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アパートの家賃値上げ実践報告
公開日: 2024年07月12日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日はアパートの“家賃値上げ”について、僕の実践報告をお話しします。
昨今のインフレでありとあらゆる物の値段が上昇していますが、不動産業界も例外ではありません。
不動産価格は高騰し、建築費やリフォームコストも高騰・・・今後はローン金利も上がるため、積極的に家賃を上げていかないと収益が下がってしまうのは目に見えています。
ただし、日本は借地借家法によって過度に入居者を保護する仕組みになっていますから、家賃を値上げしにくいジレンマがあります。
しかし、インフレが厳しい昨今です。僕ら大家さんも家賃を上げていかないといけません。
そこで僕は以前、「まずは僕が家賃の値上げにチャレンジします!」という宣言をしました。
今回は、その実践の経過報告をしたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
家賃値上げの実践報告
結論から言うと、家賃の値上げは成功しています。
現在、僕が所有している全ての物件の家賃は、全体的に3%~5%程度上昇しています。
例えば、
• 5万円の物件 → 1,500円~3,000円の値上げ
• 10万円の物件 → 3,000円~5,000円の値上げ
といった感じで値上げを成功させました。
家賃値上げのタイミング
僕が家賃を上げるタイミングは主に2つあります。
1. 再契約のタイミング
2. 新規入居のタイミング
です。契約の途中での値上げはまだありません。
ちなみに、僕の物件は全て定期借家契約なので、オーナーである僕が提示する新賃料に入居者が納得しない場合、入居者は退去しなければならないことになります。
値上げの受け入れ状況
幸いなことに、周辺のライバル物件の家賃も上昇傾向にあるため、入居者の多くは値上げをスムーズに受け入れてくれています。
時には、「5,000円ではなく3,000円にしてもらえませんか?」といった交渉が来ることもありますが、そういった場合は柔軟に対応しています。
普通借家契約と定期借家契約の違い
しかし、普通借家契約の場合、契約更新時の値上げの成功率は大幅に下がります。
これは、普通借家契約では「入居者が新しい家賃に納得しない場合、元の家賃を払い続ければそのまま住み続けられる」という法律になっているためです。
オーナーが家賃を上げたい場合、最終的には裁判で家賃の妥当性を証明しなければならず、これが普通借家契約での家賃値上げを難しくしているんですよね。
一方、定期借家契約では、オーナーの提示する新しい家賃条件を「受け入れるか?退去するか?」の選択肢しかありません。
これが、定期借家なら家賃の値上げをスムーズに実行できる理由の一つです。
ただし僕の経験上、普通借家契約であっても約半数の入居者は値上げを受け入れてくれると考えています。
世の中全体がインフレ傾向にあるため、多くの人が「仕方ない」と値上げを受け入れやすい雰囲気にあるからです。
昨今のインフレは値上げの絶好のチャンス!
日本の家賃は約30年間ほとんど上がっていませんでしたが、今がまさに家賃値上げのチャンスと言えます。
こちらから要求しないと家賃が上がることはありません。
あなたもぜひ勇気をもって値上げに踏み切ってみていただければと思います。
契約途中での値上げに挑戦中
しかし、家賃値上げのタイミングは、「再契約(契約更新)のタイミング」「新規入居のタイミング」の2つだけではありません。
現在、当社の管理会社で実験しているのは、契約途中で家賃を値上げすることです。
例えば、エアコンや給湯器などが壊れた時など、設備更新のタイミングを狙って値上げを交渉する方法があります。
「設備を新しくするので、今、インフレということもありますし、家賃を上げさせてもらえませんか?」といった具合です。
このような機会を活用することで、通常の契約更新や新規入居時以外でも、より柔軟に家賃を調整することができます。
というのも、2年ごとの契約更新や再契約を待っていると、その間に物価が上昇してしまい、常に2年遅れの状態になってしまうんですよね。
そのため、できるだけ早いタイミングで家賃を調整することが重要だと考えています。
家賃の適切な値上げ幅とは
では、家賃の適切な値上げ幅はいくらくらいなのでしょうか?
僕の経験では、5%程度値上げできれば御の字だと考えています。これは入居者の心理的な許容範囲とも一致していると思うんですよね。
また、日本のインフレ率は年2.5%程度、賃貸契約も2年間が一般的なので、2年間で5%の値上げは世の中の経済情勢を勘案しても合理的に説明できる範疇かと思います。
まとめ
というわけで今回は、「アパートの家賃値上げ実践報告」というテーマでお話してきました。
インフレ下では家賃の値上げは避けられない課題ですが、適切なタイミングと方法を選べば、入居者の理解を得ながら実施することができます。
家賃を上げるだけではなく、設備の更新やサービスの向上も併せて実行することで、入居者にとっても快適な住環境を提供できるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください!
