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新NISAの長期積立は損するかも?まとまった資金がある人が取るべき戦略とは
公開日: 2024年03月18日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、いま大盛り上がりの新NISAの“積立方法”についてお話ししたいと思います。
日経平均株価が34年ぶりに過去最高値を越え、いま株式市場は盛りに盛り上がっています。
連日のニュースでも新NISAの話題がつきませんから、今まで投資に無縁だった人も、この波に乗り遅れまいと投資を検討している人は多いと思います。
そこで今回は、
・まとまったお金がある人が新NISAで取るべき投資戦略
・新NISAでコツコツ積立投資を行うべき人とは?
・短期集中の積立投資によるメリットとデメリット
について解説しようと思います。ぜひ最後までご覧ください!
新NISAの長期積立投資は損するかも!?
最近は僕を含む多くのYouTuberが、
新NISAで、インデックス連動の投資商品に、長期的に、積立投資を行えば、安全確実に資産を増やせる
と言っています。
しかし実は、長期の積立投資が必ずしも最大のパフォーマンスを出せるかというとそうでもないんですよね。
どういうことかというと、長期の積立投資よりもさらにパフォーマンスが出せる投資手法が存在するということです。
いったいどのような方法なのでしょうか。
定番の投資法「長期の積立投資」より優れた投資手法とは?
まず前提として、この投資法は「まとまった資金がある人向け」の話になります。
まとまった資金というのは、最低でも500万円とか1,000万円以上とか、そのくらいの資金を投資できる人です。
ですから、今現在まとまった資金がなくて、これから小額で(毎月1万円でも2万円でも)新NISA制度を使って積立投資をしていきたいという人は、今まで何度も発信してきたように、「10年・20年の長期スパンで積立投資をしていくのが基本」になると思ってください。
一方で、まとまった資金がある人は長期投資がベストとは言えないというお話です。
まとまった資金がある人はこの戦略が吉です
先に結論を言ってしまうと、
まとまった資金がある人は、一括投資か一定額を3年から5年程度の短期で積み立てた後に長期でガチホする方が、長期でコツコツ積立投資をしていくよりもパフォーマンスが高くなる
という話です。
例えば、オルカン(世界の株式に丸ごと投資できる「全世界株式(オール・カントリー)」の略称)へ2つの方法で投資した場合のパフォーマンスを比べた、こちらのデータをご覧ください。
① 2004年~2023年まで月75,000円をコツコツ20年間、合計1,800万円投資した場合→6,725万円(元本+運用益)
② 2004年~2009年まで月30万円を短期集中で5年間、合計1,800万円投資し、その後2023年まで15年間ガチホをした場合→8,953万円(元本+運用益)
その差はなんと2,228万円、結構違いますよね。
しかし、運用パフォーマンスは運用する時期にもよりますし、これは過去のデータを使っているのでちょっと公平性に欠けます。
そこで今度は、他の期間での運用パフォーマンスも見てみることにしましょう。
1970年2月~1990年1月まで20年間
1970年3月~1990年2月まで20年間
1970年4月~1990年3月まで20年間
・・・
といった具合に、1ヶ月ずつ投資期間をずらした場合の408のパターンで見ていきます。
上記の期間で
① 月75,000円をコツコツ20年間、合計1,800万円投資した場合
② 月30万円を短期集中で5年間、合計1,800万円投資し、その後15年間ガチホをした場合
のパフォーマンスを比較してみると、いずれの期間で計算をしても、②の短期集中の積立投資の方がパフォーマンスが良かったという結果になったんですね。
もちろん、この結果はオルカンやS&P500(米国企業を幅広く代表する約500の企業が採用されている株価指数)のような、長期で安定して上昇するような株であることが条件ですが、まとまった資金がある人は「短期集中の積立投資+ガチホが有利」ということがよく分かりますね。
とはいえ、この投資法もデメリットがないわけではありません。
集中して積み立てた後に、コロナショックやリーマンショックの時のような大暴落に遭遇してしまうと、一定期間は評価損が出る可能性があります。
また再び株価が戻るとしても、その間の評価損のストレスに耐えられない人は、短期集中の積立投資はやめておいた方がいいかもしれません。ぜひ、参考にしてみてください!
