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7/3新札切り替え、詐欺に注意!新札切り替えの目的とは?
公開日: 2024年06月27日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、2024 年7月3日から行われる「新札への切り替え」についてお話ししたいと思います。
新札切り替えについては、以前YouTubeでもお話ししていますので、ぜひ併せてご覧ください。
いよいよ迫る、「新札の切り替え」に備えておくべきこと
さてご存じの通り、皆さんのお財布の中に入っているお札が来月から一新されます。
一般的には「新札切り替え」といわれていますが、紙幣が切り替わることを、正式には「改刷」といいます。
新紙幣には、
・一万円札:日本の経営の祖・資本主義の祖と言われている「渋沢栄一」さん
・五千円札:女性活躍の先駆者と言われている津田塾大学創設者の「津田梅子」さん
・千円札:近代日本医学の父と言われている「北里柴三郎」さん
が描かれることになっています。
ここで、今回の「改刷」で注意するべき点を2つ紹介しましょう。
新札切り替えの注意点① 詐欺に注意
まずは、こういった時に必ず湧いて出てくる詐欺に気をつけるようにしましょう。
例えば、
「新札に切り替わると、旧札は使えなくなっちゃいますよ!」
というようなことを言う輩が絶対出てくると思いますので、騙されないようにしましょう。
具体的には、「旧札が使えなくなっちゃうから、今すぐ両替しましょう」などと言って、「両替代行サービス」のような詐欺が出てくる可能性があります。
当たり前ですが、新札への切り替え後も旧札はそのまま使えますし、もっと言えば、僕が子供の頃にあった500円札や、さらに昔にあった100円札も今も使うことができます。
こういった、「旧札が使えなくなる!」という詐欺にはご注意ください。
新札切り替えの注意点② 意外と高い両替手数料に注意
次に注意した方がいいのは、新札への両替手数料です。
切り替えのタイミングで、銀行へ行って旧札を新札に変えてもらおうとする人が出てくると思いますが、両替には手数料がかかります。
7月3日の早々に銀行へ行って、新札へ両替してもらって、「イエーイ、新札手に入ったぜ~!」とSNSへ投稿してバズらせようとする輩がきっと出てくると思いますが(笑)、両替はタダじゃないんですよ。
例えば、三井住友銀行なら10枚までの両替には330円、500枚までの両替には770円の手数料がかかったりするんですね。
銀行によってその金額には違いがありますが、基本的に両替には手数料がかかりますから注意しないといけません。
何もしなくても、どのみち新しいお札に切り替わっていきますから、SNSで注目を集めたい人以外はわざわざ手数料を払ってまで両替しなくていいと思います。
なぜ新札切り替えが行われるのか?(表向きの理由)
ところで、新札への切り替えは定期的に行われますが、一体なぜなのでしょうか?
実は改刷には表向きの目的と裏向きの目的があるんですよね。まずは表向きの理由を3つ紹介しましょう。
表向きの理由① 支払いの利便性向上
まずは、「支払いの利便性向上」です。
通常、健全な国家では物価は緩やかなインフレになっていくものです。
1円のものを1円札で買っている国で100倍のインフレになったとしましょう。
すると、今まで1円札1枚で買えた物が、1円札を100枚持っていかないと購入できないことになるわけです。すると、お札がかさばって不便になりますよね。
ですから、昔はインフレが起こるたびに10円札を作ったり、100円札を作ったり、500円札を作ったり、1000円札を作ったりしてきました。
つまり、大量のお札を持ち運ばなくていいように、より大きい額のお札を作って、支払いの利便性を向上させてきたということです。
表向きの理由② 偽造防止
2つ目の理由は「偽造防止」です。
今回の新紙幣には世界で初めて3Dホログラムが使われます。
いつの時代も必ず偽札というのは出てきますから、偽札を防止したり見破りやすくしたりするために、色々な新しい技術を取り入れてきているのですね。
表向きの理由③ 経済対策
3つ目の理由は「経済対策」です。
世の中のお金を新札に切り替えると、両替機やレジのシステムをかえなければならなくなります。
機械をかえることで、関連する業界が潤い経済も潤うということです。
しかし、それを負担しなければならないお店側・小売店側は結構大変だったりします。
なぜ新札切り替えが行われるのか?(ウラの理由)
以上、これら3つが「表向き」の目的ですが、「表」があるということは当然「裏」もあるわけです。
では、「裏の目的」とはいったい何なのでしょうか?
