ブログ

もしトランプが大統領になったら株、為替はどうなるのか?円高になる前に株は利確すべき?

公開日: 2024年07月24日

▼今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら


こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。

今日は、「もしトランプ氏が大統領になったら、株・為替はどうなるのか?」というテーマでお話ししたいと思います。

先日、バイデン氏が大統領選挙に出馬しないことを表明しました。

また、トランプ氏の暗殺未遂事件以降、トランプ氏の人気が高まり、再び大統領に返り咲くのでは?という見方も強まっています。

そこで今回は、もしトランプ氏が再選した場合、どのような影響が考えられるかについて考えてみたいと思います。

 

「アメリカファースト」政策とその経済的影響

まず、トランプ氏の政策は「アメリカファースト」です。

そのため、前回の在任中と同様に、国内産業を守るために関税を引き上げることが予想されています。

関税が引き上げられると、輸入が減り輸出が増えるため、ドル安・円高に振れることが考えられます。

また、国内産業を活性化させるために利下げが行われると予想されています。

利下げが行われると、日米の金利差が縮小するため、これもドル安・円高の要因になります。

 

円高の影響と日本の経済

一方で、日本が円高になると輸出企業の業績が悪化するため、結果として日本の株価は下がると見られています。

日銀は為替介入を行って円高方向に持っていこうとしていますが、円高になるとどのような影響が考えられるのでしょうか。

現在、日本のインフレはコストプッシュ型のインフレとなっているため、円高になることで原材料コストが下がり、物価上昇が和らいでくると考えられます。

もう一つは、新NISAで資産運用をしている人々に大人気のオルカンやS&P 500の運用益が出にくくなることが考えられます。

海外の投資信託、例えばオルカンやS&P 500を購入することは、私たちがドルに投資することと同じです。したがって、円高になれば為替損が生じるわけです。

仮に、トランプ氏の政策でアメリカ国内の景気が良くなって株価が上がったとしても、為替損で利益が相殺されてしまう可能性があります。

そのため、オルカンやS&P 500に投資している人は、円高になる前に利益を確定しようと考える人も一定数いるでしょう。

(もちろん、株価の上がり幅によっては、為替損を補って余りある利益になる可能性もありますが。)

 

長期的な投資戦略と見通し

しかし、トランプ氏の政策の結果、アメリカの景気が良くなれば、結局は株高になり、ドル高になります。

ドル高になれば日本は円安になります。

円安は日本企業にプラスに働くので、中長期的には株価は戻ってくると僕は考えています。

さらに、以前のブログでもお話ししたとおり、僕は今後長期的には円安トレンドになっていくと予測しています。

そのため、長期投資が前提であれば、今と変わらず積立投資を淡々と続けるのが王道だと思います。

今回の大統領選挙の前後で、為替や株価が日米でどのように変動するのか、ぜひ注目してみてください。


▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら

▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます