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インフレの今こそ“VIP戦略”を!なぜ価格差が必要なのか?
公開日: 2024年03月29日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今、世の中はインフレが進み、あらゆるものが高くなっていますよね。
皆さんも、必需品でないものは買い控えることが多くなったのではないでしょうか。
しかし、そんな今だからこそ「VIP戦略」が重要だと思っています。
そこで今回は、
・全国展開のチェーン店が価格を一律にしない理由
・VIP席がないことで起こる矛盾と不公平
・インフレの今こそVIP戦略が必要な理由
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください!
「VIP戦略」とは?
「VIP戦略」とは、例えば価格設定の際にプレミアム価格と一般価格を設けることを言います。
飛行機のファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスや、コンサートのS席、A席、B席のようなものです。
多くの人は、VIP席というのは威張った金持ちが快適に過ごせるようにするためのもの・・・と思っているかもしれません。
しかし、単純に価格差を出して客を区別することだけがVIP戦略ではありません。
では、一体なぜVIP席を設けているのでしょうか?
なぜインフレの今こそ「VIP戦略」が必要とされるのか
最近は、外食業界も値上げが著しいですよね。
でも、全国展開しているチェーンのお店は“全国一律”の値上げはしていません。
マクドナルドのビッグマックを例に考えてみましょう。
マクドナルドは、店舗を“郊外店”、“準都心店”、“都心店”に分けて、それぞれのビッグマックの価格を450円、470円、500円といった具合に分けています。
都心と地方では人件費や家賃の差が大きいので、こういった価格差を設けるというのは、よくよく考えてみれば当たり前の話なのかもしれません。
逆に、都心店の価格帯に合わせて全国一律に値上げをしてしまったら、地方の人が商品を買えなくなってしまいますし、地方店の売り上げが下がってしまいます。
つまり、いくらインフレの時代といっても全国一律の値上げはかえって逆効果になる、ということです。
なぜVIP席があるのか?
また、最近は飛行機のビジネスクラスの値段もめちゃくちゃ上がっています。
実はこれは、エコノミークラスの価格を抑えるためなんですよね。実際、エコノミークラスの価格はそこまで上がっていません。
ですので、もしあなたがエコノミークラスに乗る際は、アッパークラスの人にお礼を言わないといけないわけです。
では、実際VIP戦略はどれだけの効果があるのでしょうか。
例えば、
・あなたは10,000人を収容できるライブ会場でライブを開催します
・1回のライブをやるのに1億2,000万円の経費がかかります
・座席数はS席1,000人、A席2,000人、B席7,000人
・チケット代はS席5万円、A席2万円、B席5,000円になるとします
これで満員になると、
・S席が1,000人×5万円=5,000万円
・A席が2,000人×2万円=4,000万円
・B席が7,000人×5,000円=3,500万円
トータルの売上は1億2,500万円になりますので、このライブは成立しますよね。
S席はちょっと高いけど、B席の5,000円であれば、中学生のお小遣いでもライブに行けるかもしれません。
VIP席がないことで起こる大きな矛盾と不公平さ
では、今度はそれぞれの席に価格差を設けず一律価格にした場合を見てみましょう。
世の中には色々な人がいて、
・席は公平に抽選にしてくれ
・価格も公平に全席5,000円に統一してくれ
こういうことを言い出す人がいますよね。
するとどうなるかというと、5,000円×1万人=5,000万円しか集まらないわけです。
これだと7,000万円の赤字になって、ライブができなくなってしまいます。
ライブが成立する1億2,000万円を集めるためには、一律5,000円ではなく、一律1万2,000円にしないといけなくなります。
つまり、VIP席をなくして全部B席1万2,000円にしなければならないわけですね。
となると、チケット代が高すぎてライブに行けない人が出てきてしまいます。中学生のお小遣いだと、1万2,000円はちょっと厳しいですよね。
つまり、B席の人が本来支払うべき金額の差額をVIPの人が払ってくれているから、B席の人もライブに行けるということです。
まとめ
今、インフレで給料も徐々に上がってきている・・・という話を各所で聞くようになりました。
しかし、これはいわゆる上場企業で働くエリート層の人たちが中心で、地方の中小企業にはまだ広がってきていません。
ですから、今価格を一律に値上げしてしまうと、企業は逆に売り上げを落とすことになりかねません。
そうなると、先ほどのコンサートの例のように、多くの人に商品やサービスが届かなくなってしまうわけです。
つまり、インフレの時代こそこのVIP戦略を積極的に取り入れていった方がいいですし、その恩恵を受ける人たちはVIP席の人たちを疎ましく見るのではなく、感謝の気持ちを持って素直に御相伴に預かるのがいいと思います。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今、世の中はインフレが進み、あらゆるものが高くなっていますよね。
皆さんも、必需品でないものは買い控えることが多くなったのではないでしょうか。
しかし、そんな今だからこそ「VIP戦略」が重要だと思っています。
そこで今回は、
・全国展開のチェーン店が価格を一律にしない理由
・VIP席がないことで起こる矛盾と不公平
・インフレの今こそVIP戦略が必要な理由
についてお話しします。ぜひ最後までご覧ください!
