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DIE WITH ZERO~本当にゼロで死ねるのか?~

公開日: 2024年06月29日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

先日、以前から話題になっていた本「DIE WITH ZERO~ゼロで死ね~」を読みました。

読んでみて共感する点が非常に多かったので、今日は「お金を使い切って死ねるのか?」というテーマでお話ししたいと思います。

 

「お金を使い切って死ぬ」と宣言している理由

僕自身、昔から「お金は生きている間にぜんぶ使い切って死ぬ」と決めており、子供たちにもそのように伝えてきました

僕は何冊か本を出版していますが、中でも一番好きなのは「魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう」という本です。

この本の中でも書いた通り、僕は子供たちに「お金は残さない」と宣言しています。

その代わり、彼らが社会人になるまでは、最高の教育と最高のサポートを与えていくと決めています。

なぜ「お金を使い切って死ぬ」と宣言しているのかというと、僕は資産ゼロの状態からスタートしているので、自分の人生で稼いだお金は生きている間に使って、社会に還元して死ぬのがルールだと思っているからです。

お金を残してもあの世には持っていけませんし、そもそもゼロから始まったのだから、ゼロでこの一生を終えるのがルールだと僕は考えています。

 

日本で景気が悪くなる理由

日本の景気があまり良くならない理由は、非常に単純です。

それは、特にお年寄りが稼いだお金を使わずに溜め込んでいるからです。

地主さんのように、先祖から引き継いだ土地や建物といった資産は、代々引き継いでいかなければならないという責任があると思います。

しかし、ゼロからスタートして自分の代で稼いだお金は、生きている間に全部使い切った方が良いと思います。そうすることで、経済も回るからです。

 

子供たちの人生と親の務め

子供たちには子供たちの人生があり、成功しようが、失敗しようが、苦労しようが、それは彼らの人生です。

親の務めは、彼らがそれぞれの人生ゲームを楽しめるように最高の教育を提供することだと僕は思っています。

仮に僕が3億円を持っていて、それを残して死んだとしたらどうでしょうか?

彼らが自分の人生ゲームを生きている中で、いきなり誰かに担がれて強制的にゴールさせられてしまうようなものだと思います。

それでは、彼らの努力を無駄にしてしまうし、自分の実力以外のところでゲームが終了してしまうのは、結構つまらないことだと思います。

 

「DIE WITH ZERO」を読んで考えが変わった

しかし、今回「DIE WITH ZERO」を読んでみて、少し考えを改めようと思い始めました。

なぜなら、生きているうちに資産を使い切ろうとしても、実際には使いきれないのではないかと思い始めたのです。

お金を使う方法には色々ありますが、例えば僕はフェラーリやランボルギーニといった、派手なスーパーカーを所有することには興味がありません

興味があるのは、そういった速い車でバチバチのバトルをすることで、壊れたらガムテープで補強してレースをすることもあります

いわゆるブランド品や高級時計にも興味がないんですよね。

最近は、自分が納得のいく家が欲しいと思うこともありますが、いい物件が見つからなければ一生賃貸のままでもいいと思っています。

お金があっても無駄なものは一切買いたくありませんし、値段の割に価値を感じないものも買いたくありません。

僕は物欲よりも経験欲が強く、家族と一緒に海外旅行に行くなど、経験を積むことに喜びを感じています。

今、僕はクロマグロを追いかけていて、クロマグロを釣るために色々とお金をかけていますが、それでも僕の財産を使い切れるほどの費用はかかりません。

普通の人から見たらお金を使っている方だとは思いますが、給料や投資からの収入が使う以上に入ってくるので、使い切ろうと思っても逆に増えてしまっているのが現状です。

 

老後のお金より、若いうちの経験に使おう

このような成金の悩みごとには、皆さんは興味がないかもしれません。

しかし、例えば今、株式投資や不動産投資をしている人たちは、いずれある時点を超えると、使う以上にお金が入ってくるスパイラルに入ってくると思います。

それが何歳になるか分かりませんが、いざお金を使おうと思った時に一体何に使えばいいのか分からなければ、何のためにお金を稼いだか分からなくなります。

だから、使う時のことも考えながら運用していった方がいいと思います。

使わないで残しておくと、今度は相続の問題も出てきますしね。

例えば、資産運用をしている人たちは、老後のためにお金を貯めたいという人が多いと思います。

しかし、高齢になって1億円を持っていたとしても、病気になってしまったら、数か月の命をつなぐために医療費として使うことになってしまうでしょう。

高度な医療は受けられるかもしれませんが、管につながれてベッドに横たわったままということにもなりかねません。

であれば、もっと元気で動けるうちに、宇宙旅行をするとか、家族と世界一周旅行をするとか、思い出や経験作りのために使った方がいいと思うのです。

しかも、その1億円を作るために10年間必死に働いていたとしたら、たった数か月の延命措置をするために、若い時の10年間の苦労を無駄にすることになってしまいます。

 

財産は子供に相続するのではなく、生きているうちに渡すべき

今回、「DIE WITH ZERO」を読んで一番考えさせられたのは、使い切れないお金を死んでから子供に相続させるよりも、生きているうちに財産を子供に渡すという話です。

死んでから相続させるくらいなら、生きているうちにお金を渡し、その使い道を子供と一緒に考えた方がよっぽど有意義です。

例えば、若いうちにお金があれば、何かにチャレンジするにしても少し高い位置からのスタートになりますから、より大きなことができるようになるでしょう。

また、そのお金を使って彼らが世界に旅に出ることで、若いうちに様々な経験をすることもできます。

会社員になると、仕事に追われて世界を見て回るなんてことはできなくなりますからね。

若いうちに旅することで得たインスピレーションは、将来の仕事や起業、投資に役立つかもしれませんし、その結果、人生というゲームをさらに楽しむことができるようになると思います。

もちろん、お金を有効に使うためには、お金や投資の教育が必要です。

しかし、親が生きているうちなら一緒に教えることができます

今、ちょうど息子が夏休みで留学先から帰ってきているので、しばらくこのような話を一緒にしてみようと思います。


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