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僕が今、米国債を買った理由
公開日: 2024年05月19日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
僕は今年で55歳ですが、これまでありとあらゆる投資を実践してきました。
現在は不動産投資とインデックス投資をメインで運用していますが、余った現金は毎月外貨に替えたり、すぐに使わない現金は定期預金で運用したりしています。
しかも、定期預金は単なる定期預金ではなく、ドルの定期預金で運用しています。
なぜかというと、今は米国の金利がめちゃくちゃ高いからです。年利5%くらいで運用しつつ、適宜子供たちの学費に充てています。
ただ、この4月には満期になった定期預金を解約しました。そろそろ米国の金利が下がってくるだろう、という市場の見立てがあるからです。
そこで僕が代わりに買ったのが米国債券です。
そこで今回は、僕がこのタイミングで米国債を買った理由について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
- 米国債を買った3つの理由
- 米国の金利は今秋までに利下げになり、債券価格が上昇する
- 為替リスクがあっても、損にはなりにくい
- なぜ、金利が下がると国債が上がるのか
- 具体例でイメージ
- 金利が上がると債券の価格は下がる
- 金利が下がると債券の価格は上がる
- まとめ
米国債を買った3つの理由
僕がこのタイミングで米国債を買った理由は3つあります。
1.今は債券価格がめちゃくちゃ安くて、金利が高いから
2.米国債は安全で、ローリスクだから
3.米国がこれから利下げをしていけば、確実に債券価格が上昇するから
そもそも、金利と債券価格というのは相関関係にあります。
一般的に、金利が上がれば債券価格は下がり、金利が下がれば債券価格は上がる、という仕組みになっています。この仕組みについては後ほど解説しましょう。
米国では今秋までに利下げが想定されるため、債券価格は上昇する可能性が高い
さて、米国の金融市場は今後どのようになると予測されているでしょうか。
今はインフレもだいぶ落ち着いてきたので、FRBは利下げの機会を伺っています。
マーケットでは2024年の春ごろに利下げをするのではと言われていたのですが、時期尚早ということで、FRBは利下げの時期を先送りにしているんですよね。
秋の大統領選挙までに利下げに転じる、というのが大方の予想です。
さらに、今回の大統領選挙でもしもトランプ氏が大統領に返り咲いたとしたら、彼はインフレ政策を掲げているのでFRBに利下げ圧力をかけてきます。
そうすると、債券価格が上昇することになります。
ということで、以上のように現在の米国情勢を鑑みると、価格が低くて利回りが高い米国債に投資するのは理にかなっているんですよね。
為替リスクがあっても、損にはなりにくい
とはいえ、僕はドルを保有しています。だからこそ躊躇なく米国債を購入することができるわけですが、円をドルに替えて米国債を購入する場合は、為替リスクを考慮しないといけません。
ただし、仮に為替リスクを負ったとしても、損にはなりにくいと思います。
米国債はこれから価格が上昇する見立てですし、今から購入しても5 %くらいの利回りがあります。
細かい計算は省きますが、値上がり益と利回りを合わせると、おそらく1ドル=110円、100円を下回らない限り、損にはならないと思います。
なので仮に今後円高になっても、1ドル=120円、130円くらいであれば利益をとることができます。
なぜ、金利が下がると国債が上がるのか
先ほど国債を購入した理由として「米国がこれから利下げをしていけば、確実に債券価格が上昇する」と述べました。
では、なぜ金利が下がると国債価格が上がるのでしょうか。わかりやすく解説したいと思います。
前提として、債券はその時の政策金利に連動して発行されます。
そして、今の金利に比べて高い金利をつけないと、市場で買ってもらえません。
一体どういうことでしょうか。
具体例でイメージ
例えば、金利2%の債券があるとしましょう。
100円分購入すれば、1年間で2円の金利を受け取ることができますよね。
■金利が上がると債券の価格は下がる
ただ、政策金利がその後に上昇して、新規で発行される債券の利回りが2%→3%に上がったらどうなるでしょうか。
金利が3%というのは、1年間で3%のお金を受け取ることができるということです。
そうなると、最初に発行した2%の債券よりも、3%の債券が魅力的に映りますよね。そうすると、2%の債券は魅力が減るので、債券価格が下落します。
■金利が下がると債券の価格は上がる
逆に、債券の利回りが2%→1%に下がったらどうでしょうか。
今度は先ほどと逆で、2%の債券の方が多くの利益を見込めるので、魅力的に映りますよね。そのため、金利2%の債券価格が上昇します。
このように、債券価格は金利と密接に関係していて、シーソーの関係になっています。
まとめ
というわけで今回は、「僕が今、米国債を買った理由」というテーマでお話ししてきました。
現在、米国債の価格は過去10年間で最安値であり、かつ金利は4~5%と、過去最高レベルに投資妙味がある状態なんですよね。
このタイミングで買っておけば、当然安定した利回りも稼げますし、米国が利下げを開始したら国債の価格は上がるので、その時点で売ればダブルで儲かります。
万一、国債の価格が下がっても、償還まで持っておけば元本は返ってきます。仮に円高になっても、そもそも外貨は持っておいた方がいいのでドルで保有するかまたドルで再投資していけばいいと思います。
このように、国債は預金、定期預金、MMFの次にリスクが低い金融商品なので、僕はこのタイミングで米国債を購入しました。ぜひ参考にしてみてください!
