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経営者に必要な「未来を見通す力」とは?
公開日: 2024年07月05日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
7月13日に僕が代表理事を務める一般財団法人日本不動産コミュニティー(J-REC)の勉強会「全国事例研究会」が、宮崎で開催されます。
そこで基調講演をさせていただくのですが、僕は普段から、このコミュニティーの発起人として皆さんの前で何についてお話しすべきか?ということを考えています。
空室対策や不動産を購入するテクニックなどは、僕よりも詳しい人がたくさんいるでしょう。
そこで、僕の役割が何かを考えてみると、やはり未来を予測し、「近い将来こうなる」ということをデータを用いて正確に予測し、「自分たちはどうすべきか?」を考えていくことなのではないかと思います。
将来を予測して共有する
これは僕のような立場の方だけでなく、中小企業の経営者にも同じことが言えると思います。
会社を率いて社会のために良いサービスや商品を開発し、それを普及させるためには、社内でも「将来こうなるからこうしよう」ということを共有しなければなりません。
マーケティング的にも、お客様に「こういう未来が来るから、うちはこういうサービスを提供している」ということをしっかり示さなければなりません。
だからこそ、経営者には未来を予測する力が必要なのです。
ただし、100年後の未来を予測しても意味がありません。
では、どのくらい先の未来を見据えるべきかというと、20〜30年先の少し遠い未来と、1〜2年先の近い未来を見る必要があると思います。
具体的には、経営者には少し遠い未来を予測し、1~2年先の近い未来を実現する能力と推進力が重要ということです。
ビジョンとミッションを示そう
このように、20〜30年先の少し遠い未来を見据えて準備することを僕は「ビジョン」と言い、1~2年先の近い未来に実現すべきことを「ミッション」と表現しています。
では、どうしたらこの少し遠い未来と直近の未来を見られるようになるのでしょうか。
僕は、今を否定するところから全てが始まると思います。
別に今を全否定するわけではありませんが、現在あるものは近い将来にはなくなるか、進化して別のものになると思います。
今から20〜30年前を振り返ってみても、実際あらゆるものがそうなっています。
つまり、今あるモノやサービス、常識は、10年後20年後には変わっている可能性が高いですし、どのような状態になっているのが理想なのかを考えてみましょう。
具体的なイメージがわかなくても、「すべての人にとって望ましい未来はなんだろう?」と、まずはそのような“問い”を立てることが重要であると僕は思っています。
起業時の僕のビジョンについて
僕は、22年前の2002年に起業しました。
そして、起業する3年前くらいに立てた“問い”は次のようなものです。
賃貸経営というと地主の片手間仕事としてやられているが、このまま片手間商売としてアパート経営がやっていけるのか?そしてバブルが崩壊して終身雇用がなくなった今、サラリーマンが不動産投資に参加してくるはずであり、そのときに求められるのは何なのか?
当時、アパート経営は地主の専売特許という感がありました。
その実態はアパートメーカーに丸投げでサブリースをしてもらい、片手間どころか何もしないで収入を得るような感じでした。
そんな中、2000年前後に僕が思ったことは、
不動産業界の10年後20年後を予測すると、確実に人口は減少し高齢化が進む。新設住宅着工戸数も増え続けており、今後、必然的に空室が増える。このような状況では、不動産投資は“事業”として取り組まないといけない時代になる。
というものでした。
このような流れの中で、「大家さん自らが勉強する時代が来る」と僕は確信したのです。
だから僕は、20年30年先のビジョンを「全ての人に不動産の知識を」と定め、20年30年後には、「いつでも誰でもどこでも不動産の知識を学べる」ように、全ての人に不動産教育を行き渡らせることを決めました。
ビジョンのために具体的に行動したこと
具体的な行動として、まず2003年に不動産投資に関する本を出版しました。
そして、空室が社会問題化すると予測し、翌年に空室対策本を出版しました。
さらに、アパートやマンションの飽和状態を見越し、戸建て賃貸の時代がくると読み、2007年に戸建て賃貸の本を出版しました。
そして、2011年の超円高の時期には、今後円安になると予測し、資産の毀損を防ぐために海外投資を勧める本を出版しました。
これらのテーマは、すべて僕が最初に書いたもので、全てベストセラーになりました。
ただ、僕一人が一生懸命本を書いても限界があります。
そこで、不動産の知識をいつでもどこでも誰でも学べるように、「不動産実務検定」を同じ志を持つ仲間と一緒に作ったのです。
仲間が集まったのはビジョンを示せたから
僕が誰よりも早く本を出したり、一般の投資家が学べる資格制度を作ったりできたのは、20年後や30年後のビジョンを明確に見据えていたからです。
ただ、こういったことは僕一人ではできませんでした。
仲間の力が絶対に必要でした。
多くの仲間が集ってくれたのは、「将来がどうなるのか?自分たちはどうすべきなのか?」「自分たちが何かアクションを起こすことで社会を変えられる」ということをしっかり示せていたからだと思います。
繰り返しになりますが、経営者には20年30年先を予測する能力と、1〜2年先の未来を見据えて実現する推進力が必要です。
