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中高年が絶対にやってはいけない投資10選
公開日: 2024年03月06日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
新NISAが始まり、今年は投資に注目が集まっていますよね。日経平均株価も史上最高値を更新しています。
しかし、特に中高年の方は、若い人と同じ投資手法をとるのはちょっと待ってください。
今回は、50~60代の中高年が絶対やってはいけない投資10選と題して、中高年の方々が投資する際に気をつけるべきことを解説します。ぜひ最後までご覧ください!
- 世代ごとに取るべき投資戦略は異なる
- 中高年の人が投資する際の留意事項
- 中高年がやってはいけない投資10選
- 1、現金を銀行に寝かせたままにする
- 2、住宅ローンの一括返済
- 3、一度に大金を投入する
- 4、個別株の一点買い
- 5、値動きの激しいハイリスク投資
- 6、毎月分配型の投資信託
- 7、手数料が高い商品
- 8、安易な不動産投資家デビュー
- 9、海外不動産投資
- 10、現金化するのが難しい投資
- まとめ
世代ごとに取るべき投資戦略は異なる
投資手法には、一律に「この投資をした方が良い」というものはありません。
例えば世代毎にざっくりいうと、
・若い世代
・もうすぐ現役を退く世代
で、取るべき投資戦略が異なります。
中高年の人が投資する際の留意事項
若い人であれば、リスクをとって高いリターンを求める投資も可能です。
しかし、中高年の人はこれから稼ぎが少なくなっていってしまうことが確定していますから、今までの貯蓄や退職金をリスク投資で危険に晒すことは当然できません。
投資の期間も、年齢を重ねるにつれどんどん短くなっていってしまいます。
定年が迫っており、安定収入を稼げる期間が残っていない人は、失敗をリカバリーするための老後を送りたくないはずです。
年齢の目安としては、50代以上の方は若い人と同じ投資手法はできなくなると思った方がいいでしょう。60代以上の方は年金収入に頼らざるを得なくなる年代なので、さらにコンサバティブな投資戦略を選ぶ必要があると言えます。
中高年がやってはいけない投資10選
ここからは、中高年の方に向けた、やってはいけない投資について具体的に解説していきます。
1、現金を銀行に寝かせたままにする
例えば、退職金がドカンと入ってきて、「銀行の定期預金にとりあえず入れておこう・・・」という人もいるかもしれません。
しかし、このブログでも何度も話していますが、貯金も投資の1つです。
資産を円100%で保有しているということは、FXでいえば、円に100%賭けている、のと同じ意味だからです。
今や、銀行預金の金利は0.01%程度です。定期預金ですら0.1%程度と、ほとんど金利はつきませんよね。
しかし、今やインフレの市況となり、今日100円で買えたものが、翌年には110円出さないと買えないような状況です。
ですから、貯金をしている人は10%の金利がつかない限り、預金の価値が1割近く目減りしていってしまっているわけです。
つまり、現在の日本で現金を銀行に預けているだけの人は、極めてハイリスクな投資をしているといえます。
2、住宅ローンの一括返済
「退職金が入ったら、住宅ローンの一括返済をしたい」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、金利1%程度で借りられている住宅ローンを一括返済することほどもったいないことはありません。
入ってきた退職金を運用すれば、今は少なくとも3%程度で運用できます。住宅ローンで1%引いたとしても、差し引き2%は儲けることができるわけです。
ですから、住宅ローンは繰り上げて返済しない方が賢いと思います。
3、一度に大金を投入する
高騰している個別銘柄(例えば、AI関連、半導体関連銘柄など)に一気に資金を投入するのも危険です。
もし万が一のことがあったら、元に戻るまで短くて3年、長くて10年くらいはかかるでしょう。
日本株だって、元に戻るのに30年もかかったわけです。
中高年の人にとっては、現世で損を取り戻すことが難しくなってしまいますので、新NISAで積立投資をした方が良いでしょう。
4、個別株の一点買い
先ほどの話と同様で、とにかく、中高年は価格変動の大きい個別株への投資はやめた方が良いでしょう。
5、値動きの激しいハイリスク投資
値動きが激しい投資もやめておく方が賢明です。ビットコインなどの暗号通貨投資、FXやレバレッジを使った投資信託もやめた方が良いでしょう。
6、毎月分配型の投資信託
毎月分配型の投資信託とは、一ヶ月毎に決算をして、収益の一部を分配金として受け取れる商品です。
「老後の年金代わりに、分配金が毎月受け取れます」
という謳い文句で、銀行や証券会社が退職金をもらった中高年をターゲットに営業をかけてくることがあります。