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
僕は今年で55歳ですが、これまでありとあらゆる投資を実践してきました。
現在は不動産投資とインデックス投資をメインで運用していますが、余った現金は毎月外貨に替えたり、すぐに使わない現金は定期預金で運用したりしています。
しかも、定期預金は単なる定期預金ではなく、ドルの定期預金で運用しています。
なぜかというと、今は米国の金利がめちゃくちゃ高いからです。年利5%くらいで運用しつつ、適宜子供たちの学費に充てています。
ただ、この4月には満期になった定期預金を解約しました。そろそろ米国の金利が下がってくるだろう、という市場の見立てがあるからです。
そこで僕が代わりに買ったのが米国債券です。
そこで今回は、僕がこのタイミングで米国債を買った理由について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
- 米国債を買った3つの理由
- 米国の金利は今秋までに利下げになり、債券価格が上昇する
- 為替リスクがあっても、損にはなりにくい
- なぜ、金利が下がると国債が上がるのか
- 具体例でイメージ
- 金利が上がると債券の価格は下がる
- 金利が下がると債券の価格は上がる
- まとめ
米国債を買った3つの理由
僕がこのタイミングで米国債を買った理由は3つあります。1.今は債券価格がめちゃくちゃ安くて、金利が高いから
2.米国債は安全で、ローリスクだから
3.米国がこれから利下げをしていけば、確実に債券価格が上昇するから
そもそも、金利と債券価格というのは相関関係にあります。
一般的に、金利が上がれば債券価格は下がり、金利が下がれば債券価格は上がる、という仕組みになっています。この仕組みについては後ほど解説しましょう。
米国では今秋までに利下げが想定されるため、債券価格は上昇する可能性が高い
さて、米国の金融市場は今後どのようになると予測されているでしょうか。
今はインフレもだいぶ落ち着いてきたので、FRBは利下げの機会を伺っています。
マーケットでは2024年の春ごろに利下げをするのではと言われていたのですが、時期尚早ということで、FRBは利下げの時期を先送りにしているんですよね。
秋の大統領選挙までに利下げに転じる、というのが大方の予想です。
さらに、今回の大統領選挙でもしもトランプ氏が大統領に返り咲いたとしたら、彼はインフレ政策を掲げているのでFRBに利下げ圧力をかけてきます。
そうすると、債券価格が上昇することになります。
ということで、以上のように現在の米国情勢を鑑みると、価格が低くて利回りが高い米国債に投資するのは理にかなっているんですよね。
為替リスクがあっても、損にはなりにくい
とはいえ、僕はドルを保有しています。だからこそ躊躇なく米国債を購入することができるわけですが、円をドルに替えて米国債を購入する場合は、為替リスクを考慮しないといけません。
ただし、仮に為替リスクを負ったとしても、損にはなりにくいと思います。
米国債はこれから価格が上昇する見立てですし、今から購入しても5 %くらいの利回りがあります。
細かい計算は省きますが、値上がり益と利回りを合わせると、おそらく1ドル=110円、100円を下回らない限り、損にはならないと思います。
なので仮に今後円高になっても、1ドル=120円、130円くらいであれば利益をとることができます。
なぜ、金利が下がると国債が上がるのか
先ほど国債を購入した理由として「米国がこれから利下げをしていけば、確実に債券価格が上昇する」と述べました。では、なぜ金利が下がると国債価格が上がるのでしょうか。わかりやすく解説したいと思います。
前提として、債券はその時の政策金利に連動して発行されます。
そして、今の金利に比べて高い金利をつけないと、市場で買ってもらえません。
一体どういうことでしょうか。
具体例でイメージ
例えば、金利2%の債券があるとしましょう。
100円分購入すれば、1年間で2円の金利を受け取ることができますよね。
■金利が上がると債券の価格は下がる
ただ、政策金利がその後に上昇して、新規で発行される債券の利回りが2%→3%に上がったらどうなるでしょうか。
金利が3%というのは、1年間で3%のお金を受け取ることができるということです。
そうなると、最初に発行した2%の債券よりも、3%の債券が魅力的に映りますよね。そうすると、2%の債券は魅力が減るので、債券価格が下落します。
■金利が下がると債券の価格は上がる
逆に、債券の利回りが2%→1%に下がったらどうでしょうか。
今度は先ほどと逆で、2%の債券の方が多くの利益を見込めるので、魅力的に映りますよね。そのため、金利2%の債券価格が上昇します。
このように、債券価格は金利と密接に関係していて、シーソーの関係になっています。
まとめ
というわけで今回は、「僕が今、米国債を買った理由」というテーマでお話ししてきました。現在、米国債の価格は過去10年間で最安値であり、かつ金利は4~5%と、過去最高レベルに投資妙味がある状態なんですよね。
このタイミングで買っておけば、当然安定した利回りも稼げますし、米国が利下げを開始したら国債の価格は上がるので、その時点で売ればダブルで儲かります。
万一、国債の価格が下がっても、償還まで持っておけば元本は返ってきます。仮に円高になっても、そもそも外貨は持っておいた方がいいのでドルで保有するかまたドルで再投資していけばいいと思います。
このように、国債は預金、定期預金、MMFの次にリスクが低い金融商品なので、僕はこのタイミングで米国債を購入しました。ぜひ参考にしてみてください!
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