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日本のキャッシュレス決済比率は39.3%!他国に比べて大幅に遅れている理由を考えてみる
公開日: 2024年05月23日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、「日本のキャッシュレス化の遅れ」について考えてみたいと思います。
僕の個人的な愚痴も含まれますので、あらかじめご了承ください笑
本記事をご覧いただければ、
・日本と世界のキャッシュレス普及率の比較
・僕が住むマレーシアでのキャッシュレス決済の状況
・日本がキャッシュレス化に遅れを取っている5つの理由
これらについて理解することができます。ぜひ最後までご覧ください!
日本のキャッシュレス化の遅れは致命的です
先日、銀座のデパ地下で、日本のキャッシュレス化の遅れを目の当たりにする出来事がありました。
総菜売り場で買い物をしていたら、外国人の方が松坂牛の牛めしを買おうとしていたんですよね。
それで、その人がクレジットカードで支払おうとしたら、なんと店員さんは「現金しか使えない」と言ったんですよ!
僕は本当にびっくりしてしまって、耳を疑いました。銀座の一流デパートのデパ地下で、現金しか使えないなんて!
結局、その人はカードしか持っていなかったらしく、悲しい顔をしてその場を去っていきました。
本当に、デジタル大臣の河野太郎さんは何をやってんだよ!と思ってしまいます。
日本でパーキングの精算が煩わしい件
今時、マレーシアの汚い屋台でもクレジットカードやPayPayのようなバーコード決済を使えますから、この日本の現状にマジでびっくりしました。
あと僕が日本で許せないのは、東京都が運営している路肩のパーキングです。
300円払うと1時間停められるというパーキングメーターの決済方法が、昔から100円玉しか使えないんですよね。
500円玉を入れてもお釣りも出てこないし、1,000円札を入れるところすらない。
きょうび、小銭なんか持ち歩いていませんから、お金を払おうとしたら自販機でお水を買って、わざわざ小銭を作ったりするわけですよ。
しかも、地下駐車場なんかは出口で現金払いしかできないところがあったりして、1万円札も使えなかったりします。
1万円札しか持ってない場合は、後ろの人に謝って下がってもらって車をバックして、再度駐車場に停めてからコンビニへ行き、欲しくもないお茶を買って小銭を手に入れて、やっと駐車代金を支払えると思ったら、今度は精算機に手が届かなくて、いちいち車を降りて代金を支払って・・・それでやっと駐車場を出ていくわけです。
もう本当にムカムカきてしまいます。
マレーシアでは現金は持ち歩きません
一方、マレーシアのパーキングは全部携帯のアプリで支払えますし、スーパーやデパートの駐車場も、日本でいうSuicaのようなカードをかざしてどこでも決済ができます。
高速料金も、日本みたいにいちいちETCの機械を買ってディーラーでセットアップなんかしなくても、通販サイトでバーコードシールを買って、そのシールをフロントウィンドウに貼ってアプリで登録すれば、すぐに自動決済できるシステムがあります。
カード決済も非接触が当たり前です。機械にかざせばスーパーでの支払いもできますから、僕はマレーシアで現金を持ち歩くことがありません。
日本の驚きのキャッシュレス普及率
マレーシアのキャッシュレスの普及率は2025年には95%になるそうです。
また、キャッシュレス推進協議会が発表した「キャッシュレス・ロードマップ2023」によると、韓国は95.3%、中国も83.8%も普及しているようです(2021年時点)。
翻って、日本のキャッシュレスの普及率はなんと2023年時点で39.3%しかない!
これはマジでやばいと思います。
なぜなら、今日本には大量の外国人観光客が来ているからです。
彼らは普段からキャッシュレス決済に慣れているので、現金しか使えない場面の多い日本での支払いには、相当ストレスを感じていると思います。
さらに言えば、現金しか使えない場面が多いと、インバウンドの人たちのビッグデータを取れないわけですから、ビッグデータを活用したマーケティングにも支障をきたしますよね。
日本にキャッシュレス化が進んでいない5つの理由
そもそも素朴な疑問として、「なぜ日本のキャッシュレス化がこんなに遅れているのか?」を考えてみたのですが、僕は大きく5つ理由があると思っています。
1.日本人は現金がめちゃくちゃ大好き
SNSとかで、よく現金を積み上げている写真が投稿されていたりしますよね。そういうのを見ると、日本人はめちゃくちゃ現金が好きなんだと思います笑
あとは、日本は世界に比べてATMが普及していて、24時間ATMが使えるのも1つの理由だと思います。
2.高齢者が多い
現金決済が当たり前な高齢者が多いことも、キャッシュレス化を妨げている大きな要因だと思います。
3.支払い方法の煩雑さと決済手数料が高い
色々な支払い方法がありすぎて、小売業者にとって決済端末の導入コストがかかるのがネックになっていると思います。
また、カードを使われてしまうと決済手数料が高くつくというのもあるかもしれません。
4.日本人の金融リテラシーの低さ
そもそも日本人は金融リテラシーが低いので、キャッシュレスのメリットを理解できていない人が多いのではないかと思います。
5.個人情報の漏洩に敏感すぎる
日本人は他の国の人たちに比べて個人情報にめちゃくちゃ敏感な国民性だと僕は思っています。
海外の人は意外と個人情報をバンバン出しちゃったりするんですよね。日本人からしたら、そんなことまで教えちゃうの?みたいな場面が結構あったりします。
まとめ
以上、「日本のキャッシュレス化の遅れ」についての僕の意見をシェアをさせていただきました。
日本人は、「キャッシュレス端末を使うと個人情報が漏れてしまうのでは?」というリスクを過度に嫌っている側面があると思います。
しかし、そういうのをひっくるめても世界的にはキャッシュレス化の流れですから、これに乗り遅れてしまうとグローバル市場での日本の存在感がさらに薄くなる危険性があります。
もうすでに待ったなしの状況なので、デジタル庁はマイナンバーの議論をするよりも、さっさと小売店に補助金を出してキャッシュレス化を優先すべきだと思う次第です。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、「日本のキャッシュレス化の遅れ」について考えてみたいと思います。
僕の個人的な愚痴も含まれますので、あらかじめご了承ください笑
本記事をご覧いただければ、
・日本と世界のキャッシュレス普及率の比較
・僕が住むマレーシアでのキャッシュレス決済の状況
・日本がキャッシュレス化に遅れを取っている5つの理由
これらについて理解することができます。ぜひ最後までご覧ください!
日本のキャッシュレス化の遅れは致命的です
先日、銀座のデパ地下で、日本のキャッシュレス化の遅れを目の当たりにする出来事がありました。総菜売り場で買い物をしていたら、外国人の方が松坂牛の牛めしを買おうとしていたんですよね。
それで、その人がクレジットカードで支払おうとしたら、なんと店員さんは「現金しか使えない」と言ったんですよ!
僕は本当にびっくりしてしまって、耳を疑いました。銀座の一流デパートのデパ地下で、現金しか使えないなんて!
結局、その人はカードしか持っていなかったらしく、悲しい顔をしてその場を去っていきました。
本当に、デジタル大臣の河野太郎さんは何をやってんだよ!と思ってしまいます。
日本でパーキングの精算が煩わしい件
今時、マレーシアの汚い屋台でもクレジットカードやPayPayのようなバーコード決済を使えますから、この日本の現状にマジでびっくりしました。あと僕が日本で許せないのは、東京都が運営している路肩のパーキングです。
300円払うと1時間停められるというパーキングメーターの決済方法が、昔から100円玉しか使えないんですよね。
500円玉を入れてもお釣りも出てこないし、1,000円札を入れるところすらない。
きょうび、小銭なんか持ち歩いていませんから、お金を払おうとしたら自販機でお水を買って、わざわざ小銭を作ったりするわけですよ。
しかも、地下駐車場なんかは出口で現金払いしかできないところがあったりして、1万円札も使えなかったりします。
1万円札しか持ってない場合は、後ろの人に謝って下がってもらって車をバックして、再度駐車場に停めてからコンビニへ行き、欲しくもないお茶を買って小銭を手に入れて、やっと駐車代金を支払えると思ったら、今度は精算機に手が届かなくて、いちいち車を降りて代金を支払って・・・それでやっと駐車場を出ていくわけです。
もう本当にムカムカきてしまいます。
マレーシアでは現金は持ち歩きません
一方、マレーシアのパーキングは全部携帯のアプリで支払えますし、スーパーやデパートの駐車場も、日本でいうSuicaのようなカードをかざしてどこでも決済ができます。高速料金も、日本みたいにいちいちETCの機械を買ってディーラーでセットアップなんかしなくても、通販サイトでバーコードシールを買って、そのシールをフロントウィンドウに貼ってアプリで登録すれば、すぐに自動決済できるシステムがあります。
カード決済も非接触が当たり前です。機械にかざせばスーパーでの支払いもできますから、僕はマレーシアで現金を持ち歩くことがありません。
日本の驚きのキャッシュレス普及率
マレーシアのキャッシュレスの普及率は2025年には95%になるそうです。また、キャッシュレス推進協議会が発表した「キャッシュレス・ロードマップ2023」によると、韓国は95.3%、中国も83.8%も普及しているようです(2021年時点)。
翻って、日本のキャッシュレスの普及率はなんと2023年時点で39.3%しかない!
これはマジでやばいと思います。
なぜなら、今日本には大量の外国人観光客が来ているからです。
彼らは普段からキャッシュレス決済に慣れているので、現金しか使えない場面の多い日本での支払いには、相当ストレスを感じていると思います。
さらに言えば、現金しか使えない場面が多いと、インバウンドの人たちのビッグデータを取れないわけですから、ビッグデータを活用したマーケティングにも支障をきたしますよね。
日本にキャッシュレス化が進んでいない5つの理由
そもそも素朴な疑問として、「なぜ日本のキャッシュレス化がこんなに遅れているのか?」を考えてみたのですが、僕は大きく5つ理由があると思っています。1.日本人は現金がめちゃくちゃ大好き
SNSとかで、よく現金を積み上げている写真が投稿されていたりしますよね。そういうのを見ると、日本人はめちゃくちゃ現金が好きなんだと思います笑
あとは、日本は世界に比べてATMが普及していて、24時間ATMが使えるのも1つの理由だと思います。
2.高齢者が多い
現金決済が当たり前な高齢者が多いことも、キャッシュレス化を妨げている大きな要因だと思います。
3.支払い方法の煩雑さと決済手数料が高い
色々な支払い方法がありすぎて、小売業者にとって決済端末の導入コストがかかるのがネックになっていると思います。
また、カードを使われてしまうと決済手数料が高くつくというのもあるかもしれません。
4.日本人の金融リテラシーの低さ
そもそも日本人は金融リテラシーが低いので、キャッシュレスのメリットを理解できていない人が多いのではないかと思います。
5.個人情報の漏洩に敏感すぎる
日本人は他の国の人たちに比べて個人情報にめちゃくちゃ敏感な国民性だと僕は思っています。
海外の人は意外と個人情報をバンバン出しちゃったりするんですよね。日本人からしたら、そんなことまで教えちゃうの?みたいな場面が結構あったりします。
まとめ
以上、「日本のキャッシュレス化の遅れ」についての僕の意見をシェアをさせていただきました。日本人は、「キャッシュレス端末を使うと個人情報が漏れてしまうのでは?」というリスクを過度に嫌っている側面があると思います。
しかし、そういうのをひっくるめても世界的にはキャッシュレス化の流れですから、これに乗り遅れてしまうとグローバル市場での日本の存在感がさらに薄くなる危険性があります。
もうすでに待ったなしの状況なので、デジタル庁はマイナンバーの議論をするよりも、さっさと小売店に補助金を出してキャッシュレス化を優先すべきだと思う次第です。
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