しかし、配当金は保証されているわけではありません。
毎月分配型の投資信託は「タコ足配当」と呼ばれており、新たに集めた投資を配当に回していることもあります。
これはよくあるポンジ・スキームと同じ手法なので、こうした投資はやめた方が良いと思います。
7、手数料が高い商品
投資商品には、
・販売手数料
・運用手数料
・売却手数料
という3つの手数料があります。
運用成績が良かったとしても、こうした手数料がかかると、再投資に充てる資金が少なくなる分、複利の効果が薄れていきます。さらに、リスク以上のリターンを目指すのが難しくなります。
手数料が安いのはインデックスファンドですが、インデックスファンドのパフォーマンスを超える高配当の投資信託は手数料が高いですし、そのような商品は全体のインデックスファンドの10~30%しかないと言われています。
これもやめた方が良いでしょう。
8、安易な不動産投資家デビュー
不動産投資は、良質な物件に投資さえできれば安定した収益を生み出すことができますが、なんの知識もなく不動産デビューをしてもそれは実現できません。
しっかり勉強してからの方が良いと思います。
9、海外不動産投資
「老後は、年中温暖で物価の安い東南アジアで暮らしたい!」という気持ちもわかります。
しかし、海外不動産投資は日本以上に難しいです。僕は実際に投資をして痛感しています。
まず、トラブルがあっても現地に飛んでいけるわけではありません。
また、為替の問題や、税制や法律も変わったりして、投資マネーが入ってこない・・・ということもよくあります。
50~60歳からの海外不動産投資はやめた方が良いでしょう。
10、現金化するのが難しい投資
中高年の方は病気のリスクもあり、突然まとまったお金が必要になることがあります。
ですから、現金が必要な時にすぐに現金化できる投資が良いでしょう。
ただし、安定した家賃が入ってくる良質な不動産であれば、ポートフォリオの中に組み込むことも良いと思います。
ただし、現金化が難しい不動産一本の投資というのは、やめた方が良いと思います。
まとめ
というわけで今回は、中高年が絶対やってはいけない投資10選について解説してきました。
中高年の方は、この10点さえ守っていただければ火傷をすることはないと思います。
また、これは全世代の人にいえることですが、大した勉強もせずに安易な投資デビューをすることだけは絶対にやめた方が良いです。
投資をする前に、20~30時間程度は、検討している投資商品に関する勉強をすべきです。ぜひ参考にしてみてください!
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
新NISAが始まり、今年は投資に注目が集まっていますよね。日経平均株価も史上最高値を更新しています。
しかし、特に中高年の方は、若い人と同じ投資手法をとるのはちょっと待ってください。
今回は、50~60代の中高年が絶対やってはいけない投資10選と題して、中高年の方々が投資する際に気をつけるべきことを解説します。ぜひ最後までご覧ください!
- 世代ごとに取るべき投資戦略は異なる
- 中高年の人が投資する際の留意事項
- 中高年がやってはいけない投資10選
- 1、現金を銀行に寝かせたままにする
- 2、住宅ローンの一括返済
- 3、一度に大金を投入する
- 4、個別株の一点買い
- 5、値動きの激しいハイリスク投資
- 6、毎月分配型の投資信託
- 7、手数料が高い商品
- 8、安易な不動産投資家デビュー
- 9、海外不動産投資
- 10、現金化するのが難しい投資
- まとめ
世代ごとに取るべき投資戦略は異なる
投資手法には、一律に「この投資をした方が良い」というものはありません。例えば世代毎にざっくりいうと、
・若い世代
・もうすぐ現役を退く世代
で、取るべき投資戦略が異なります。
中高年の人が投資する際の留意事項
若い人であれば、リスクをとって高いリターンを求める投資も可能です。
しかし、中高年の人はこれから稼ぎが少なくなっていってしまうことが確定していますから、今までの貯蓄や退職金をリスク投資で危険に晒すことは当然できません。
投資の期間も、年齢を重ねるにつれどんどん短くなっていってしまいます。
定年が迫っており、安定収入を稼げる期間が残っていない人は、失敗をリカバリーするための老後を送りたくないはずです。
年齢の目安としては、50代以上の方は若い人と同じ投資手法はできなくなると思った方がいいでしょう。60代以上の方は年金収入に頼らざるを得なくなる年代なので、さらにコンサバティブな投資戦略を選ぶ必要があると言えます。
中高年がやってはいけない投資10選
ここからは、中高年の方に向けた、やってはいけない投資について具体的に解説していきます。1、現金を銀行に寝かせたままにする
例えば、退職金がドカンと入ってきて、「銀行の定期預金にとりあえず入れておこう・・・」という人もいるかもしれません。
しかし、このブログでも何度も話していますが、貯金も投資の1つです。
