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初任給バブルが起こす弊害。会社は入ってからが勝負です
公開日: 2024年07月16日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「初任給バブルが起こす弊害」というテーマでお話ししたいと思います。
最近、大手企業を中心に給料が上がっていますよね。
政府も賃上げを促進しており、各業界に対して半ば強制的に「賃上げしろ」と言っています。
特に新入社員の初任給が大幅に上がり、“初任給バブル”と呼ばれる状況になっています。
初任給バブルの弊害
就職サイトのマイナビが行った就活生の意識調査によると、会社を選ぶ基準として「給料が良い会社」を挙げた人が23.6%もいたそうです。
給料の多さを重視している学生が多いということがわかりますね。
現在、日本の大企業の初任給は30万円が意識されるようになっているそうで、入社してすぐに日本人の平均年収に達するレベルになっています。
確かに人材不足の影響もあり、給料を高く設定しないと優秀な人を確保できないという事情もありますので当然の流れでしょう。
しかし、僕は学生さんには給料だけで会社を選ぶのは危険だと伝えたいです。
社会に価値を創造することの重要性
どういうことかというと、初任給が高いからといって将来の収入が保証されているわけではないということです。
価値を創造できない社員は会社の中で埋もれてしまい、なかなか給料が上がらない可能性が十分にあります。
給料や報酬というのは、会社にどれだけ仕えたか?ではなく、本質的には社会にどれだけ価値を創造できたか?で決まると僕は考えています。
つまり、初任給の高い会社に就職できたらそれで終わりではなく、そこからいかに結果を出すかが重要ということです。
しかし、新入社員が結果を出すまでにはそれなりに時間がかかります。
そもそも会社は、ほとんど職業訓練を積んでいない新卒社員にいきなり大きな結果を出すことは期待していません。
まずは仕事の基礎を覚えて実践を積んでいくことが一番重要であり、いきなり大きな結果を出すことは難しいのです。
就職後の姿勢で成長は変わる
とはいえ、就職してから伸びる社員と伸びない社員がいます。
その違いは、第一に「素直さ」そして第二に「積極的に仕事を取りに行く姿勢」だと思います。
正直、新入社員には雑用程度の仕事しか回ってこないと思います。
実践したことがない人をいきなり現場に出すわけにはいかないからです。
例えば見習いの寿司職人でも、いきなり寿司の握り方を覚えさせれば、数か月もあれば握れるようにはなります。
しかし、それだけでは一人前の寿司職人とはいえません。
寿司を握るためには、まずネタの仕込みが必要です。
臭みを取るための塩の振り方や筋目の切り方、湯引き、昆布締めの仕方などなど・・・さまざまな仕込み技術が重要です。
そしてネタを仕込む前段階として、皿洗いなどの雑用も当然必要です。
寿司職人として一通りのことができるようになるまでには、最低でも一年くらいは頑張らなければなりません。
仕事においては、先輩から素直に学び、積極的に先輩の仕事を引き受ける姿勢が重要です。
上司や先輩の仕事のやり方を、スポンジが水を吸うがごとく徹底的に吸収するのです。
水でタプタプになるまで経験を積むことが大事です。
乾いたスポンジを絞っても何も出てこないのと同じで、何でも吸収することが大切です。
コミュニケーションと仕事の積み上げが大事
ところが、頭の良い新入社員は変にプライドが高く、仕事の意義をいちいち問いただしたり、「こんな仕事をするために入社したわけではない」と言ったりすることがあります。
そのような態度では、上司や先輩は仕事を教えたくなくなりますし、社内で孤立してしまうこともあるでしょう。
仕事は一人で結果をだすことはできません。
社内で応援団や味方をつけることが非常に重要です。
社内で成長するにしても、外で仕事を取ってくるにしても、コミュニケーション能力が非常に重要なのです。
「何でもやらせてください。雑用は全部自分がやります。先輩は先輩にしかできない仕事をやってください」くらいの気持ちで取り組みましょう。
その方が絶対に可愛がられますし、色々な仕事も教えてもらえるようになります。
もちろん、雑用でも慣れてくればもっと効率よくできる方法を提案したりできますし、そうすることで少しずつ重要な仕事も任せてもらえるようになるでしょう。
それを積み上げていく中で、自分で仕事をクリエイトできるようになってくると思います。
若いうちはがむしゃらに働こう!
