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日本の過疎化と都市一極集中について。過疎化が進む理由を考えてみる
公開日: 2024年07月26日
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「日本の過疎化と都市一極集中について」というテーマでお話ししたいと思います。
7月中旬にJ-RECのイベントがあり、宮崎に行きました。
その後、博多へ移動して、長崎県の対馬、高知県の土佐清水、和歌山県の那智勝浦、静岡県の下田、東京都の大島を訪れ、最後に東京に戻りました。
それで当たり前の話なのですが、東京に帰ってきたときに、人の多さにすごく驚いたんですよね。
高い建物や車も多く、それまで訪れた地方と比べると、まさに天と地の差がありました。
宮崎は特に夜間の人口が極端に少なく、繁華街以外は駅前でも閑散としていました。電車の本数も1時間に1~2本しかなく、本当に人が少なかったです。
博多では、ちょうど祇園山笠が行われていて、たくさんの人が集まっていました。観光客も多かったです。
しかし、翌日に訪れた対馬は、人が少なく高齢化が進んでいる様子が見られました。
また、土佐清水では港の近くのビジネスホテルに泊まりましたが、宿泊客は僕たちのグループ3人だけで、周辺の商店街も8割がシャッターを下ろしているような状態でした。
本当に人がいるのか?と思うほど寂れてしまっていましたね。
那智勝浦は熊野古道があるためか、意外と外国人旅行客が多く見られました。また、下田は港町なので割と活気がありました。
しかい、最後に訪れた大島は東京からジェット船で1時間程度の距離ですが、それでも観光客が多いわけではなく、全体的に寂れた雰囲気が漂っていました。
過疎化と都市集中の要因
今回の旅を通じて、過疎化と都市集中が進む要因について考えてみました。
思い至った要因は5つあります。
要因1:経済的な課題
1つ目は経済的な要因です。
都市部には企業や飲食店が集中しているため、地方に比べて多くの雇用機会が存在します。
若い人は職業選択の幅が広がりますし、より高収入を求めて都市部に移住する傾向があります。
要因2:社会的な課題
2つ目は社会的な要因です。
教育や医療・福祉サービスは都市部に集中しているため、より高度な教育を受けるためには、都市部にある大学や専門学校に進学することが一般的です。
また、医療・福祉サービスも都市部に集中しているため、高齢者がより良い福祉環境を求めて都市部に移住することもあります。
要因3:インフラに関する課題
3つ目はインフラの問題です。
都市部では公共交通機関が発達していて移動が便利ですが、地方は整備が進んでおらず、日常生活が不便です。
例えば、僕の母の故郷の土佐清水市は、電車が通っておらずバスしかありません。
電車が通っている中村市から土佐清水市まで移動するためには、車かバスで1時間かかります。
海路は開かれているものの陸路が非常に不便で、限界集落のようになっています。
昔は高知にフェリーで到着すると、中村市を通って土佐清水市に来るまでに5時間かかっていました。
今は高速道路があるため、おそらく3時間ほどで到着しますが、それでも便利には程遠いです。
要因4:政策に関する課題
4つ目は政策的な要因です。
行政はコストを抑えながら同じ行政サービスを提供するため、コンパクトシティ化を目指しています。
コンパクトシティとは:住まい・交通・公共サービス・商業施設などの生活機能をコンパクトに集約し、効率化した都市のこと。
要するに、衣食住と医療をできるだけまとめて1箇所で完結するような形にしていきたい、という思惑があるのだと思います。
要因5:文化的な課題
5つ目は文化的要因です。
田舎で生まれた若者は、一度は都市部を目指すものだと思います。文化的な刺激やチャレンジの機会、娯楽などが豊富ですからね。
都市での生活を経て地元に戻るケースもありますが、やはり一度は都市に移住する傾向が強いです。
僕も土佐清水に3人のいとこがいましたが、その内の2人は東京で働いた後に地元に戻っています。
まずは問題意識を持つことから
以上、今回の日本縦断の旅を通じて、地方の過疎化と都市への集中が進む要因や、地方を活性化させるにはどうしたらいいか?を考えてみました。
しかし、この超高齢社会の日本で地方の活性化を進めるのは非常に難しいと感じました。
最近は行政が移住支援策などに取り組んでいますが、問題を食い止めるのは難しいかもしれません。
ただ、地方に住む人が不便を感じないようにする必要はあると思います。
そのためには国の支援も必要でしょう。特に地域の産業(観光業や漁業、農業など)をしっかりと支援することも重要です。
今回、地方再生の具体的なアイデアを持つには至りませんでしたが、まずは問題意識を持つことが重要だと感じた次第です。