資産を円100%で保有しているということは、FXでいえば、円に100%賭けている、のと同じ意味だからです。
今や、銀行預金の金利は0.01%程度です。定期預金ですら0.1%程度と、ほとんど金利はつきませんよね。
しかし、今やインフレの市況となり、今日100円で買えたものが、翌年には110円出さないと買えないような状況です。
ですから、貯金をしている人は10%の金利がつかない限り、預金の価値が1割近く目減りしていってしまっているわけです。
つまり、現在の日本で現金を銀行に預けているだけの人は、極めてハイリスクな投資をしているといえます。
2、住宅ローンの一括返済
「退職金が入ったら、住宅ローンの一括返済をしたい」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、金利1%程度で借りられている住宅ローンを一括返済することほどもったいないことはありません。
入ってきた退職金を運用すれば、今は少なくとも3%程度で運用できます。住宅ローンで1%引いたとしても、差し引き2%は儲けることができるわけです。
ですから、住宅ローンは繰り上げて返済しない方が賢いと思います。
3、一度に大金を投入する
高騰している個別銘柄(例えば、AI関連、半導体関連銘柄など)に一気に資金を投入するのも危険です。
もし万が一のことがあったら、元に戻るまで短くて3年、長くて10年くらいはかかるでしょう。
日本株だって、元に戻るのに30年もかかったわけです。
中高年の人にとっては、現世で損を取り戻すことが難しくなってしまいますので、新NISAで積立投資をした方が良いでしょう。
4、個別株の一点買い
先ほどの話と同様で、とにかく、中高年は価格変動の大きい個別株への投資はやめた方が良いでしょう。
5、値動きの激しいハイリスク投資
値動きが激しい投資もやめておく方が賢明です。ビットコインなどの暗号通貨投資、FXやレバレッジを使った投資信託もやめた方が良いでしょう。
6、毎月分配型の投資信託
毎月分配型の投資信託とは、一ヶ月毎に決算をして、収益の一部を分配金として受け取れる商品です。
「老後の年金代わりに、分配金が毎月受け取れます」
という謳い文句で、銀行や証券会社が退職金をもらった中高年をターゲットに営業をかけてくることがあります。
しかし、配当金は保証されているわけではありません。
毎月分配型の投資信託は「タコ足配当」と呼ばれており、新たに集めた投資を配当に回していることもあります。
これはよくあるポンジ・スキームと同じ手法なので、こうした投資はやめた方が良いと思います。
7、手数料が高い商品
投資商品には、
・販売手数料
・運用手数料
・売却手数料
という3つの手数料があります。
運用成績が良かったとしても、こうした手数料がかかると、再投資に充てる資金が少なくなる分、複利の効果が薄れていきます。さらに、リスク以上のリターンを目指すのが難しくなります。
手数料が安いのはインデックスファンドですが、インデックスファンドのパフォーマンスを超える高配当の投資信託は手数料が高いですし、そのような商品は全体のインデックスファンドの10~30%しかないと言われています。
これもやめた方が良いでしょう。
8、安易な不動産投資家デビュー
不動産投資は、良質な物件に投資さえできれば安定した収益を生み出すことができますが、なんの知識もなく不動産デビューをしてもそれは実現できません。
しっかり勉強してからの方が良いと思います。
9、海外不動産投資
「老後は、年中温暖で物価の安い東南アジアで暮らしたい!」という気持ちもわかります。
しかし、海外不動産投資は日本以上に難しいです。僕は実際に投資をして痛感しています。
まず、トラブルがあっても現地に飛んでいけるわけではありません。
また、為替の問題や、税制や法律も変わったりして、投資マネーが入ってこない・・・ということもよくあります。
50~60歳からの海外不動産投資はやめた方が良いでしょう。
10、現金化するのが難しい投資
中高年の方は病気のリスクもあり、突然まとまったお金が必要になることがあります。
ですから、現金が必要な時にすぐに現金化できる投資が良いでしょう。
ただし、安定した家賃が入ってくる良質な不動産であれば、ポートフォリオの中に組み込むことも良いと思います。
ただし、現金化が難しい不動産一本の投資というのは、やめた方が良いと思います。
まとめ
というわけで今回は、中高年が絶対やってはいけない投資10選について解説してきました。中高年の方は、この10点さえ守っていただければ火傷をすることはないと思います。
また、これは全世代の人にいえることですが、大した勉強もせずに安易な投資デビューをすることだけは絶対にやめた方が良いです。
投資をする前に、20~30時間程度は、検討している投資商品に関する勉強をすべきです。ぜひ参考にしてみてください!
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