に投資すればいいと思います。
このオルカンやS&P500への投資は、いずれも「為替ヘッジなし」の投資になりますので、外貨に投資していることと同じことになります。
ですから、円安になれば資産は増えますし、円高になれば資産は減ってしまいます。
しかし、円50:外貨50のポートフォリオを組んでおけば、円安になった時には外貨の価値が上がり、円高になった時には円の価値が上がることになり、トータルは変わらないわけです。
こうして資産を国内と海外とで半々になるように組んでおけば、お互いの影響やリスクを打ち消してくれますから、これが理想のポートフォリオの一つだと僕は考えています。
さらに積立で投資をすることで、「ドルコスト平均法」の力が働いて株価変動や為替変動のリスクも分散してくれますし、インフレ対策もできるようになります。
まとめ
以上、今回は日本株が上がっている理由とこれからどのように投資していけばいいのか?についてお話ししました。
長期的に積立投資をしていけば、資産はほぼ確実に増えていくと思います。
新NISAを使ってまだ投資を始めていない人は、ぜひ外貨建ての投資信託を積立投資していってみてください。
また、新NISAを活用した投資についてさらに詳しく学びたい方は、最近僕が出した動画を参考にしていただければ、しっかりと理解できると思います。ぜひチェックしてみてください。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
2024年2月22日、日経平均株価が34年ぶりにバブル期の最高値3万8,915円を更新しました。
バブル期の株価を超える日が来るなんて、なかなか想像できなかった方も多いのではないでしょうか。
特にバブルを経験された皆さんはトラウマがあるでしょうか、諸手を挙げて喜んでいる人は少ないのではないかと思います。
そこで今回は、トラウマを抱えた日本人がこれからどのように投資をしていくべきか、について解説したいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
いま日本株が上がっている理由について
日経平均株価はバブル後の最高値を更新しましたが、今の株価を支えているのは実は日本人ではありません。2024年1月18日に東証が発表した「投資部門別状況」を見ると、日本の個人投資家は1月に1兆695億円を売り越しています。逆に、海外投資家は1兆4,439億円を買い越しています。
つまり、今の日本株は日本人投資家が買い支えているのではなく、海外勢が支えているということです。
今は円安ですから、日本株が高騰しているといっても、海外から見ればまだまだ割安水準にあります。海外の投資家から見れば、安く日本株を購入できるという側面があるんですね。
では、日本人が売り越している理由というのは何でしょうか?
それはやはり「トラウマ」があるからではないでしょうか。
日本はバブル崩壊から30年以上も長いトンネルを抜け出せなかったわけですから、僕たち日本人のマインドには、「日本株はもう上がらない」という強い刷り込みが宿ってしまっていると思います。
もうこれはしょうがないような気がします。
ですから、今、日本人投資家が売り越し状態にあるということは、「今のうちに利益を確定させておこう」という人が多いということですね。
ですが、僕自身は今回の日経平均株価の最高値の更新は単なる通過点だと思っています。
なぜなら、今はやっと「失われた30年を取り戻しただけ」であって、本格的なマーケットの成長はここから始まると思っているからです。
みなさんはこれからどう投資を始める?
日本に投資資金が回ってきている理由
では、その根拠はどこにあるのかというと、日本企業の体質と収益構造がこの30年で改善してきているからです。
それから、日本のデフレ経済の構造転換も図られてきています。
さらには、中国経済が低迷しているおかげで、海外勢の投資資金が日本に向かったから、という理由もあるでしょう。
しかし、僕は日本株が上がっているからといって、日本の個別株やインデックス投資をするつもりは全くありません。
なぜなら、
・僕はすでに「不動産」でベースとなるポートフォリオを作っている
・グローバルに物事を見ていくと、今後は日本円と外貨のバランスは50対50の半々にしていかないといけないと考えている
からです。
僕は、日本は今後さらにインフレになり、長期的には円安傾向が続くと思っています。
これから更に円安になったとすれば、円建ての資産はより一層目減りしてしまいますから、今こそ日本人は外貨投資をすべきだと思っています。
この辺の意味がわからない人は、僕の過去の動画を参考にしてみてください。
銀行にお金を寝かせておくことも「投資」である
多くの日本人は、これまで経済があまり良くなかったから、投資をするより銀行に貯金をしていたと思います。
現に日本人の貯蓄率は世界で一番高く、世界で一番個人投資をしない国民だったわけです。
意外に思われる方も多いと思いますが、実は銀行にお金を寝かせておくことも投資の一つなんですよね。
このように言うと、「貯金してるだけなんだから、投資じゃないでしょ!」と言う人がいますが、貯金もれっきとした投資です。
貯金しかしていない人は、今、日本という国に100%投資している状態ということです。
どういうことかというと、今の普通預金の預金金利は大体0.01%ぐらいで、定期預金ですら0.1%程度で、ほとんど金利が付いていません。
逆に、今の日本はインフレ状態にありますから、今日100円で買えたものが来年は110円出さないと買えなくなるかもしれません。というか、今まさにそうなってきていますよね。
ということは、貯金をしている人は10%の金利が付かないと、来年の現金価値は1割近くも目減りしてしまうということです。
そういう意味で、今、日本で現金を銀行に預けているのは極めてハイリスクな投資といえるわけです。
日本と海外との資産配分の理想はどれくらい?
それならば!と、これから日本株で投資を始めようとしている人も少なくないと思いますが、日本株で資産を増やせても、増えた資産がインフレで目減りしてしまったら意味がありません。
ではどうするべきなのかというと、円に偏った資産を外貨にも分散させることです。
理想は、資産を円50:外貨50の配分で所有し、資産を国内と海外とで半々にすることで、今後通貨が円高になろうが円安になろうが為替リスクを打ち消してくれます。
最悪でも為替で資産を減らすことはなくなるわけです。
では何をすればいいのかというと、今年から始まった新NISAを使って積立投資をすることです。
具体的には、
・全世界株式オールカントリー(通称オルカン)
・全米株式S&P500
このどちらか1本に投資すればいいと思います。
このオルカンやS&P500への投資は、いずれも「為替ヘッジなし」の投資になりますので、外貨に投資していることと同じことになります。
ですから、円安になれば資産は増えますし、円高になれば資産は減ってしまいます。
しかし、円50:外貨50のポートフォリオを組んでおけば、円安になった時には外貨の価値が上がり、円高になった時には円の価値が上がることになり、トータルは変わらないわけです。
こうして資産を国内と海外とで半々になるように組んでおけば、お互いの影響やリスクを打ち消してくれますから、これが理想のポートフォリオの一つだと僕は考えています。
さらに積立で投資をすることで、「ドルコスト平均法」の力が働いて株価変動や為替変動のリスクも分散してくれますし、インフレ対策もできるようになります。
まとめ
以上、今回は日本株が上がっている理由とこれからどのように投資していけばいいのか?についてお話ししました。長期的に積立投資をしていけば、資産はほぼ確実に増えていくと思います。
新NISAを使ってまだ投資を始めていない人は、ぜひ外貨建ての投資信託を積立投資していってみてください。
また、新NISAを活用した投資についてさらに詳しく学びたい方は、最近僕が出した動画を参考にしていただければ、しっかりと理解できると思います。ぜひチェックしてみてください。
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