ブログ
貯めた老後資金、85歳になっても全然減っていないというニュースを見て思うこと
公開日: 2024年08月05日
▼今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日、日経新聞で気になる記事を見つけたので紹介したいと思います。
記事のタイトルは「ためた老後資産、85歳過ぎても減少1割 長生きで節約志向」というもので、85歳を過ぎても老後資金がほとんど減っていない、というデータが紹介されていたんですよね。
このデータは、内閣府が毎年まとめている経済財政報告(経済財政白書)の原案からのもので、老後に備えて貯めていた金融資産が80歳を過ぎても平均で1~2割しか減っていないことが分かったということです。
内閣府の調査によると、年代別の世帯あたりの金融資産は年代を重ねるにつれて増えていき、60歳から64歳の定年年齢でピークに達し、その時点での世帯あたりの平均資産は1,800万円くらいあるとのことです。
ところが20年後の85歳になってもその資産は1割程度しか減っておらず、1,500万円以上残っているそうです。
つまり、多くの高齢者は、年金とアルバイト収入程度の範囲内で暮らしていることが明らかになったのです。
高齢者の節約志向の理由
では、なぜ高齢者はお金を使わないのか?その理由を考えてみましょう。
まず、長生きするリスクを考えて節約志向が高まっていると内閣府は分析しているようです。
また、子供の将来の暮らしが自分よりも悪くなった時のために貯蓄しておく・・・という傾向もあるそうです。
でも僕が思うに、85歳の高齢者の子供はすでに50代以上に差し掛かっているわけです。
50歳を過ぎてお金をもらっても子育ては終わっていますし、そんなにお金が必要になる年代でもないわけです。
むしろもっと子供が若い段階で、例えば子育てで最もお金が必要な時期に、親から子へ資金を渡せる仕組みを作らなければならないのではないかと思います。
さらに、いま国内支出の4割は高齢者が占めています。
高齢者があまりお金を使わないのに、消費の大部分を担っているため、高齢者の財布の紐が固いままだと、日本の経済にはお金が回らず、経済にも良くありません。
このまま高齢者が資金をため込んでしまうと、近い将来、政府は相続税をさらに引き上げて、強制的にお金を徴収しようとする方向に進むのではないかと思います。
あの世に持っていけるのは想い出だけ
先ほど紹介したデータによると、85歳で平均1,500万円を持っているということですが、このデータを見て僕が強く言いたいのは、
「そのお金、あの世には持っていけませんよ」
ということです。
85歳で1,500万円も持っていても、できることは限られています。アクティブに海外旅行に行ったり、毎週ゴルフや釣りに行ったりするのは難しいでしょう。
正直、使い切れないのではないでしょうか。
あの世に持っていけるのは想い出だけだと僕は思います。
だからこそ、もっと自分が動けるうち若いうちに、家族旅行をしたり、海外旅行をしたり、クルーズ船の旅をしたり、趣味などにお金を使った方がいいのではないでしょうか。
お金を使うのが下手な日本人
日本人はお金を増やすのも使うのも下手だと思います。
例えば、ヨーロッパやアメリカの人と付き合っていると、彼らは休みの間にクルーズ船に乗るなど、休暇を楽しむのが上手です。
また、有給を全部使って1ヶ月の休暇を取って、旅行するヨーロッパの人たちもいます。欧州ではそういった余暇の使い方が当たり前です。
一方、日本人は休みを取るのも非常に下手だと思います。
例えば、マイアミはクルーズ旅行のメッカですが、僕はマイアミに物件を持っているので何度も行ったことがあります。
マイアミの港には10隻ほどのクルーズ船が停泊しており、その光景は壮観です。
最近、横浜に行った際にはクルーズ船が2隻停まっていましたが、わずか2隻です。
老後の病気が心配だとしても、日本には高額療養費制度がありますので、大抵の医療費は健康保険でまかなえてしまいます。
僕は、先の短い命をつなぐために85歳で1,500万円を取っておくのであれば、もっと若いうちに家族旅行や趣味に使った方がいいと思います。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら

▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます
こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
先日、日経新聞で気になる記事を見つけたので紹介したいと思います。
記事のタイトルは「ためた老後資産、85歳過ぎても減少1割 長生きで節約志向」というもので、85歳を過ぎても老後資金がほとんど減っていない、というデータが紹介されていたんですよね。
このデータは、内閣府が毎年まとめている経済財政報告(経済財政白書)の原案からのもので、老後に備えて貯めていた金融資産が80歳を過ぎても平均で1~2割しか減っていないことが分かったということです。
内閣府の調査によると、年代別の世帯あたりの金融資産は年代を重ねるにつれて増えていき、60歳から64歳の定年年齢でピークに達し、その時点での世帯あたりの平均資産は1,800万円くらいあるとのことです。
ところが20年後の85歳になってもその資産は1割程度しか減っておらず、1,500万円以上残っているそうです。
つまり、多くの高齢者は、年金とアルバイト収入程度の範囲内で暮らしていることが明らかになったのです。
高齢者の節約志向の理由
では、なぜ高齢者はお金を使わないのか?その理由を考えてみましょう。まず、長生きするリスクを考えて節約志向が高まっていると内閣府は分析しているようです。
また、子供の将来の暮らしが自分よりも悪くなった時のために貯蓄しておく・・・という傾向もあるそうです。
でも僕が思うに、85歳の高齢者の子供はすでに50代以上に差し掛かっているわけです。
50歳を過ぎてお金をもらっても子育ては終わっていますし、そんなにお金が必要になる年代でもないわけです。
むしろもっと子供が若い段階で、例えば子育てで最もお金が必要な時期に、親から子へ資金を渡せる仕組みを作らなければならないのではないかと思います。
さらに、いま国内支出の4割は高齢者が占めています。
高齢者があまりお金を使わないのに、消費の大部分を担っているため、高齢者の財布の紐が固いままだと、日本の経済にはお金が回らず、経済にも良くありません。
このまま高齢者が資金をため込んでしまうと、近い将来、政府は相続税をさらに引き上げて、強制的にお金を徴収しようとする方向に進むのではないかと思います。
あの世に持っていけるのは想い出だけ
先ほど紹介したデータによると、85歳で平均1,500万円を持っているということですが、このデータを見て僕が強く言いたいのは、「そのお金、あの世には持っていけませんよ」
ということです。
85歳で1,500万円も持っていても、できることは限られています。アクティブに海外旅行に行ったり、毎週ゴルフや釣りに行ったりするのは難しいでしょう。
正直、使い切れないのではないでしょうか。
あの世に持っていけるのは想い出だけだと僕は思います。
だからこそ、もっと自分が動けるうち若いうちに、家族旅行をしたり、海外旅行をしたり、クルーズ船の旅をしたり、趣味などにお金を使った方がいいのではないでしょうか。
お金を使うのが下手な日本人
日本人はお金を増やすのも使うのも下手だと思います。例えば、ヨーロッパやアメリカの人と付き合っていると、彼らは休みの間にクルーズ船に乗るなど、休暇を楽しむのが上手です。
また、有給を全部使って1ヶ月の休暇を取って、旅行するヨーロッパの人たちもいます。欧州ではそういった余暇の使い方が当たり前です。
一方、日本人は休みを取るのも非常に下手だと思います。
例えば、マイアミはクルーズ旅行のメッカですが、僕はマイアミに物件を持っているので何度も行ったことがあります。
マイアミの港には10隻ほどのクルーズ船が停泊しており、その光景は壮観です。
最近、横浜に行った際にはクルーズ船が2隻停まっていましたが、わずか2隻です。
老後の病気が心配だとしても、日本には高額療養費制度がありますので、大抵の医療費は健康保険でまかなえてしまいます。
僕は、先の短い命をつなぐために85歳で1,500万円を取っておくのであれば、もっと若いうちに家族旅行や趣味に使った方がいいと思います。
▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら

▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます
