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定額減税で浮いたお金を何に使う?定額減税開始も焼け石に水な理由

公開日: 2024年06月03日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は、「定額減税をしても焼け石に水な理由」というテーマでお話ししたいと思います。

いよいよ6月から定額減税が開始されます。

この減税を心待ちにしていた人もいるでしょうし、僕のように全く期待していない人もいると思います。

そこで今回は、定額減税が決定された背景を整理しつつ、実際いくら減税されるのか?減税された分を何に使えばあなたの将来にとって一番有益なのか?についてお話しします。

ぜひ最後までご覧ください。

 

定額減税が決定された理由と実際の減税額

まず、6月から始まる定額減税が実施されることになった背景と、実際いくら減税されるのかについて整理しておきましょう。

定額減税が決定された理由ですが、表向きの背景はインフレ対策です。

現在、大企業を中心に賃上げが実施されているとはいえ、インフレがそれ以上に進んでいるので、実質賃金は24ヶ月連続でマイナスになっています。

したがって、急激な物価上昇による家計負担を軽減することが今回の減税の目的です。

政府は昨年末に急遽この定額減税を決定し、2024年4月1日に法律が施行され、いよいよ6月から実施されることになりました。

具体的には、納税者本人とその扶養家族1人につき所得税が3万円、住民税が1万円、合計4万円が2024年の税金から控除されるということになります。

つまり、3人家族で配偶者と子供が扶養家族である場合は、合計で4万円×3人分=12万円が減税されるというわけです。

 

お決まりの所得制限があります

ただし、ここにはお決まりの所得制限があって、合計所得金額が1,805万円を超える人や給与収入のみで年収が2,000万円を超える人は、一切減税されません。

僕は一応日本の源泉所得者で、すごく税金を払っているのですが、この制限によって減税はされません。

本当に、日本はお金持ちに優しくない国だなとつくづく思います。

表向きは多くの国民に寄り添った政策に見えますが、裏の目的は低迷する岸田政権の支持率の回復と選挙を見据えたばらまきにしか思えません。

このような見方を持っているのは僕だけではないと思います。

今の政治は、所得の多い人も少ない人も選挙の一票は同じ一票になっていて、所得が多い人の考え方や意見が政治に反映されていません

所得が多い人ほど票を増やす、比例配分方式にして欲しいと思うぐらいです。

そうしないと、いつまでたっても票を持っている年配者や弱者に極端に偏った政治になってしまい、左に傾いていくような気がするからです。

僕がどんなに言っても変わらないと思いますが、世の中に価値を生み出して所得が多くなっている人ほど、もう少し票をもらってもいいのではないかなと思います。

 

定額減税で浮いたお金を何に使うべきか?

とはいえ、今回の定額減税は多くの世帯にとって少なからず家計の足しにはなると思います。

なぜなら、今回の減税は所得控除ではなく、税金がダイレクトに安くなる税額控除だからです。つまり、納税者の可処分所得もダイレクトに増えることになります。

では、このお金を何に使うのが一番いいのでしょうか? 

目の前の消費に使うか?未来の投資に使うか?

当然、家計が厳しい世帯にとっては、今回の定額減税で浮いたお金は目の前の消費に回ることになるでしょう。

しかし、もし家計が耐えられるのであれば、僕はそのお金は将来の投資に回した方が良いと思います。

なぜなら、定額減税は今年1回限りの減税であり、選挙が終わればなくなる可能性が高いからです。

例えば、年収500万円の3人家族の場合、12万円の減税が受けられますが、所得500万円に対して2.4%の減税にしかなりません。

今、日本の物価上昇率は2~3%ですので、今年はこの減税でしのげるかもしれませんが、来年はどうなるか分かりません。

財務大臣も恒久的な措置ではないと言っています。

そうであるならば、今は何とか凌いでこの資金をNISA枠で投資するか、あるいは投資の勉強のために有効活用した方が、将来に対するレバレッジが効いてくると僕は思います。


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