それはズバリ、「タンス預金のあぶり出し」です。
タンス預金というのは、タンスにしまってあるお金に限らず、家の中や財布の中にある現金等々すべてをひっくるめて、「タンス預金」と呼ばれます。
よくあるのが、“相続税逃れのためにチョロチョロと銀行からお金を引き出して、使うふりをしてタンスに置いてある・・・”という感じのものです。
しかし、今回のように改刷が行われた後、数万円単位で旧札を使う分にはいいかもしれませんが、さすがに1,000万とか1億円とか、大きい金額で旧札を使うと目立ってしまいます。
ですから、
「この機会に新札に切り替えてしまおう・・・」と考える人がいる
「バレる前に使っちゃおう・・・」と考える人がいる
このようにタンス預金があぶり出されて、それが経済を活性化させるという目論見もあるわけです。
また、通貨の切り下げをするときに改刷が行われることもあります。
例えば1,000倍のハイパーインフレになって、通貨の価値が下がると、以前は1万円で買えたものが1,000万円出さないと買えなくなります。
1,000枚の1万円札を持って買い物に行くのは不便なので、新しい1万円を発行し、その新しい1万円に旧札1,000万円の価値を持たせる・・・こういった通貨の切り下げをするときにも改刷が行われることがあります。
しかし、今回の改刷の目的はズバリ、先ほど言ったタンス預金をあぶり出すことだと思います。
タンス預金は日本全体で100兆円前後あると言われています。このうち1%でも使われれば1兆円の経済効果が期待できますから、大きいですよね。
まとめ
以上、20年ぶりの新札切り替えについて、僕の意見を皆さんとシェアをさせていただきました。
ちなみに、僕はタンス預金をするのはやめた方がいいと思っています。
なぜなら、僕はこれからもどんどん円安になっていくと考えているからです。
円安になっていくということは、現金(日本円)の価値が減っていくということですから、タンスに現金を置いておくと、どんどんその価値は目減りしていってしまいます。
どうしてもタンス預金をしておきたいのであれば、この機会にドルに交換して持っておいた方が絶対に賢いと思います。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今回は、2024 年7月3日から行われる「新札への切り替え」についてお話ししたいと思います。
新札切り替えについては、以前YouTubeでもお話ししていますので、ぜひ併せてご覧ください。
いよいよ迫る、「新札の切り替え」に備えておくべきこと
さてご存じの通り、皆さんのお財布の中に入っているお札が来月から一新されます。一般的には「新札切り替え」といわれていますが、紙幣が切り替わることを、正式には「改刷」といいます。
新紙幣には、
・一万円札:日本の経営の祖・資本主義の祖と言われている「渋沢栄一」さん
・五千円札:女性活躍の先駆者と言われている津田塾大学創設者の「津田梅子」さん
・千円札:近代日本医学の父と言われている「北里柴三郎」さん
が描かれることになっています。
ここで、今回の「改刷」で注意するべき点を2つ紹介しましょう。
新札切り替えの注意点① 詐欺に注意
まずは、こういった時に必ず湧いて出てくる詐欺に気をつけるようにしましょう。
例えば、
「新札に切り替わると、旧札は使えなくなっちゃいますよ!」
というようなことを言う輩が絶対出てくると思いますので、騙されないようにしましょう。
具体的には、「旧札が使えなくなっちゃうから、今すぐ両替しましょう」などと言って、「両替代行サービス」のような詐欺が出てくる可能性があります。
当たり前ですが、新札への切り替え後も旧札はそのまま使えますし、もっと言えば、僕が子供の頃にあった500円札や、さらに昔にあった100円札も今も使うことができます。
こういった、「旧札が使えなくなる!」という詐欺にはご注意ください。
新札切り替えの注意点② 意外と高い両替手数料に注意
次に注意した方がいいのは、新札への両替手数料です。
切り替えのタイミングで、銀行へ行って旧札を新札に変えてもらおうとする人が出てくると思いますが、両替には手数料がかかります。
7月3日の早々に銀行へ行って、新札へ両替してもらって、「イエーイ、新札手に入ったぜ~!」とSNSへ投稿してバズらせようとする輩がきっと出てくると思いますが(笑)、両替はタダじゃないんですよ。
例えば、三井住友銀行なら10枚までの両替には330円、500枚までの両替には770円の手数料がかかったりするんですね。