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日はアパートの“家賃値上げ”について、僕の実践報告をお話しします。
昨今のインフレでありとあらゆる物の値段が上昇していますが、不動産業界も例外ではありません。
不動産価格は高騰し、建築費やリフォームコストも高騰・・・今後はローン金利も上がるため、積極的に家賃を上げていかないと収益が下がってしまうのは目に見えています。
ただし、日本は借地借家法によって過度に入居者を保護する仕組みになっていますから、家賃を値上げしにくいジレンマがあります。
しかし、インフレが厳しい昨今です。僕ら大家さんも家賃を上げていかないといけません。
そこで僕は以前、「まずは僕が家賃の値上げにチャレンジします!」という宣言をしました。
今回は、その実践の経過報告をしたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
家賃値上げの実践報告
結論から言うと、家賃の値上げは成功しています。現在、僕が所有している全ての物件の家賃は、全体的に3%~5%程度上昇しています。
例えば、
• 5万円の物件 → 1,500円~3,000円の値上げ
• 10万円の物件 → 3,000円~5,000円の値上げ
といった感じで値上げを成功させました。
家賃値上げのタイミング
僕が家賃を上げるタイミングは主に2つあります。
1. 再契約のタイミング
2. 新規入居のタイミング
です。契約の途中での値上げはまだありません。
ちなみに、僕の物件は全て定期借家契約なので、オーナーである僕が提示する新賃料に入居者が納得しない場合、入居者は退去しなければならないことになります。
値上げの受け入れ状況
幸いなことに、周辺のライバル物件の家賃も上昇傾向にあるため、入居者の多くは値上げをスムーズに受け入れてくれています。
時には、「5,000円ではなく3,000円にしてもらえませんか?」といった交渉が来ることもありますが、そういった場合は柔軟に対応しています。
普通借家契約と定期借家契約の違い
しかし、普通借家契約の場合、契約更新時の値上げの成功率は大幅に下がります。
これは、普通借家契約では「入居者が新しい家賃に納得しない場合、元の家賃を払い続ければそのまま住み続けられる」という法律になっているためです。
オーナーが家賃を上げたい場合、最終的には裁判で家賃の妥当性を証明しなければならず、これが普通借家契約での家賃値上げを難しくしているんですよね。
一方、定期借家契約では、オーナーの提示する新しい家賃条件を「受け入れるか?退去するか?」の選択肢しかありません。
これが、定期借家なら家賃の値上げをスムーズに実行できる理由の一つです。
ただし僕の経験上、普通借家契約であっても約半数の入居者は値上げを受け入れてくれると考えています。
世の中全体がインフレ傾向にあるため、多くの人が「仕方ない」と値上げを受け入れやすい雰囲気にあるからです。
昨今のインフレは値上げの絶好のチャンス!
日本の家賃は約30年間ほとんど上がっていませんでしたが、今がまさに家賃値上げのチャンスと言えます。こちらから要求しないと家賃が上がることはありません。
あなたもぜひ勇気をもって値上げに踏み切ってみていただければと思います。
契約途中での値上げに挑戦中
しかし、家賃値上げのタイミングは、「再契約(契約更新)のタイミング」「新規入居のタイミング」の2つだけではありません。
現在、当社の管理会社で実験しているのは、契約途中で家賃を値上げすることです。
例えば、エアコンや給湯器などが壊れた時など、設備更新のタイミングを狙って値上げを交渉する方法があります。
「設備を新しくするので、今、インフレということもありますし、家賃を上げさせてもらえませんか?」といった具合です。
このような機会を活用することで、通常の契約更新や新規入居時以外でも、より柔軟に家賃を調整することができます。
というのも、2年ごとの契約更新や再契約を待っていると、その間に物価が上昇してしまい、常に2年遅れの状態になってしまうんですよね。
そのため、できるだけ早いタイミングで家賃を調整することが重要だと考えています。
家賃の適切な値上げ幅とは
では、家賃の適切な値上げ幅はいくらくらいなのでしょうか?
僕の経験では、5%程度値上げできれば御の字だと考えています。これは入居者の心理的な許容範囲とも一致していると思うんですよね。
また、日本のインフレ率は年2.5%程度、賃貸契約も2年間が一般的なので、2年間で5%の値上げは世の中の経済情勢を勘案しても合理的に説明できる範疇かと思います。
まとめ
というわけで今回は、「アパートの家賃値上げ実践報告」というテーマでお話してきました。インフレ下では家賃の値上げは避けられない課題ですが、適切なタイミングと方法を選べば、入居者の理解を得ながら実施することができます。
家賃を上げるだけではなく、設備の更新やサービスの向上も併せて実行することで、入居者にとっても快適な住環境を提供できるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください!
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