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親の終活!絶対覚えておきたい相続放棄。3ヶ月以内であれば相続放棄ができる

公開日: 2024年07月18日

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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は「相続放棄」についてお話ししようと思います。

特に、僕と同じ50代60代以上の人にはぜひ覚えておいていただきたい内容です。

本記事をご覧いただければ、

・50代60代の人に迫る「2025年問題」とは?
・相続に直面する前に覚えておくべきこと
・「負」動産の相続をしないために必要なこと

について理解することができますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

今後、親の実家を引き継ぐ人が爆増する

最近、「2024年問題」とか「2025年問題」とか、「●●年問題」というのがよく言われていますよね。

中でも、2025年に起こるとされている「2025年問題」は、“団塊の世代”が全員75歳以上の後期高齢者となり、社会保障費の増大や労働力不足等により、社会全体に負の影響がもたらされる・・・という問題のことです。

ご存じの通り、団塊の世代というのは戦後1947~1949年に生まれた人たちのことで、今、全人口のうちで一番多いのがこの世代です。

そして、今後この世代の人が大量に天命を全うしていくことになるわけで、その過程で起こるのが「相続」です。

実は、団塊の世代の持ち家比率は80%と言われていて、日本の平均的な持ち家比率は60%ですから、それより20%も高い割合となっています。

ということは、今後、団塊の世代の持ち家が大量に相続されることになるわけです。

しかし、団塊2世の人はすでに持ち家を持っていたり、都会に移り住んでいたりしますので、「二束三文の実家をもらっても困ってしまう・・・」ということも少なくありません。

放置して草でボーボーにしてしまうことも少なくないでしょう。

そうなると、固定資産税の優遇措置がなくなって税金は6倍に跳ね上がってしまいますし、最悪の場合、行政代執行で強制的に解体され、その解体費を請求される・・・ということにもなりかねません

一方、不動産投資家にとっては、今後このような築古戸建てが大量にマーケットに出てきますから、「これらを買って運用すればローリスクで資産が作れる!」ということを、僕はずっと発信してきました。

 

遠方で相続した物件は早めに手放す

先ほども言った通り、実家をもらったとしても、実家とは離れた都会で働いていることもあるし、田舎の実家は売ることも貸すことも難しいというケースが多いと思います。

このようなケースでは、実家を手放すことを考えた方がいいと僕は思います。

なぜなら、住んでいなくても固定資産税はかかってきますし、荒れ果ててしまわないように管理コストもかかってくるからです。

勉強して不動産実務検定2級レベルの知識を身に付ければ、運用して儲ける方法もありますが、実際はそこまで思い及ばない人の方が多いと思います。

 

3ヶ月以内であれば相続放棄ができる

もしくは、今日のメインテーマである「相続放棄をする」という方法もあります。

相続が起きて3ヶ月以内であれば、家庭裁判所で「相続放棄」の申し立てをすることによって、親の家を引き継がなくてよくなるんですね。

相続放棄をすると、プラスの資産を引き継ぐことはできなくなりますが、借金を引き継がなくてよくなります

親がアパート経営をしていて、プラスの資産以上に借金が残っている・・・

このような債務超過に陥っている場合、相続放棄をしないと膨大な借金を相続して、どうしようもなくなってしまう可能性もあります。

相続放棄は、親が死んで3ヶ月以内に決断する必要があります。

もし3ヶ月を過ぎてしまうと、借金も全部ひっくるめて単純相続したと見なされてしまうので、親が死んだからといって、ずっと悲しんでいるわけにもいきません。

ここで重要なのは、親が生きている間に、

・親の資産が借金も含めていくらあるのか?
・親が亡くなった後に実家をどう扱うのか?売るのか貸すのか?
・売るとしたらいくらで売れるのか?
・貸すとしたらいくらで貸せるのか?
・どっちも見込みなしであれば、積極的に相続放棄をする

このような選択肢を早めに話し合って決めておくことが重要です。

 

まとめ

今回は「相続放棄」について、僕の意見をシェアさせていただきました。

僕は、大量の借金が残っている債務超過のアパートを相続して、空室も埋まらず、にっちもさっちも行かなくなってしまった相続人さんを何人も見てきました。

自分の家は資産家だと思っていても、実は借金だらけだった・・・ということもありますから、資産の洗い出しは早めにやっておくことが大切です。

そして、実家が利用価値なしと考えられる時の「相続放棄」は、絶対に意識しておいた方がいいと思います。ぜひ参考にしてみてください。


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