銀行によってその金額には違いがありますが、基本的に両替には手数料がかかりますから注意しないといけません。
何もしなくても、どのみち新しいお札に切り替わっていきますから、SNSで注目を集めたい人以外はわざわざ手数料を払ってまで両替しなくていいと思います。
なぜ新札切り替えが行われるのか?(表向きの理由)
ところで、新札への切り替えは定期的に行われますが、一体なぜなのでしょうか?実は改刷には表向きの目的と裏向きの目的があるんですよね。まずは表向きの理由を3つ紹介しましょう。
表向きの理由① 支払いの利便性向上
まずは、「支払いの利便性向上」です。
通常、健全な国家では物価は緩やかなインフレになっていくものです。
1円のものを1円札で買っている国で100倍のインフレになったとしましょう。
すると、今まで1円札1枚で買えた物が、1円札を100枚持っていかないと購入できないことになるわけです。すると、お札がかさばって不便になりますよね。
ですから、昔はインフレが起こるたびに10円札を作ったり、100円札を作ったり、500円札を作ったり、1000円札を作ったりしてきました。
つまり、大量のお札を持ち運ばなくていいように、より大きい額のお札を作って、支払いの利便性を向上させてきたということです。
表向きの理由② 偽造防止
2つ目の理由は「偽造防止」です。
今回の新紙幣には世界で初めて3Dホログラムが使われます。
いつの時代も必ず偽札というのは出てきますから、偽札を防止したり見破りやすくしたりするために、色々な新しい技術を取り入れてきているのですね。
表向きの理由③ 経済対策
3つ目の理由は「経済対策」です。
世の中のお金を新札に切り替えると、両替機やレジのシステムをかえなければならなくなります。
機械をかえることで、関連する業界が潤い経済も潤うということです。
しかし、それを負担しなければならないお店側・小売店側は結構大変だったりします。
なぜ新札切り替えが行われるのか?(ウラの理由)
以上、これら3つが「表向き」の目的ですが、「表」があるということは当然「裏」もあるわけです。では、「裏の目的」とはいったい何なのでしょうか?
それはズバリ、「タンス預金のあぶり出し」です。
タンス預金というのは、タンスにしまってあるお金に限らず、家の中や財布の中にある現金等々すべてをひっくるめて、「タンス預金」と呼ばれます。
よくあるのが、“相続税逃れのためにチョロチョロと銀行からお金を引き出して、使うふりをしてタンスに置いてある・・・”という感じのものです。
しかし、今回のように改刷が行われた後、数万円単位で旧札を使う分にはいいかもしれませんが、さすがに1,000万とか1億円とか、大きい金額で旧札を使うと目立ってしまいます。
ですから、
「この機会に新札に切り替えてしまおう・・・」と考える人がいる
「バレる前に使っちゃおう・・・」と考える人がいる
このようにタンス預金があぶり出されて、それが経済を活性化させるという目論見もあるわけです。
また、通貨の切り下げをするときに改刷が行われることもあります。
例えば1,000倍のハイパーインフレになって、通貨の価値が下がると、以前は1万円で買えたものが1,000万円出さないと買えなくなります。
1,000枚の1万円札を持って買い物に行くのは不便なので、新しい1万円を発行し、その新しい1万円に旧札1,000万円の価値を持たせる・・・こういった通貨の切り下げをするときにも改刷が行われることがあります。
しかし、今回の改刷の目的はズバリ、先ほど言ったタンス預金をあぶり出すことだと思います。
タンス預金は日本全体で100兆円前後あると言われています。このうち1%でも使われれば1兆円の経済効果が期待できますから、大きいですよね。
まとめ
以上、20年ぶりの新札切り替えについて、僕の意見を皆さんとシェアをさせていただきました。ちなみに、僕はタンス預金をするのはやめた方がいいと思っています。
なぜなら、僕はこれからもどんどん円安になっていくと考えているからです。
円安になっていくということは、現金(日本円)の価値が減っていくということですから、タンスに現金を置いておくと、どんどんその価値は目減りしていってしまいます。
どうしてもタンス預金をしておきたいのであれば、この機会にドルに交換して持っておいた方が絶対に賢いと思います。
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