僕は、若いうちにワークライフバランスを重視して成功した人を見たことがありません。
大企業なら可能な場合もあるかもしれませんが、現実的にはワークライフバランスを取りながら年収1,000万を目指すのは無理だと思います。
20代はとにかくガッツリ働ける時期です。
レバレッジが効く20代のうちにぜひ雑用を頑張ってください。
そして、上司や先輩に気に入られることが、仕事で一人前になるための近道です。
多くの人が考えているほど会社は優しくありません。
初任給が高いからといって、その待遇に甘んじるのは避けた方がいいと思います。
良い会社に入ることはゴールではなくスタートです。
新入社員や就活中の方々には、今回の僕の戯言をぜひ聞いていただければ幸いです。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「初任給バブルが起こす弊害」というテーマでお話ししたいと思います。
最近、大手企業を中心に給料が上がっていますよね。
政府も賃上げを促進しており、各業界に対して半ば強制的に「賃上げしろ」と言っています。
特に新入社員の初任給が大幅に上がり、“初任給バブル”と呼ばれる状況になっています。
初任給バブルの弊害
就職サイトのマイナビが行った就活生の意識調査によると、会社を選ぶ基準として「給料が良い会社」を挙げた人が23.6%もいたそうです。給料の多さを重視している学生が多いということがわかりますね。
現在、日本の大企業の初任給は30万円が意識されるようになっているそうで、入社してすぐに日本人の平均年収に達するレベルになっています。
確かに人材不足の影響もあり、給料を高く設定しないと優秀な人を確保できないという事情もありますので当然の流れでしょう。
しかし、僕は学生さんには給料だけで会社を選ぶのは危険だと伝えたいです。
社会に価値を創造することの重要性
どういうことかというと、初任給が高いからといって将来の収入が保証されているわけではないということです。価値を創造できない社員は会社の中で埋もれてしまい、なかなか給料が上がらない可能性が十分にあります。
給料や報酬というのは、会社にどれだけ仕えたか?ではなく、本質的には社会にどれだけ価値を創造できたか?で決まると僕は考えています。
つまり、初任給の高い会社に就職できたらそれで終わりではなく、そこからいかに結果を出すかが重要ということです。
しかし、新入社員が結果を出すまでにはそれなりに時間がかかります。
そもそも会社は、ほとんど職業訓練を積んでいない新卒社員にいきなり大きな結果を出すことは期待していません。
まずは仕事の基礎を覚えて実践を積んでいくことが一番重要であり、いきなり大きな結果を出すことは難しいのです。
就職後の姿勢で成長は変わる
とはいえ、就職してから伸びる社員と伸びない社員がいます。その違いは、第一に「素直さ」そして第二に「積極的に仕事を取りに行く姿勢」だと思います。
正直、新入社員には雑用程度の仕事しか回ってこないと思います。
実践したことがない人をいきなり現場に出すわけにはいかないからです。
例えば見習いの寿司職人でも、いきなり寿司の握り方を覚えさせれば、数か月もあれば握れるようにはなります。
しかし、それだけでは一人前の寿司職人とはいえません。
寿司を握るためには、まずネタの仕込みが必要です。
臭みを取るための塩の振り方や筋目の切り方、湯引き、昆布締めの仕方などなど・・・さまざまな仕込み技術が重要です。
そしてネタを仕込む前段階として、皿洗いなどの雑用も当然必要です。
寿司職人として一通りのことができるようになるまでには、最低でも一年くらいは頑張らなければなりません。
仕事においては、先輩から素直に学び、積極的に先輩の仕事を引き受ける姿勢が重要です。
上司や先輩の仕事のやり方を、スポンジが水を吸うがごとく徹底的に吸収するのです。
水でタプタプになるまで経験を積むことが大事です。
乾いたスポンジを絞っても何も出てこないのと同じで、何でも吸収することが大切です。
コミュニケーションと仕事の積み上げが大事
ところが、頭の良い新入社員は変にプライドが高く、仕事の意義をいちいち問いただしたり、「こんな仕事をするために入社したわけではない」と言ったりすることがあります。そのような態度では、上司や先輩は仕事を教えたくなくなりますし、社内で孤立してしまうこともあるでしょう。
仕事は一人で結果をだすことはできません。
社内で応援団や味方をつけることが非常に重要です。
社内で成長するにしても、外で仕事を取ってくるにしても、コミュニケーション能力が非常に重要なのです。
「何でもやらせてください。雑用は全部自分がやります。先輩は先輩にしかできない仕事をやってください」くらいの気持ちで取り組みましょう。
その方が絶対に可愛がられますし、色々な仕事も教えてもらえるようになります。
もちろん、雑用でも慣れてくればもっと効率よくできる方法を提案したりできますし、そうすることで少しずつ重要な仕事も任せてもらえるようになるでしょう。
それを積み上げていく中で、自分で仕事をクリエイトできるようになってくると思います。
若いうちはがむしゃらに働こう!
僕は、若いうちにワークライフバランスを重視して成功した人を見たことがありません。大企業なら可能な場合もあるかもしれませんが、現実的にはワークライフバランスを取りながら年収1,000万を目指すのは無理だと思います。
20代はとにかくガッツリ働ける時期です。
レバレッジが効く20代のうちにぜひ雑用を頑張ってください。
そして、上司や先輩に気に入られることが、仕事で一人前になるための近道です。
多くの人が考えているほど会社は優しくありません。
初任給が高いからといって、その待遇に甘んじるのは避けた方がいいと思います。
良い会社に入ることはゴールではなくスタートです。
新入社員や就活中の方々には、今回の僕の戯言をぜひ聞いていただければ幸いです。
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