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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「日本の過疎化と都市一極集中について」というテーマでお話ししたいと思います。
7月中旬にJ-RECのイベントがあり、宮崎に行きました。
その後、博多へ移動して、長崎県の対馬、高知県の土佐清水、和歌山県の那智勝浦、静岡県の下田、東京都の大島を訪れ、最後に東京に戻りました。
それで当たり前の話なのですが、東京に帰ってきたときに、人の多さにすごく驚いたんですよね。
高い建物や車も多く、それまで訪れた地方と比べると、まさに天と地の差がありました。
宮崎は特に夜間の人口が極端に少なく、繁華街以外は駅前でも閑散としていました。電車の本数も1時間に1~2本しかなく、本当に人が少なかったです。
博多では、ちょうど祇園山笠が行われていて、たくさんの人が集まっていました。観光客も多かったです。
しかし、翌日に訪れた対馬は、人が少なく高齢化が進んでいる様子が見られました。
また、土佐清水では港の近くのビジネスホテルに泊まりましたが、宿泊客は僕たちのグループ3人だけで、周辺の商店街も8割がシャッターを下ろしているような状態でした。
本当に人がいるのか?と思うほど寂れてしまっていましたね。
那智勝浦は熊野古道があるためか、意外と外国人旅行客が多く見られました。また、下田は港町なので割と活気がありました。
しかい、最後に訪れた大島は東京からジェット船で1時間程度の距離ですが、それでも観光客が多いわけではなく、全体的に寂れた雰囲気が漂っていました。
過疎化と都市集中の要因
今回の旅を通じて、過疎化と都市集中が進む要因について考えてみました。思い至った要因は5つあります。
要因1:経済的な課題
1つ目は経済的な要因です。
都市部には企業や飲食店が集中しているため、地方に比べて多くの雇用機会が存在します。
若い人は職業選択の幅が広がりますし、より高収入を求めて都市部に移住する傾向があります。
要因2:社会的な課題
2つ目は社会的な要因です。
教育や医療・福祉サービスは都市部に集中しているため、より高度な教育を受けるためには、都市部にある大学や専門学校に進学することが一般的です。
また、医療・福祉サービスも都市部に集中しているため、高齢者がより良い福祉環境を求めて都市部に移住することもあります。
要因3:インフラに関する課題
3つ目はインフラの問題です。
都市部では公共交通機関が発達していて移動が便利ですが、地方は整備が進んでおらず、日常生活が不便です。
例えば、僕の母の故郷の土佐清水市は、電車が通っておらずバスしかありません。
電車が通っている中村市から土佐清水市まで移動するためには、車かバスで1時間かかります。
海路は開かれているものの陸路が非常に不便で、限界集落のようになっています。
昔は高知にフェリーで到着すると、中村市を通って土佐清水市に来るまでに5時間かかっていました。
今は高速道路があるため、おそらく3時間ほどで到着しますが、それでも便利には程遠いです。
要因4:政策に関する課題
4つ目は政策的な要因です。
行政はコストを抑えながら同じ行政サービスを提供するため、コンパクトシティ化を目指しています。
コンパクトシティとは:住まい・交通・公共サービス・商業施設などの生活機能をコンパクトに集約し、効率化した都市のこと。
要するに、衣食住と医療をできるだけまとめて1箇所で完結するような形にしていきたい、という思惑があるのだと思います。
要因5:文化的な課題
5つ目は文化的要因です。
田舎で生まれた若者は、一度は都市部を目指すものだと思います。文化的な刺激やチャレンジの機会、娯楽などが豊富ですからね。
都市での生活を経て地元に戻るケースもありますが、やはり一度は都市に移住する傾向が強いです。
僕も土佐清水に3人のいとこがいましたが、その内の2人は東京で働いた後に地元に戻っています。
まずは問題意識を持つことから
以上、今回の日本縦断の旅を通じて、地方の過疎化と都市への集中が進む要因や、地方を活性化させるにはどうしたらいいか?を考えてみました。しかし、この超高齢社会の日本で地方の活性化を進めるのは非常に難しいと感じました。
最近は行政が移住支援策などに取り組んでいますが、問題を食い止めるのは難しいかもしれません。
ただ、地方に住む人が不便を感じないようにする必要はあると思います。
そのためには国の支援も必要でしょう。特に地域の産業(観光業や漁業、農業など)をしっかりと支援することも重要です。
今回、地方再生の具体的なアイデアを持つには至りませんでしたが、まずは問題意識を持つことが重要だと感じた次第です。
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