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空き家は増えるよどこまでも・・・20年後、空き家数は今の2倍になる

公開日: 2024年06月24日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

先日、野村総研から「空き家」に関する興味深いデータが発表されたので、今日はそのことについて解説しようと思います。

 

中古マーケットは立地によって大きな価格差が生じる

野村総研が発表したレポートによると、現在900万戸以上ある空き家が、20年後の2043年には倍の1,861万戸となり、住宅総数の4分の1、つまり25%が空き家になるということです。

また、現在年間82万戸ほどの新築住宅が作られていますが、20年後の新設住宅着工戸数は58万戸程度まで落ち込むと予想されています。

このデータから分かることは、今後、中古住宅の市場は確実に拡大していくということです。

中古住宅の供給が拡大するということは、通常、需給のギャップによって中古住宅の価格は安くなります。

しかし、僕は立地によって極端な価格差が生じるのではないかと思っています 。

つまり、立地の良い中古住宅は都内の中古マンションのように価格が上昇し、立地の悪い中古住宅は、4分の1もの住宅が空き家になる中で、かなり価格が下がっていくと思います。

そして、新設の住宅着工数が減るということは、建築にかかる単価も上がることが考えられます。

工務店にしてみれば、たくさん家を建てられなくなるということは、単価を上げないと採算が合わなくなりますし、今後は労働力が減少して人件費も高くなっていくからです。

そのため、予算のない人々は工務店に相手にされなくなるでしょうし、低所得者向けの安い住宅は工務店にとって採算が合わなくなるので、作らなくなると思います。

 

アパートの賃料は二極化します

しかし、アパートの賃料に関しては、空き家が増えてもそれほど落ち込まないと僕は考えています。

逆に、若干賃料が上げられる可能性もあります。

これだけ空き家が増えれば、需給関係の影響を受けて、賃貸の家賃も下がると考えられがちです。

しかし、逆に“選ばれる賃貸”と“選ばれない賃貸”、すなわち放置されている空き家に二極化していくことが考えられます。

 

今後の不動産投資の戦略は?

一方で、今後増えていくマーケットは何かというと、リフォーム市場です。

空き家が増えればリフォーム需要も増えるため、リフォーム市場は確実に拡大していくでしょう。

今後の不動産投資の戦略としては、やはり築古戸建てを激安で購入し、リフォームして貸すというのが鉄板になると思います。

築古戸建て投資を成功させるためには、3つのスキルが必要です。

まず、物件を安く手に入れるスキルです。次にDIYのスキル、そして最後にリーシングのスキルです。

これらのスキルは、築古投資に限らず不動産投資全般に必要なスキルですが、この3つがあれば、空き家がどれだけ増えても負けない不動産投資が実践できると思います。

不動産投資には欠かせないスキルですので、ぜひ不動産実務検定で身につけていただければと思います。


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