未来を見通せる経営者になるためには、今、常識となっているあらゆることに“問い”を立てて、全方位にアンテナを張り巡らすことが重要だと思います。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
7月13日に僕が代表理事を務める一般財団法人日本不動産コミュニティー(J-REC)の勉強会「全国事例研究会」が、宮崎で開催されます。
そこで基調講演をさせていただくのですが、僕は普段から、このコミュニティーの発起人として皆さんの前で何についてお話しすべきか?ということを考えています。
空室対策や不動産を購入するテクニックなどは、僕よりも詳しい人がたくさんいるでしょう。
そこで、僕の役割が何かを考えてみると、やはり未来を予測し、「近い将来こうなる」ということをデータを用いて正確に予測し、「自分たちはどうすべきか?」を考えていくことなのではないかと思います。
将来を予測して共有する
これは僕のような立場の方だけでなく、中小企業の経営者にも同じことが言えると思います。会社を率いて社会のために良いサービスや商品を開発し、それを普及させるためには、社内でも「将来こうなるからこうしよう」ということを共有しなければなりません。
マーケティング的にも、お客様に「こういう未来が来るから、うちはこういうサービスを提供している」ということをしっかり示さなければなりません。
だからこそ、経営者には未来を予測する力が必要なのです。
ただし、100年後の未来を予測しても意味がありません。
では、どのくらい先の未来を見据えるべきかというと、20〜30年先の少し遠い未来と、1〜2年先の近い未来を見る必要があると思います。
具体的には、経営者には少し遠い未来を予測し、1~2年先の近い未来を実現する能力と推進力が重要ということです。
ビジョンとミッションを示そう
このように、20〜30年先の少し遠い未来を見据えて準備することを僕は「ビジョン」と言い、1~2年先の近い未来に実現すべきことを「ミッション」と表現しています。では、どうしたらこの少し遠い未来と直近の未来を見られるようになるのでしょうか。
僕は、今を否定するところから全てが始まると思います。
別に今を全否定するわけではありませんが、現在あるものは近い将来にはなくなるか、進化して別のものになると思います。
今から20〜30年前を振り返ってみても、実際あらゆるものがそうなっています。
つまり、今あるモノやサービス、常識は、10年後20年後には変わっている可能性が高いですし、どのような状態になっているのが理想なのかを考えてみましょう。
具体的なイメージがわかなくても、「すべての人にとって望ましい未来はなんだろう?」と、まずはそのような“問い”を立てることが重要であると僕は思っています。
起業時の僕のビジョンについて
僕は、22年前の2002年に起業しました。そして、起業する3年前くらいに立てた“問い”は次のようなものです。
賃貸経営というと地主の片手間仕事としてやられているが、このまま片手間商売としてアパート経営がやっていけるのか?そしてバブルが崩壊して終身雇用がなくなった今、サラリーマンが不動産投資に参加してくるはずであり、そのときに求められるのは何なのか?
当時、アパート経営は地主の専売特許という感がありました。
その実態はアパートメーカーに丸投げでサブリースをしてもらい、片手間どころか何もしないで収入を得るような感じでした。
そんな中、2000年前後に僕が思ったことは、
不動産業界の10年後20年後を予測すると、確実に人口は減少し高齢化が進む。新設住宅着工戸数も増え続けており、今後、必然的に空室が増える。このような状況では、不動産投資は“事業”として取り組まないといけない時代になる。
というものでした。
このような流れの中で、「大家さん自らが勉強する時代が来る」と僕は確信したのです。
だから僕は、20年30年先のビジョンを「全ての人に不動産の知識を」と定め、20年30年後には、「いつでも誰でもどこでも不動産の知識を学べる」ように、全ての人に不動産教育を行き渡らせることを決めました。
ビジョンのために具体的に行動したこと
具体的な行動として、まず2003年に不動産投資に関する本を出版しました。そして、空室が社会問題化すると予測し、翌年に空室対策本を出版しました。
さらに、アパートやマンションの飽和状態を見越し、戸建て賃貸の時代がくると読み、2007年に戸建て賃貸の本を出版しました。
そして、2011年の超円高の時期には、今後円安になると予測し、資産の毀損を防ぐために海外投資を勧める本を出版しました。
これらのテーマは、すべて僕が最初に書いたもので、全てベストセラーになりました。
ただ、僕一人が一生懸命本を書いても限界があります。
そこで、不動産の知識をいつでもどこでも誰でも学べるように、「不動産実務検定」を同じ志を持つ仲間と一緒に作ったのです。
仲間が集まったのはビジョンを示せたから
僕が誰よりも早く本を出したり、一般の投資家が学べる資格制度を作ったりできたのは、20年後や30年後のビジョンを明確に見据えていたからです。ただ、こういったことは僕一人ではできませんでした。
仲間の力が絶対に必要でした。
多くの仲間が集ってくれたのは、「将来がどうなるのか?自分たちはどうすべきなのか?」「自分たちが何かアクションを起こすことで社会を変えられる」ということをしっかり示せていたからだと思います。
繰り返しになりますが、経営者には20年30年先を予測する能力と、1〜2年先の未来を見据えて実現する推進力が必要です。
未来を見通せる経営者になるためには、今、常識となっているあらゆることに“問い”を立てて、全方位にアンテナを張り巡らすことが重要だと思います。
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