「VIP戦略」とは?
「VIP戦略」とは、例えば価格設定の際にプレミアム価格と一般価格を設けることを言います。飛行機のファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスや、コンサートのS席、A席、B席のようなものです。
多くの人は、VIP席というのは威張った金持ちが快適に過ごせるようにするためのもの・・・と思っているかもしれません。
しかし、単純に価格差を出して客を区別することだけがVIP戦略ではありません。
では、一体なぜVIP席を設けているのでしょうか?
なぜインフレの今こそ「VIP戦略」が必要とされるのか
最近は、外食業界も値上げが著しいですよね。
でも、全国展開しているチェーンのお店は“全国一律”の値上げはしていません。
マクドナルドのビッグマックを例に考えてみましょう。
マクドナルドは、店舗を“郊外店”、“準都心店”、“都心店”に分けて、それぞれのビッグマックの価格を450円、470円、500円といった具合に分けています。
都心と地方では人件費や家賃の差が大きいので、こういった価格差を設けるというのは、よくよく考えてみれば当たり前の話なのかもしれません。
逆に、都心店の価格帯に合わせて全国一律に値上げをしてしまったら、地方の人が商品を買えなくなってしまいますし、地方店の売り上げが下がってしまいます。
つまり、いくらインフレの時代といっても全国一律の値上げはかえって逆効果になる、ということです。
なぜVIP席があるのか?
また、最近は飛行機のビジネスクラスの値段もめちゃくちゃ上がっています。
実はこれは、エコノミークラスの価格を抑えるためなんですよね。実際、エコノミークラスの価格はそこまで上がっていません。
ですので、もしあなたがエコノミークラスに乗る際は、アッパークラスの人にお礼を言わないといけないわけです。
では、実際VIP戦略はどれだけの効果があるのでしょうか。
例えば、
・あなたは10,000人を収容できるライブ会場でライブを開催します
・1回のライブをやるのに1億2,000万円の経費がかかります
・座席数はS席1,000人、A席2,000人、B席7,000人
・チケット代はS席5万円、A席2万円、B席5,000円になるとします
これで満員になると、
・S席が1,000人×5万円=5,000万円
・A席が2,000人×2万円=4,000万円
・B席が7,000人×5,000円=3,500万円
トータルの売上は1億2,500万円になりますので、このライブは成立しますよね。
S席はちょっと高いけど、B席の5,000円であれば、中学生のお小遣いでもライブに行けるかもしれません。
VIP席がないことで起こる大きな矛盾と不公平さ
では、今度はそれぞれの席に価格差を設けず一律価格にした場合を見てみましょう。
世の中には色々な人がいて、
・席は公平に抽選にしてくれ
・価格も公平に全席5,000円に統一してくれ
こういうことを言い出す人がいますよね。
するとどうなるかというと、5,000円×1万人=5,000万円しか集まらないわけです。
これだと7,000万円の赤字になって、ライブができなくなってしまいます。
ライブが成立する1億2,000万円を集めるためには、一律5,000円ではなく、一律1万2,000円にしないといけなくなります。
つまり、VIP席をなくして全部B席1万2,000円にしなければならないわけですね。
となると、チケット代が高すぎてライブに行けない人が出てきてしまいます。中学生のお小遣いだと、1万2,000円はちょっと厳しいですよね。
つまり、B席の人が本来支払うべき金額の差額をVIPの人が払ってくれているから、B席の人もライブに行けるということです。
まとめ
今、インフレで給料も徐々に上がってきている・・・という話を各所で聞くようになりました。しかし、これはいわゆる上場企業で働くエリート層の人たちが中心で、地方の中小企業にはまだ広がってきていません。
ですから、今価格を一律に値上げしてしまうと、企業は逆に売り上げを落とすことになりかねません。
そうなると、先ほどのコンサートの例のように、多くの人に商品やサービスが届かなくなってしまうわけです。
つまり、インフレの時代こそこのVIP戦略を積極的に取り入れていった方がいいですし、その恩恵を受ける人たちはVIP席の人たちを疎ましく見るのではなく、感謝の気持ちを持って素直に御相伴に預かるのがいいと思います。
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