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、いま大盛り上がりの新NISAの“積立方法”についてお話ししたいと思います。
日経平均株価が34年ぶりに過去最高値を越え、いま株式市場は盛りに盛り上がっています。
連日のニュースでも新NISAの話題がつきませんから、今まで投資に無縁だった人も、この波に乗り遅れまいと投資を検討している人は多いと思います。
そこで今回は、
・まとまったお金がある人が新NISAで取るべき投資戦略
・新NISAでコツコツ積立投資を行うべき人とは?
・短期集中の積立投資によるメリットとデメリット
について解説しようと思います。ぜひ最後までご覧ください!
新NISAの長期積立投資は損するかも!?
最近は僕を含む多くのYouTuberが、新NISAで、インデックス連動の投資商品に、長期的に、積立投資を行えば、安全確実に資産を増やせる
と言っています。
しかし実は、長期の積立投資が必ずしも最大のパフォーマンスを出せるかというとそうでもないんですよね。
どういうことかというと、長期の積立投資よりもさらにパフォーマンスが出せる投資手法が存在するということです。
いったいどのような方法なのでしょうか。
定番の投資法「長期の積立投資」より優れた投資手法とは?
まず前提として、この投資法は「まとまった資金がある人向け」の話になります。まとまった資金というのは、最低でも500万円とか1,000万円以上とか、そのくらいの資金を投資できる人です。
ですから、今現在まとまった資金がなくて、これから小額で(毎月1万円でも2万円でも)新NISA制度を使って積立投資をしていきたいという人は、今まで何度も発信してきたように、「10年・20年の長期スパンで積立投資をしていくのが基本」になると思ってください。
一方で、まとまった資金がある人は長期投資がベストとは言えないというお話です。
まとまった資金がある人はこの戦略が吉です
先に結論を言ってしまうと、
まとまった資金がある人は、一括投資か一定額を3年から5年程度の短期で積み立てた後に長期でガチホする方が、長期でコツコツ積立投資をしていくよりもパフォーマンスが高くなる
という話です。
例えば、オルカン(世界の株式に丸ごと投資できる「全世界株式(オール・カントリー)」の略称)へ2つの方法で投資した場合のパフォーマンスを比べた、こちらのデータをご覧ください。
① 2004年~2023年まで月75,000円をコツコツ20年間、合計1,800万円投資した場合→6,725万円(元本+運用益)
② 2004年~2009年まで月30万円を短期集中で5年間、合計1,800万円投資し、その後2023年まで15年間ガチホをした場合→8,953万円(元本+運用益)
その差はなんと2,228万円、結構違いますよね。
しかし、運用パフォーマンスは運用する時期にもよりますし、これは過去のデータを使っているのでちょっと公平性に欠けます。
そこで今度は、他の期間での運用パフォーマンスも見てみることにしましょう。
1970年2月~1990年1月まで20年間
1970年3月~1990年2月まで20年間
1970年4月~1990年3月まで20年間
・・・
といった具合に、1ヶ月ずつ投資期間をずらした場合の408のパターンで見ていきます。
上記の期間で
① 月75,000円をコツコツ20年間、合計1,800万円投資した場合
② 月30万円を短期集中で5年間、合計1,800万円投資し、その後15年間ガチホをした場合
のパフォーマンスを比較してみると、いずれの期間で計算をしても、②の短期集中の積立投資の方がパフォーマンスが良かったという結果になったんですね。
もちろん、この結果はオルカンやS&P500(米国企業を幅広く代表する約500の企業が採用されている株価指数)のような、長期で安定して上昇するような株であることが条件ですが、まとまった資金がある人は「短期集中の積立投資+ガチホが有利」ということがよく分かりますね。
とはいえ、この投資法もデメリットがないわけではありません。
集中して積み立てた後に、コロナショックやリーマンショックの時のような大暴落に遭遇してしまうと、一定期間は評価損が出る可能性があります。
また再び株価が戻るとしても、その間の評価損のストレスに耐えられない人は、短期集中の積立投資はやめておいた方がいいかもしれません。ぜひ、参考にしてみてください!
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